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グレインフリーのドッグフードとは?他との違いや選び方も解説

最終更新: 2024.05.27
グレインフリーのドッグフードとは?他との違いや選び方も解説
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グレインフリーのドッグフードが増えてきているため、愛犬に与えるかどうか迷っている飼い主の方もいるかもしれません。

こちらでは、そのような方に向けてグレインフリーの基本的な説明をして、アレルギーとの関係も紹介します。

グレインフリーは、ドッグフードを選ぶときの必須条件ではありませんが、ドッグフード選びを進める上で、選択肢を広げるためにも、どのようなものか知っておきましょう。

ドッグフードの「グレインフリー」ってなに?

犬は野菜や果物など、さまざまな種類の食材を食べる生き物ですが、一番消化しやすいといわれているのが牛や鶏などの肉です。

これは犬が野生の頃からの食性からきており、人間のペットとして飼われてからは雑食が強くなっていますが、本来は肉食が強いんです。

そして、その反対に消化しにくいといわれているのが小麦やトウモロコシなどの穀物です。
消化がしにくければ、身体に負担がかかるため、穀物は与えないほうがよいという考えがあります。

そこで、登場したのがグレインフリーのドッグフードです。

グレイン(Grain)という単語は、日本語に訳すと穀物なので、グレインフリーは穀物なしという意味です。

表記があるドッグフードには、小麦、トウモロコシ、大豆などの穀物が一切含まれていないため、消化が苦手な食材を愛犬に与えずに済むようになります。

グレインフリーとグルテンフリーの違い

ちなみに、グレインフリーと似た言葉で、グルテンフリーという言葉があります。

このグルテン(Gluten)は小麦などの麦類に含まれるタンパク質のことなので、パッケージに載っているのなら、そのドッグフードには小麦が含まれていません。

グレインフリーの場合は、小麦などの麦類だけではなくとうもろこしなどの穀物類全てを含まないことを意味します。

グレインフリーならばグルテンフリーでもあると言えますが、グルテンフリーであっても必ずしもグレインフリーではあるとは言えません。

グルテンフリーの場合は、ほかの穀物は含まれている可能性があるので、愛犬に与える場合は注意をしましょう。

グレインフリーのドッグフードならば、小麦を含むすべての穀物は含まれてはいません。

ドッグフード、愛犬の餌の選び方を犬種・体型・年齢別で解説!


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「グレインフリーだから良い」は間違い!ドッグフードの栄養配分を調べよう

グレインフリーというのは、穀物を使っていないことを表しているだけです。

そのため、グレインフリーと説明されていても、よいドッグフードの証にはならないので気をつけましょう。

もしも、本当によいドッグフードを食べさせたいのなら、栄養配分を調べて、愛犬にとって必要な栄養が配合されているものを選定する必要があります。

栄養配分はパッケージにも記載されていますが、メーカーのホームページの製品紹介のほうがさらに詳しく載っているので見にいきましょう。

栄養配分だけではなく、愛犬に食べさせることのメリットやデメリットも掲載されています。

ホームページの製品紹介をチェックすれば、カロリーはもちろん、タンパク質や脂質などがどのくらい含まれているのか確認が可能です。

そちらの数値を参考にすれば、愛犬にベストなドッグフードを購入できるようになります。

ただ、本当にピッタリのものを見つけたい場合は、犬種や年齢など、愛犬のデータも必要です。

チワワとセントバーナード、幼犬とシニア犬では、必要とする栄養素は異なるので、何が必要なのか勉強した上で選ぶようにしましょう。

なお、愛犬のことを考えて、完璧な栄養配分のドッグフードを用意できたとしても、食べてくれないのでは意味がありません。

そのため、グレインフリーと栄養配分だけではなく、食いつきのよさも考えてあげましょう。

味や香りなど、食いつきのよさを追求したドッグフードはいくつもあるので、愛犬の好みに合うものがきっと見つかります。

ドッグフードのレビューを行っている個人サイトもあるため、実際の利用者の意見を参考にすることも可能です。

グレインフリーのドッグフードはアレルギー対策になる?

愛犬に、かゆみや下痢などのアレルギーかもしれない症状がでているのなら、まずは動物クリニックに連れていって、ドクターに診察してもらいましょう。

動物クリニックでアレルギー検査をしてもらえれば、何が原因で、その症状がでているのかハッキリとさせてもらえます。

アレルギーではないことが原因で、よくない症状がでている可能性もあるので、専門家の意見をきちんと聞くようにしましょう。

もしも、アレルギーの原因がとうもろこしや小麦などの穀物ならば、グレインフリーのドッグフードがアレルギー対策となります。

 

ただし、穀物だけではなく、複数の食材にアレルギーを持っている可能性もあるので、グレインフリーにしたからといって症状が必ず治まるわけではありません。

そのため、グレインフリーのドッグフードを購入するときは、公式ホームページやパッケージの成分表を見て、何が含まれているのか把握しましょう。

そこに愛犬のアレルギー食材が記載されていなかったのなら、かゆみや下痢の対策として利用できることになります。

アレルギー検査の結果があれば、ドッグフードに問題の食材が含まれていないか判断するのは簡単です。

牛肉や鶏肉など、ドッグフードに含まれていることが多いものがアレルギーの原因となるケースもあるため、しっかりと調べて、使われていないものを用意してあげましょう。

グレインフリーのドッグフードと健康に関する研究結果

ここまで説明した通り、犬の生態や進化の課程を踏まえるとグレインフリーのドッグフードの方が健康に良さそうに感じると思われます。

しかしながら、これは健康に関する考え方のうちの一つに過ぎません。

人間の栄養学でもそうで有るように、健康そのものは食事だけではなく日々の運動やストレス状況など様々な要因が関与しており、明確な方針を打ち出せるようになるためには非常に長い期間の調査研究が必要になります。

