チワワのドッグフードの選び方！アレルギー対策やおすすめドッグフードも

日本の飼い主は小型犬が好きという方も多く、中でも特に小さくて可愛らしいチワワが好きな人がとても多いです。

しかしチワワはその体の小ささや元々住んでいた国の気候なども相まって、日本にいる柴犬などとは飼い方が異なっています。
気温や湿度等の環境はもちろんのこと、中でも影響が大きく注意が必要なのが食べ物の問題です。

今回はチワワを飼っているなら知っておきたいドッグフード選びのコツや注意点について解説します。
よりチワワに詳しくなって、愛犬がより健やかに過ごせる環境を整えてあげましょう。

チワワは小型犬の中でも特に体重も軽い犬種です。
健康的なご飯をあげるのはもちろんですが、口が小さいので粒の小さいドッグフードを選んであげましょう！

チワワってどんな犬種？体重や特徴を知ろう！

そもそもチワワとはどういう犬種なのかご存知でしょうか？
チワワとはメキシコのチワワ地域が原産とされる犬種で、世界的に公認された犬の中で最も小さい犬として有名です。

原産国がメキシコとはいえ実際には当時メキシコからアメリカへと持ち帰られた3匹のチワワを、50年という長い年月をかけて繁殖、交配、固定化などを経て現在のチワワの形になった経緯があり、メキシコ生まれアメリカ育ちと言えます。

チワワは顔のサイズと比較して大きめのくりっとした目や大きく突き出た耳、短めの鼻など子犬のままでいるかのような見た目で愛らしいです。
体の小ささもあってあまり家が広くない場合でも飼いやすく、現代では広く普及した室内犬です。

チワワは子犬のような見た目ではありますが、多くの犬に見られるように遊びが大好きで飼い主に忠誠を誓う特徴があります。
また体が小さいためやや臆病ではあるものの、比較的よく吠えるので番犬として家を守ってくれるでしょう。

体高がおよそ12cmから20cm、体重が1.5kgから3kgほどが一般的で、とにかく小さな体なため部屋のスペースなどはあまり使わず飼うことができ食事量も少なく済む点があります。
体が小さいため気温に体調が左右されやすくあまり高温、低温になりそうなときは空調で快適な環境にしてあげる必要があります。

適温は25度前後とされていますが、もともとメキシコなどの暑い地方出身なのでどちらかと言うと冬場の低温にこそ注意した方が良いでしょう。

小型犬で体のサイズがあまり極端には変化しないため低温対策のためにチワワ用の洋服を着せる家庭もあり、洋服を着たチワワの写真などがSNSなどでも人気を博しています。

この体の小ささは影響の受けやすさに直結していますので、体温と同時に食べ物の成分もしっかりと管理するのがチワワの健康を保つために必要不可欠です。

チワワ用ドッグフードの選び方

栄養価の高いドックフードを選ぼう

チワワの食の問題として多く上がりやすいのが、愛犬がドッグフードをあまり食べてくれない点です。
もちろんドッグフードの成分も非常に重要であることに間違いはありませんが、それ以前に食べてくれないと栄養が足りずにチワワの健康状態は悪化してしまいます。

好みなどは個体によって多少の変化が出てきますので、犬の食いつきが悪いなと思ったら他の商品なども試して食いつきの良いドッグフードを探すと良いでしょう。

その際に試すドッグフードを選ぶ時にはやはり高蛋白のものを選ぶべきでしょう。
カロリーが高いとチワワが無駄に脂肪を溜めてしまい健康的とは言えなくなってしまいます。

チワワは小型とは言えやはり犬であり、もともとが肉食に近い雑食動物ですので成分表には大豆などの植物性蛋白質よりも、鹿肉や牛肉といった動物性蛋白質が入っている物の方が消化吸収がしやすく、チワワの少ない食事量でも十分に体を作る栄養を補ってくれます。

