帰宅時に喜びに満ちた表情で出迎えをしてくれたり、トイレに行く時も後を付いて来たりと、愛情表現豊かな愛犬の姿は飼い主を魅了します。
その愛らしい姿と行動に飼い主は、ついついドッグフードを与えすぎたり、散歩の回数を増やしたりしてしまいがちです。
しかし、甘えん坊な犬というのは、育て方や環境だけによるものではありません。
犬種や性格、オスやメスなどの違いも大きく影響しています。それでは、実際に甘えん坊な犬というのはどのような特徴があるのでしょうか。
甘えん坊な犬はどんな犬?特徴を調べてみた!
甘えん坊な犬にはいくつかの特徴があります。
甘えん坊な犬に見られる多くの特徴として、表情やしぐさなどの愛情表現が豊かで、人懐っこい性格ということがあります。
全身を使って甘えてくるその姿に飼い主や家族は癒やされます。
しかし人見知りや怖がりな性格の犬も飼い主との信頼感関係を築いた途端に、甘えん坊へと豹変します。
飼い主の帰宅時には、喜びに満ちた表情で甘えてきたり、全身を使って喜びを表現したりします。
さらに、慣れない環境や知らない人との交流の際は、飼い主にべったりとくっついて離れません。
基本的に、人との距離が近く、飼い主や家族と接する時間の長い犬ほど甘えん坊である傾向が強く見られます。
甘えん坊な犬の犬種をご紹介!
犬種によっても性格の傾向が異なり、「甘えん坊な性格の子が多い犬種」というものが存在します。
性格の違いは、育ってきた環境や、遺伝によるものだと考えられています。
多くの犬種の中でも特に甘えん坊な犬が多いといわれる犬種は以下の通りです。
甘えん坊な犬種1.トイプードル
犬種の中でも賢く、好奇心旺盛で運動能力が高いのがトイプードルです。
社交的な性格で、飼い主だけでなく、他人にも上手に接することができるので、犬好きの人々の中でも人気が高い犬種です。
くるくるとカールした巻き毛と小柄なその姿はとても愛らしく、子供からお年寄りまで幅広い年代の人を虜にします。
甘えるときは、その小さな体、全身を使って飛びついたり、じゃれたりなどのアピールを行います。
甘えん坊な犬種2. ヨークシャー・テリア
さらさらで、しなやかな長い毛とピンと立った耳が特徴のヨークシャー・テリアは、その小さな姿から想像ができないほど、勇敢で元気が良く活発です。
自己主張が強く、物怖じしない性格なので番犬としても活躍をしてくれます。
ただし、優しく扱ってくれない子供に吠えたりなど攻撃的になってしまう事もあるので、適切なしつけが必要です。
表情豊かなヨークシャー・テリアは、寂しいときは、そのつぶらな瞳をうるうるとさせ、甘えてきます。
甘えん坊な犬種3. ゴールデン・レトリーバー
しなやかな毛並みと、歩く姿が優雅なゴールデン・レトリーバーは、その大きさや外見とは裏腹にとても穏やかで人懐っこい性格をしています。
他の犬や動物、人とも友好的です。
また、我慢強く、学習意欲も高いので盲導犬、警察犬、介助犬などとして訓練、活躍をしている犬も多くいます。
しかし、サービスドッグとして働く姿とは異なる、子犬のようにじゃれたり、しっぽを振って甘えてくる姿は、親しみやすく多くの人に愛されています。
甘えん坊な犬種4. マルチーズ
マルチーズは、従順で明るい性格で遊ぶことが大好きです。また、温厚で大人しく、飼い主に対して従順です。
しかし、神経質で人見知りな一面もあるので、普段とは違う環境や慣れない人と接する場合に吠えることがあります。
愛らしい絹のような被毛と大きな丸い目をもつ愛らしい外見から、ペットとしての人気が高いです。心を許した家族や飼い主に対して傍を離れず、べったりとくっついてくるなど甘えん坊な姿を見せることがあります。
甘えん坊な犬種5. フレンチブルドッグ
がっしりとした体形と短い鼻としっぽを持つユニークな見た目をしているフレンチブルドッグですが、おだやかで温厚な性格で吠えることが少ないため、アパートやマンションなどの集合住宅での飼育も安心です。
飼い主に対して愛情深く、飼い主を喜ばせたり、抱かれたりすることが大好きです。
甘えん坊の犬の仕草をまとめてみた
