災害発生時のご飯対策
普段食べているものが基本
大きな地震や台風など、突然の災害は私たち飼い主だけでなく、一緒に暮らすわんちゃんにとっても非常に大きなストレスがかかる出来事ですよね。
けたたましく鳴り響くサイレンの音、いつもと違う周りのざわめき、そして避難場所での慣れない生活。こうした環境の急激な変化は、わんちゃんに大きな不安を与え、心身ともに疲れさせてしまいます。
そんな大変な時だからこそ、せめて食事だけはいつもと同じものを与えてあげることが、愛犬の心と体の健康を守る上でとても大切になります。
わんちゃんにとって、食べ慣れたごはんは大きな安心感につながる、いわばお守りのようなもの。
いつもと同じ匂い、いつもと同じ味や食感は、不安な気持ちを少しでも和らげ、ここが安全な場所だと教えてあげる手助けになります。
ただでさえストレスが多い状況で、食べ慣れないごはんが出てきたら、警戒して食べてくれなかったり、精神的な負担から食欲が落ちてしまったりすることも少なくありません。
また、デリケートな子の場合、慣れていないフードのが原因でお腹の調子を崩してしまうことも考えられます。
災害発生直後は、すぐに支援物資が届くとは限りません。いざという時に愛犬のごはんに困らないよう、普段から食べているドッグフードは最低7日分、できればそれ以上を常にストックしておくことを強くおすすめします。
大変な時を一緒に乗り越えるためにも、わんちゃんの日常を守る備えを万全にしておきましょう。
災害用ご飯の準備
災害が発生した直後は、私たち飼い主自身も混乱し、心身ともに余裕がなくなってしまうものです。
そんな大変な時に、愛犬のご飯の準備が少しでも楽になったら、とても助かりますよね。普段のドライフードの備蓄に加えて、開けてすぐにあげられるような災害用のフードを準備しておくことは、いざという時の大きな安心につながる大切な対策なんです。
災害時に特に便利なのが、ウェットフードやレトルトタイプのフードです。これらは一食分ずつパウチなどに入っているものが多く、計量の必要がありません。
慌ただしい避難先でも、いつもと同じ量を正確に与えられるのは嬉しいポイントです。また、お皿がなくても直接与えられるタイプなら、洗い物の手間も省けますし、衛生面でも安心ですよね!
長期保管が可能な製品が多いので、いざという時のための備蓄品として管理しやすいのも利点です。
さらに、避難袋に入れておくことを考えると、持ち運びのしやすさも重要になります。常温保存可能で、コンパクトでかさばらないものを選べば、他の防災グッズと一緒にスムーズに持ち出すことができます。
こうした便利なフードは、環境の変化によるストレスで食欲が落ちてしまったわんちゃんにとっても心強い味方です。
未来の愛犬とご自身の負担を減らすための予防として、ぜひ普段の備えに加えてみてくださいね。
管理方法と与え方のポイント
賞味期限切れを防ぐローリングストック法
愛犬のためにドッグフードを備蓄しようと思っても、「いつの間にか賞味期限が切れてしまっていた…」なんて経験はありませんか。
そんなうっかりを防ぎながら、賢く備蓄ができるローリングストック法という方法があります!これは、普段の生活の中で無理なく災害時の備えをするための、とっても簡単な管理方法なんです。
やり方はいたってシンプルで、いつものドッグフードを少し多めに買っておくことから始まります。
備蓄の適正量として、まずは1ヶ月分ほど多くストックしておくのがおすすめです。そしてここがポイントなのですが、新しく買ってきたフードを奥にしまい、手前にある古いものから普段のごはんとして使っていきます。
そうして食べた分を、また次に買う時に買い足して補充する、というサイクルを繰り返すだけなんです。
この方法なら、常に一定量の備蓄を保ちながら、フードが循環するので賞味期限を切らしてしまうことが少なく、チェックの難易度も下がります。
いざという災害時にも、食べ慣れた新鮮なごはんを愛犬に用意してあげることができます。
このローリングストック法は、ドッグフードだけでなく、愛犬が大好きなおやつでも応用可能です。特別なものを準備するのではなく、いつものお買い物のついでに少し意識するだけで始められる手軽な防災、ぜひ試してみてくださいね!