この鹿肉や牛肉、豚肉といった表記にこだわるのには理由があり、例えば〇〇ミールといった材料名で表記されている場合はどんな肉が使われているかわかりません。

最悪病気にかかっていた動物の肉や、腐敗していた肉を消毒して使っている可能性も出てきますので材料欄に〇〇ミールではなく〇〇肉と表記されている物を選ぶことが重要です。

ドッグフードには「ヒューマングレード」と明記されている場合がありますが、これは人間が食べても良いレベルの品質を保証するものですので、安全なドッグフードを選ぶ際のポイントになります。

食いつきの良いドッグフードがおすすめ

チワワの健康のためにいくら栄養価の高いドッグフードを選んであげても、キチンと毎食食べ切ってくれないと意味はありません。

チワワは好き嫌いが激しく、食べムラの多い犬種とも言われており、質の良いドッグフード選びだけではなく、食いつきがよく食べ続けてくれるドッグフード選びという視点も重要になります。

指向性の高いドッグフードは、

肉や魚などの動物性タンパク質の香りが強い
ウェットフードである

という様な特徴があるため、スーパーで売っているドライフードから選ぶのではなく、ウェットフードの棚も試してみたり、通販だけで売っているような商品を選んでみるのもオススメです。

ただしドッグフードをなかなか食べてくれない理由はいくつか考えられるため、ドッグフードを変えるだけでは解決しない場合もあるので注意が必要です。

ドッグフード、愛犬の餌の選び方を犬種・体型・年齢別で解説！

おすすめは手作りご飯のココグルメです。

ココグルメは、食材はすべて人間の食品に使用される食材(ヒューマングレード)を使用しており、学校給食を手がける給食工場で１つ１つ人の手で作っています。

今なら送料無料980円でお試しできるキャンペーンも実施中です！

わがままなチワワはドッグフードを食べない

好き嫌いが激しくなってしまう理由は、「わがまま」になってしまっているというのも考えられます。

普段ドッグフード以外にトッピングやささみなどの生食、おやつを多く与えている方は、賢いチワワは「待っていればもっとおいしいご飯が出てくる」ということに気づいてしまっていることも考えられます。

ドライフードは人間でいうと煎餅を毎日食べている様なものなので、決して美味しくて満足できるご飯とは言えません。
ですので、ドライフードを毎食食べ切ってもらうためには、他のご飯を与えないようにし、しつけをやり切るのも重要です。

とは言えせがまれたらどうしても与えちゃう気持ちもわかるので難しいですよね、、、

高齢なチワワはドッグフードを食べなくなる

チワワに限らず一般的に高齢になるとドッグフードを食べなくなります。

運動量が減るためお腹が少なくなるということもありますが、それ以上に咀嚼力や飲み込む力が弱くなってくると、どうしても乾燥したドライフードを食べにくいということが挙げられます。

近年は特に犬の平均寿命もどんどん長くなっており、成犬である期間よりも高齢犬として生きる期間の方が長いこともあります。

高齢犬になってもより元気に長生きしてもらうにはもちろん食事をしっかり摂ってもらうというのは重要です。
チワワが高齢になってきたら、より嗜好性の高いウェットフードを与えてみるのがオススメです。

チワワが病気でドッグフードを食べてくれない

高齢やわがままによる食欲の低下は生活していく上で仕方がない側面もありますが、病気でドッグフードを食べる元気がないというのは危険です。

チワワが病気にかかってしまったときは、ただ食欲がないだけではなく、下痢や尿、目やにや涙やけ、仕草などで弱っていることがわかります。
食事の様子だけではなく、普段からチワワのことを観察してあげることが大事です。

万が一病気の可能性がある場合は、必ず動物病院でみてもらう様にしましょう。

関節サポート成分が入っているドッグフードがおすすめ

また、チワワは体が小さく関節に問題を抱えやすい犬種です。
チワワは世界で一番小さい純血種の犬種で、世界一小さい犬・体高部門でギネス記録をもつ子もいるくらい小さく、華奢な犬種です。

