モコモコの毛がとってもキュートなポメラニアン。
毛が多いため、様々なカットスタイルが楽しめるのもポメラニアンの魅力の一つでしょう。
そして、今流行りのポメラニアンのカットスタイルが「柴犬カット」です。
この柴犬カットのポメラニアンはSNSでも大注目となっています。
ただ、柴犬カットをすることには、メリットだけではなくデメリットというものもあります。
愛犬に不快な思いをさせぬよう、今回は柴犬カットの特徴やメリット、注意点や失敗例について紹介しましょう。
ポメラニアンの柴犬カットとは?
#wanko コスモスもこの季節🌸 俊介の重さ、柔らかさ、温かさ、ニオイ 忘れません! pic.twitter.com/Kg3oR9fZjj
— shun mama (@keep0109) October 16, 2018
柴犬カットはその名の通り、柴犬のように毛を短くカットし、顔回りをスッキリさせることです。
柴犬カットをすることにより、全体のフォルムが丸っこく仕上がるので、可愛らしさも倍増です。
毛の長さは6mmにカットするのが最適とされており、しっぽの部分はふんわりとドーナツのような形にするのが特徴となっています。
柴犬カットをすることで、いつものポメラニアンとは少し違った雰囲気を作り出すことができます。
ポメラニアンの柴犬カットはよくない?
ポメラニアンにとって被毛は、乾燥や紫外線から皮膚を守る役割があります。
犬の皮膚はとても薄く、直射日光の影響を受けやすいため、皮膚病にもなりやすくなってしまうのです。
また、犬は汗を欠かないため、カットすると体温調節が難しくなってしまうこともあります。
極端なカットはペットの健康に悪影響を及ぼす可能性があるので、注意が必要です。
そして、ポメラニアンの毛をカットした後は、被毛が伸びるまでに時間がかかってしまうこともあります。
何回もカットすると毛質が変わり、元通りになりにくくなってしまうこともあるようです。
柴犬カットをしても何も問題ない子もいるかもしれませんが、愛犬に良くない影響を与える可能性もあるので気をつけましょう。
ポメラニアンの柴犬カットに挑戦しよう(値段や依頼時の注意)
ポメラニアンカットのメリット
ポメラニアンカットをすることにより、その子の持つ可愛さや魅力を引き立ててくれます。
また、ポメラアンは暑さに弱い犬とされています。
密集した被毛は優れた保湿機能があり、寒さには強いのですが、夏は苦手で熱中症にかかりやすいという性質があるのです。
毛を短くカットすることにより、通気性がアップし、暑さ対策になるでしょう。
そして、毛をカットすることで犬は身軽で動きやすくなり、散歩で疲れにくくなるというメリットもあります。
他には、柴犬カットをすると衛生面で良い状態を保てるという魅力もあります。
ポメラニアンの毛を伸ばしっぱなしにすると、ホコリや汚れが絡みやすくなってしまうでしょう。
毛を短くすることにより、汚れや毛玉、異物などが付着しづらくなり、清潔が保てます。
それだけでなく、毛量を減らすことによりブラッシングの手間を省くこともできます。
このように、ポメラニアンカットにはメリットとなる部分もたくさんあるのです。
値段や依頼する際の注意点は?
柴犬カットの値段は、愛犬の大きさによって変わってきますが、大体5000円前後が目安となります。
また、毛玉が多かったり、犬が暴れてカットに時間がかかったりした場合は、追加料金を取られてしまうこともあるようなので注意しましょう。
気になる場合は、お店のHPや電話などで確認しておくと安心です。
カットの頻度は、月に一回のトリミングを習慣にしている飼い主が多いようです。
ポメラニアンは、一定の長さまでしか毛が伸びないため、基本的にトリミングは必要ないとされています。
ただ、ポメラニアンの被毛タイプはダブルコートとなっており、毛が絡まりやすくなっています。
キレイな毛並みを保つためには、トリミングや、定期的なブラッシングが大切になってくるでしょう。
トリマーさんに依頼する時は、飼い主の仕上がりイメージとトリマーの仕上がりイメージを一致させることが重要です。
体型や骨格、毛量には個体差があります。
SNSを活用して柴犬カットの画像を持っていったり、「ここを少し残してほしい」などとイメージを部位ごとに伝えたりし、しっかりとコミュニケーションをとりながら完成イメージをすり合わせていきましょう。
年末年始やお盆などはトリミングサロンも混みやすくなるので、自分でカットすることにならぬよう、早めに予約することを意識しましょう。
ポメラニアンの柴犬カットの注意点と失敗例
毛が伸びてくれない
柴犬カットは毛をかなり短くするため、夏に増えるカットスタイルです。
夏に柴犬カットをすることで、身体から熱が逃げやすくなり、熱中症対策になります。
ただし、柴犬カットに挑戦する時は、切りすぎに注意しましょう。
前述した通り、カットすることで元通りの毛に戻らなかったり、伸びるまで大変な時間がかかったりすることもあるようです。
秋や冬など、肌寒くなってきた時に毛量が少ないと、犬につらい思いをさせてしまうことになってしまいます。
ポメラニアンの被毛は、身体を保湿するために必要不可欠なものです。
毛質の状態をチェックしてもらい、トリマーさんと相談しながらどのような仕上がりにするのか考えていきましょう。
ポメラニアンの柴犬カットが戻らない理由
人間もそうであるとおり毛を多めにカットすると毛質が変わることが多くあります。
ポメラニアンも同じで普段長く伸びている毛を柴犬に見えるくらいまで短くカットすると毛質が変わってしまうことがあります。
すると毛の長さが戻りにくくなることや毛の太さが変わるようなこともあるため、もとの状態に戻れないこともあります。
そのことをよく理解した上でワンコと向き合ってあげることが重要です。
結局柴犬には見えないという恐れも
柴犬カットは、短くカットして柴犬の子犬のような見た目になるのが、魅力的な部分です。
しかし、柴犬カットをお願いしたにも関わらず、どう見ても柴犬には見えないような仕上がりになってしまったという失敗も多くあるようです。
犬のトリミングは、バリカンやハサミを使った方法があります。
バリカンだと深く刈り込みすぎたことが原因で、柴犬に見えなくなってしまうことがあります。
少し値段が高くなるかもしれませんが、ハサミでカットしてもらうのがおススメです。
柴犬に見えなくてガッカリすることのないよう、信頼できるトリマーさんと相談しながら、仕上がりや毛の長さを決めていきましょう。
リスクがあることを十分に理解しよう
柴犬カットは、ポメラニアンのような長毛種を柴犬のような見た目にカットする手法です。
柴犬カットをすることにより、愛くるしさが倍増するだけでなく、暑さ対策や犬の衛生面を保つメリットがあります。
ただ、カットをすると毛の長さが元に戻らなくなってしまう可能性もあり、トリミングをする時は十分に検討する必要があります。
万が一毛が伸びにくくなってしまった場合は、お散歩の時に洋服を着させるなど、防寒や紫外線対策などのケアをしっかりおこないましょう。