甘えん坊な犬がみせる仕草は様々で、どの仕草も愛らしく、より一層、愛犬への愛情を深めてくれます。多くの甘えん坊の犬の仕草を以下にまとめてみました。
犬の甘える仕草1. くっついてくる
テレビを見ている時に側にくっついてきたり、ソファーでくつろいでいると側に寄り添い昼寝をしているということがあります。
これは、大好きな飼い主や家族の側をひと時も離れたくないという気持ちの表れです。
犬の甘える仕草2. 口などの顔周りを舐める
顔周りをペロペロと舐める仕草は、犬にとってコミュニケーションの手段のひとつです。
「大好き」という愛情表現をしながら、飼い主に甘えている状態です。
大好きな飼い主にかまってほしい時や、ドッグフードなどのエサが欲しい時、散歩に連れて行って欲しい時などによく見られる仕草です。
犬の甘える仕草3. 前足でタッチをする
遊んでほしい時や飼い主の興味を引きたい時などに甘えん坊の犬は、前足で飼い主の体にタッチをしてきます。
タッチの仕方も様々で控えめにちょんちょんとタッチしてくる犬や激しくバシバシとタッチをしてくる犬などがいます。
犬の甘える仕草4. パソコンやスマホなどの使用している物の間に割り込んでくる
パソコン作業やスマホを触っている時などに、飼い主と使用している物との間に体をぐいぐいとねじ込んでくる仕草です。
これは、もっとかまって欲しいというアピールです。
犬の甘える仕草5. お腹を見せる
犬がお腹を見せてくる仕草には、服従や遊びといった意味もありますが、「お腹を撫でて欲しい」という甘えの意味も多くあります。
この行動をする犬は、大好きな飼い主にお腹を撫でてもらうことで幸せを感じています。
犬によっては、頭を飼い主の体に擦り付けて、頭を撫でて欲しいアピールをする場合もあるようです。
甘えん坊だからといって甘やかし過ぎると危険!
甘えん坊の犬を甘やかすのは、悪いことではないのですが、犬の要求をすべて受け入れて甘やかし過ぎることで、犬の精神面に悪影響を及ぼすことがあります。
甘やかしによる影響のひとつとして、犬の「分離不安症」という精神病があります。
これは、少しでも飼い主と離れて過ごすだけで極度の不安やストレスによる不調に陥る状態です。
分離不安症になってしまうと、飼い主の不在時に下痢や嘔吐、ドッグフードを食べないなどといった食欲不振などの体調不良だけでなく、トイレ以外の場所での排泄や部屋の中を荒らすなど犬の行動にも変化が現れます。
甘えん坊の犬のしつけ方法
甘えん坊は確かにかわいいですが、甘やかせすぎることは飼い主の責任放棄でもあります。
散歩中や来客へ噛み付いてしまったり、他のワンコに怪我をさせたりしてしまった事件もたまに発生しています。
飼い主さんのため人、ワンコ自身のためにもきちんとマナーを守った暮らしができるようにしましょう。
甘えん坊すぎる状態が治らない一番の原因は、飼い主さんが甘やかしすぎることにあります。
吠えたり噛み付いたりわがままをいうとご褒美がもらえると一度覚えてしまうと直すのは大変です。甘えてくる時はコミュニケーションをとってあげる、飼い主の指示をキチンと守れたらご褒美をあげる、と明確に差をつけてあげましょう。
また、甘えん坊が行きすぎて、分離不安症という「飼い主と離れている状態を非常にストレスに感じて、吠えたり暴れたりしてしまう」という状況にもなりかねません。
飼い主さんが近くにいない時でも一人でお留守番できるようにするのも重要です。
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適度に甘やかしましょう
甘えん坊な犬を適度に甘やかすことで、犬は精神的に落ち着くことができ、決まった時間にきちんとドッグフードを食べたり、むやみやたらに吠えないなどのマナーやしつけをしっかりと覚えることができます。
また、飼い主は、周りに迷惑をかけることなく、安心して、愛犬に愛情を注ぎ、育てることが可能です。
犬にとって理想的な飼い主となれるように、日頃から、甘えん坊な愛犬の仕草や行動を把握して、時には愛情をかけて可愛がったり、時にはわがままを叱ったりなどのメリハリをつける事が大切です。