チワワは若干神経質な所もあるものの、愛嬌があって特にペット業界において人気の犬種です。
またチワワにはロングコートなどの長毛種もおり、カット次第で様々なスタイルを選ぶことが出来るのも魅力です。
今回はこのチワワにおけるカットがなぜ必要なのか?カットはどのくらいの頻度でやるべきなのかといった疑問について解説していきます。
また、チワワに人気のカットの紹介や、カット料金の相場についてもご紹介していきますので、愛犬に掛けられる費用と照らし合わせてカットについて考えていきましょう。
チワワがカットに通うべき理由
結論から言うと、チワワにとってカットは必ずしも必要とは限りません。
飼い主さんがチワワをより可愛くしてあげたいという思いでカットに行くのが最も大きな理由になります。
毛の質という観点から、犬には大きく分けてトリミング犬種とグルーミング犬種の2種類が存在します。
トリミング犬種はひたすら被毛が伸び続ける特徴があり、成長が止まらないため、人間がトリミング(毛のカット)を行ってあげる事が必須となります。
一方でグルーミング犬種の毛は放っておいても丁度いい長さで止まってくれるため、抜け毛を取り除きやすくするブラッシングさえ行っておけば基本的には問題有りません。
とはいえカットしてはいけないということもありませんし、せっかくならばきれいな見た目にカットしてあげたいと思うのも親心ですよね。
またチワワも「自分のためにお手入れをしてくれている」と感じるのは心地よいことでも有ります。
チワワの毛を定期的にカットしてあげるのは決して悪いことではないので、積極的にしてあげてもよいでしょう。
またこれは地域によりますが、チワワのカットに通うことのメリットとして、同じようにチワワを飼っている飼い主さんと出会える可能性がある点もあります。
自分ひとりではわからないチワワを飼う上での苦労や工夫を共有できたり、時には親しい友人を見つけられるかも知れません。
またトリマーの方にプロ視点での良いお手入れ方法などを尋ねてみるのも良いでしょう。
地域差がありますが、交流拠点として活用できる可能性があるのです。
チワワのカットに適した頻度は?
先述の通りチワワはグルーミング犬種であるため、カットの頻度は「飼い主さんがチワワに新しいカットをしてあげたい時」で良いでしょう。
しかし飼い主さんのカット方針によっては若干違いが出てきますので、その点も分けて考えてみましょう。
全身の毛は特にカットしなくても問題ないのですが、お尻周りと肉球の間から飛び出してる毛については定期的にカットしておくと良いでしょう。
お尻周りの毛は排泄時に汚れがつきにくくなる衛生面でのメリットがありますし、
肉球の間から飛び出る毛はフローリングなどでチワワを飼っている場合、毛が肉球を滑らせて転ぶ原因になってしまったりするので、そのリスクを減らせます。
肛門周りも肉球の間の毛も、ただ余分な分をカットするだけなのでデザイン力なども不要で、飼い主さんが自分でカットする事が可能です。
なので飼い主さんがそこのカットは自分でやるのであれば、チワワのカット頻度は自由に決めて構わないでしょう。
逆に肛門や肉球間の毛のカットもトリマーに一括でお願いしたいという場合、チワワの伸び具合を観察しつつおおよそ1~2ヶ月に1回が適した頻度であるとされています。
また夏場などに体温を下げやすくする目的で行うサマーカットをしたい場合も、この頻度でカットし直してもらうと良いでしょう。
ただしサマーカットはチワワが涼しく過ごせる反面、紫外線が肌に届きやすくなってしまったり、チワワの肌を守ってくれる機能が弱くなってしまいます。
散歩の時間を調整して紫外線の少ない時間帯にしたり、いつも以上に物にぶつかってしまわないよう気を使ってあげる必要がある点は注意が必要です。
チワワの人気カット10選
サマーカット
全身の毛をやや短めに切りそろえてチワワの可愛らしい耳や四肢のシルエットがわかりやすくなるカットです。
体温がこもりにくくなるのでチワワが涼しく過ごせるメリットもあります。
また犬用の洋服を着せてあげたい時にも活躍するため特に人気が高いです。
ライオンカット
かなり特徴的でSNS映えするのが特徴のカットです。
肩辺りから下はベリーショートに刈り揃えられ、首から上と尻尾の先端だけは豊富な被毛をそのままにしているのでまるでライオンのたてがみのようになるのが特徴的です。
丸耳カット
ネズミの大人気マスコットのように耳を大きな丸を描くように切りそろえるカットです。
そのままでもカワイイですが超リボンや服などの装飾品との相性が良く人気です。
柴犬風カット
別名豆柴カットとも言われていて、丸みを帯びた形にカットすることで柴犬のようなコロコロとした印象のシルエットにすることができ、活発な性格の子と相性の良いカットでしょう。
タヌキカット
豆柴カットと似てコロコロした雰囲気のカットですが、ほっぺ部分の毛をふっくら残すことでより丸い印象を付け、たぬきのような愛らしさになります。
飾り毛カット
飾り毛カットはチワワの耳の飾り毛をそのまま活かすようなカットです。
スッキリとしたシルエットの中で飾り毛はそのままなのでその部分が強調されるのが特徴です。
とんがり耳カット
チワワは他の犬種と比べても顔の割合が大きな犬なので、その大きな耳を生かしてシャープに耳のシルエットを際立たせたカットです。
アンチエイジングカット
老齢になると毛の伸び方も変わってきますし、老けた印象がどうしてもでてきます。
それを補いまだまだ小さな子犬に見えるようにカットするのがこのアンチエイジングカットです。
桃尻カット
桃尻カットは全体をカットするのではなく、お尻の部分だけをカットする方法です。
歩くたびにお尻のプリプリとした揺れが強調されるので可愛らしく、また肛門周りの毛も切りそろえるのでお尻が汚れにくくなるメリットもあります。
ナチュラルカット
ナチュラルカットは、チワワ本来の状態から見た目を大きく変えたくないけど、清潔感を出したいという時に役立つカットです。
軽く毛をすいて切りそろえることで本来のシルエットはそのままに、きちんと手入れされた清潔感を出せます。
チワワのカットにかかる費用は?
チワワの場合、シャンプーでおよそ2500円から、カットでは3500円からが相場となっていますが、ペットサロンによって料金は大きく異なります。
これは料金設定そのものの違いだけでなく、サロンによって独自のサービスを行っていたり、カット中に犬の負担が少なくなるような特別な機材や消耗品を使っている場合があるためです。
ペットサロンにカットに出かける際は、まず事前にそのお店の情報をしっかり確認してからが良いでしょう。
カットする際は注意点などもよく確認してから行おう
チワワはグルーミング犬種なのでカットしないことでの健康面の問題はありません。
したがって飼い主さんがより愛犬を可愛くしてあげたいと思った時にしてあげると良いでしょう。
チワワは毛の伸びる速度もさほど早くないため、定期的にカットしたい場合には1~2ヶ月に1回が目安になります。
カット料金に関しては、サロンごとの違いが非常に大きいため、ペットサロンに行く前にウェブサイトなどで事前に料金を確認してから行くのがオススメです。