与え方の工夫
災害といういつもと違う環境では、大きなストレスや体調不良から、普段は食いしん坊のわんちゃんでも急にご飯を食べなくなってしまうことがあります。
そんな時に試してあげたいのが、ごはんの与え方を少しだけ工夫してあげることです。わんちゃんの食欲がない時は、味覚よりも嗅覚が鈍感になっていることが多いので、いかに美味しそうな匂いを立たせてあげるかが鍵になります。
一番手軽にできるのが、普段のドライフードに少しだけ風味を足してあげるトッピングです。例えば、備蓄しておいたウェットフードをティースプーン一杯ほど混ぜ込んでみてください。
ドライフード全体に美味しい香りが移って、わんちゃんの食欲を優しく刺激してくれるかもしれません。
愛犬が大好きなおやつを細かく砕いて、ふりかけのようにしてあげるのも良い方法ですね。
また、フードを人肌くらいに少し温めてあげるのも効果的です。温めることでフードの脂質が揮発し、匂いがより一層引き立つんです。
ぬるま湯で少しふやかしてあげるのもおすすめです。香りが立つだけでなく、食べやすくなったり、同時に水分補給ができたりというメリットもあります。災害時は限られた食料を大切に使う必要があります。
少しの工夫で嗜好性を高め、少量でもしっかり栄養をとれるようにサポートしてあげましょう!
レトルトフードの利便性
災害への備えとして、まずはいつも食べているドライフードを多めにストックしておくことが基本になります。そして災害用のご飯を備蓄しておくメリットも知っていただけたと思います。
災害発生時には、もしもの時のための特別なごはんも用意しておくと、さらに大きな安心につながります。
災害時は、慣れない環境のストレスからわんちゃんの食欲がガクンと落ちてしまうことも珍しくありません。
そんな時には、ドライフードとは違うタイプのフードがきっと役立ってくれるはずです。
そこでおすすめなのが、レトルトタイプのフードです。これらは香りが強いものが多いので、不安で食欲がない子の興味を引いてくれるかもしれません。
また、水分がたっぷり含まれているので、お水をあまり飲みたがらない時にも、食事と一緒に水分補給ができるという利点もあります。
災害用の備蓄品として選ぶなら、やはり長期保管できるものが第一条件です。いざという時に賞味期限が切れていた、なんてことにならないように、購入時にしっかり確認しましょう。
常温で長期保存ができるレトルトフードは予め防災バッグに入れておける利点もあります。
さらに、避難することを考えると、持ち運びのしやすさも大切なポイント。かさばらず、必要な量だけサッと持ち出せる個包装のものが便利です。
こうした対策は、未来の愛犬と飼い主さんを助けるための大切な予防です。普段のごはんに少しプラスするだけで、もしもの時の安心がぐっと増しますよ。
愛犬の一生の健康と幸せを考えたフレッシュフードを販売しているココグルメでは、獣医師監修のもと、人間が食べるものと同じ品質の国産食材のみを使用し、酸化防止剤・発色剤・保存料・着色料・調味料・香料を一切使用していない、常温で長期保存が可能なレトルトフードを提供しています!
チキンやポーク、フィッシュ、ジビエなど4つのメニューがあり、愛犬の好みや体調に合わせて選びやすいラインナップです。
レトルト加工により、食材本来の旨味や香りが引き立ち、愛犬の食欲をそそります。冷凍タイプに比べて水分量が多く、スープごはんのような食感が楽しめるココグルメのレトルトフードは災害時用の備蓄ご飯の選択肢の一つとしておすすめです!