また、食生活にも流派があるため、「グレインフリーのドッグフードを選ぶべき」という考え方はいくつかある流派の内の1つだと考えていただけるのがいいかと思います。

逆にグレインフリーのドッグフードはよくないのではないか?という調査結果もあるため紹介しておきます。

FDAは、犬の拡張型心筋症(DCM)と特定の穀物を含まないドッグフードを食べている犬との間の食生活の関連性を調査しています。懸念の食品は、主成分として記載されているエンドウ豆やレンズ豆、他の豆類の種子、またはジャガイモなどの豆類を含むものです。FDAは、数ヶ月から数年の期間、これらの食事を食べていた犬のDCMの報告を受けた後、この問題の調査を開始しました。DCM自体は犬では珍しいとは考えられていませんが、これらのレポートは、病気は通常、病気になりやすい犬の品種で発生したので珍しいです

What Dog Owners Need to Know About the FDA’s Grain-Free Diet Alert and DCM

これは2019年に行われた犬の心筋症と食生活の関連性を研究した際にわかったことで、グレインフリーの食生活を送っていたワンちゃんの心筋症の割合が多かったということがわかっています。

しかしながらこの調査研究では、

現時点では、これらの成分がより広い範囲の犬のDCMの原因であるという証拠はない

とも記載されており、「グレインフリー」だから心筋症が起こったとは言えない、とも言及していました。
また犬は生きていく上で、心筋症だけではなく、アレルギーや肥満、高血圧、癌などさまざまな病気のリスクにさらされています。

1つ1つの研究結果や健康トレンドにビクビクするのではなく、対極的にワンちゃんの健康を気遣ってあげること、そして少しでもリラックスして楽しい時間を愛犬と過ごしてあげることが重要です。

ドッグフードの「グレインフリー」を正しく理解しよう

穀物を食べてもまったく問題がない個体もいるため、ドッグフードはグレインフリーでなければ駄目だということではありません。

ただし、消化が上手くいっていなかったり、アレルギーの心配をしたりするのなら、グレインフリーのドッグフードの利用を考えましょう。

どのようなドッグフードを与えるとしても、愛犬のことをしっかりと考えて選定することが重要です。

グレインフリー以外にもドッグフードを選ぶ際には以下の点に注意!

グレインフリーのドッグフードに関する説明をこれまで簡単にしてきました。

もちろん、ドッグフードを選ぶ上で穀物(グレイン)を考慮することは非常に大切です。

しかし、何よりも大切なのは「その子に合っているフードを選ぶ」ということ。

そこで、グレインフリーに考慮しつつも、その子に合ったドッグフードを選ぶための着眼点をまとめてみます。

①犬種で選ぶ

犬は大きく分けると「小型犬」「中型犬」「大型犬」に分類することができます。

それぞれのタイプで体の作りは異なるため、必要とされる栄養素や栄養バランスが異なってきます。

また、小型犬の方が大型犬の方が消費するカロリー効率が良かったりもするんです。

大手ペットフードメーカーは犬種ごとの商品ラインナップも非常に充実しているため、犬のタイプに合ったフードを選ぶようにしましょう。

②ライフステージで選ぶ

ライフステージとはそのワンちゃんの成長においてどのステージにいるかということを指しています。

例えば子犬の場合、母親の母乳で成長しますが、3週間から4週間程度でドッグフードに興味を持ち始めます。

子犬は急激に成長が進むため、成人した犬よりもたくさんの栄養を必要とします。

そのため、骨を成長させるカルシウムやリン、マグネシウムなどのミネラル分も重要ですし、筋肉量を増やすための高たんぱく質な食事が不可欠です。
 
加えて、子犬は抵抗力が弱いので、抗酸化物質のビタミン類などが配合されたドッグフードが販売されています。

ビタミンやミネラルは良いのですが、着色料や化学保存料が多いものは将来に悪影響を及ぼす可能性があるため、なるべく避けたほうが良いでしょう。
 
子犬はたくさん動くのでたくさんの食事を必要としますが、一度に大量のエサを与えると胃に負担がかかるため、1日3回程度に分けてみましょう。

このように、子犬や老犬などは食事において特別な配慮が必要な場合があります。

それぞれのライフステージを的確にまとめて、その子に合ったフードをあげましょう。

グレインフリーのドッグフードをお探しの方へ

ドッグフードを探す際、グレインフリーという指標はワンちゃんの消化に不安をお持ちの方がぜひ考えていただきたい指標です。

その中でも特に、アレルギー物質である「小麦」が含まれていないことを意味する「グルテンフリー」は必ず抑えてておくべきだと言われています。

 

ココグルメはグルテンフリー・グレインフリーのドッグフードであり、素材そのものを生かしたフレッシュフードなので、どんな食材が含まれているかが一目瞭然です。

アレルギーを心配される方にぜひ選んでいただきたいドッグフードです。

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