体が小さいほど骨や関節にかかる負担は大きいため、チワワは生まれつき骨や関節に問題を起こしやすい犬種です。
特に老犬になると運動できなくなったりすることにもなりかねないため、注意が必要です。

チワワに多いバテラという膝のお皿の脱臼は、体が小さいチワワほど発症率も高いと言われています。
小学生程度の身長の子供がチワワを抱っこしたくらいの高さでも、暴れて飛び降りた拍子に骨折してしまったなどということも聞くくらいです。

関節疾患を予防するための必要な栄養素はグルコサミンやコンドロイチンと言われる栄養素です。
コンドロイチンは関節の軟骨に必要な成分で、負担に負けない強い関節を維持するために必要不可欠です。

グルコサミンはこの軟骨がすり減ってしまうのを抑えて、関節の動きをなめらかにする働きがあります。
この2つをバランス良く食べさせることが、チワワを元気に走り回れる体を維持することに重要な部分になりますので選ぶ際には特に注意して見ておきましょう。

関節の怪我を防止するためには、ドッグフード選びだけではなく、足周りの毛を定期的にトリミングしてあげたり、自宅の床をフローリングではなくカーペットにするなど、チワワが足を滑らせにくようにする工夫も重要です。

また、関節サポート以外にも、ロングコートチワワなどの毛並みが美しい犬種の場合は、オメガ3脂肪酸もしっかりと食べさせてあげる必要があります。

オメガ3脂肪酸は皮膚や毛の育成を促す作用があり、毛並みを改善したり皮膚の状態を良くしてくれる働きがあります。
犬の毛艶が気になる場合に特に重要視してみると良いでしょう。

アレルギー予防に配合成分をチェック

犬もまた人と同じように、一般的には大丈夫なはずの食材に対して免疫が過剰反応してしまう「アレルギー反応」が出ることがあります。

人の場合はスギ花粉や金属などもありますが、犬の場合は食べ物に関するアレルギーが多くなっています。
飼っているチワワにアレルギー反応と思われる物が見られる場合はまずドッグフードの成分を疑う必要があるでしょう。

ドッグフードは総合栄養食なので様々な食物が使われており、どれが原因なのか判断するのが難しいです。

特にアレルギーの原因になる確率が高い食材を挙げますので、アレルギー症状が出ている際はまず原因が疑われる食材の入っていないドッグフードに切り替えて様子を見ながら、どの食材がそれなのかを探って行くと良いでしょう。

犬のアレルギーの2つの種類

犬のアレルゲンとしては大きく、環境アレルギーと食物アレルギーの2つに分けることができます。
今回はドッグフードについて考察していくため、その中でも食物アレルギーについて詳しくみていきましょう。

まず、犬のアレルゲンとして代表的な事例をいくつか挙げてみました。

牛肉
大豆
とうもろこし
乳製品
小麦
鶏卵

ここを見ると、大豆や小麦、トウモロコシなどの植物が多いことに着目してみましょう。

犬は本来、野生動物を狩って生活していた肉食に近い雑食動物でした。
しかし、人間とともに生活をするようになってから人間の主食である米や穀物などを食べるようになり、現在では雑食の動物になったと言われています。

しかし、本来は肉食に近い動物。
体の構造上では穀物などの炭水化物は消化しにくく、消化器官に大きな負担を強いてしまっているのです。

こうした負担がストレスになり、アレルギーを発症する原因の１つになってしまっていると言われています。
ですので、これらの穀物などは避けるのがベター。

そこで近年注目されているのが、グレインフリーのドッグフード！
犬にとって消化の負担になったり、アレルゲンとなる穀物を一切使用せずにレシピを考えられたフードで、大手ドッグフードメーカーからもグレインフリーの商品ラインナップが充実してきています。

低価格のドッグフードは価格的な魅力はあるものの、原材料で徹底的なコストカットを断行しているため、量のカサ増しのために穀物を使用しているものがほとんどです。
ワンちゃんの健やかな成長のためにも、グレインフリーで身体に優しいフードを選んであげましょう。

また、肉類にも注意が必要です。牛肉についてはドッグフードのメインとして使われることは少なく、チワワのご飯を手作りしている場合に、人が食べる物で手に入りやすいことからチワワにも食べさせている事が多いお肉になります。

どのお肉でも可能性はゼロではありませんが、肉類の中でも比較的アレルギーになりにくいと言われているお肉が、鶏肉、鹿肉、ラム肉、馬肉となっており、市販のドッグフードは多くの場合これらのお肉を使っています。

買うドッグフードを変える時はこれらのお肉を選ぶようにするとより安全と言えます。

また香料や保存料などの添加物も避けたほうが良いでしょう。
これらは人間の食べ物でも問題となっていますし、体の小さいチワワにはより大きく影響を及ぼしてしまいます。

アレルギー症状を引き起こす可能性が高いだけでなく、添加物に対する拒絶反応で下痢を起こしてしまうこともありますし、発がん性の有る添加物などが使われていると重大な健康被害につながる可能性もあります。

ドッグフードを選ぶ際には添加物と穀物は入っていないものを選ぶのが重要なポイントと言えます。

チワワの健康とドッグフードの関係

チワワは犬種の特徴上、歯が弱いため定期的な歯磨きが重要なのはもちろん場合によっては獣医師先生にみてもらう必要があります。

チワワがぷるぷる震えているのをみた事がある人も多いかと思いますが、足の骨が細く膝関節も弱いため、関節に炎症を起こしてしまう事もあるため、注意が必要です。
また、目が出っ張っている犬種のため目の感染症や外傷による失明などにも特に注意が必要と言われています。

このようにチワワは他の犬種と違い体が弱い種類でもあるため、普段の健康管理や注意はもちろん、ドッグフード選びもチワワらしいフードを選んであげると良いでしょう。

その際、「チワワ向けドッグフード」と銘打って販売しているドッグフードももちろん良いです。
記載されていなくても良質なタンパク質を持った肉や魚をふんだんに使ったドッグフードや、化学合成された添加物が少なく消化に優しいドッグフードを選んであげれば間違いはありません。

犬は犬種によって体の大きさや生態が大きく異なりますが、遺伝子上の違いはほとんどなく必要な栄養素もほとんど違いがありません。
AAFCO(米国飼料学会)によると、年齢や体重によって必要とするカロリーは異なりますが、栄養バランスは同じ配合が必要であるとされています。

犬種別のドッグフードであることにこだわらず、広く健康的なドッグフードを選ぶようにしましょう。

体の小さいチワワだからこそ質の高いドッグフードを選ぼう

体の小さいチワワだからこそ、食べ物から受ける影響は人一倍大きな物になります。
また室内犬として長い年月をかけて交配されてきた犬種でもあるので体も強い方ではありません。

さらに、もともと食べる量が少ないため、効率よく栄養分を吸収する必要があります。
質の悪いドッグフードは原材料の質が非常に悪いと言われており、消化に負担をかけてしまうことが挙げられます。そうなってくると、チワワが一層食事を嫌いになってしまうかもしれません。

それを避けるためにも、ワンちゃんが食事を楽しみに感じてもらえるように手作りごはんに挑戦したり、少しの量でも効率よく栄養を吸収できる質の高いドッグフードを選んであげることがおすすめです。
また、ドッグフード選びにおいては、先ほど説明したアレルギーについてもしっかり理解しておくことが必要不可欠です。

低カロリー高たんぱくな栄養素を含み、アレルギーの原因となる余分な添加物などを入れていないドッグフードを選ぶことがチワワの健康を守る重要な要素です。
アレルギーに関しては個体差が大きいので原因を探るのはいろいろと試す必要がありますが、その労力に見合う愛情と愛嬌を振りまいてくれるチワワのために頑張ってみましょう。