愛犬においしいものを食べさせてあげたくて、手作りごはんを頑張って準備されている方も多いことでしょう。
しかし、手作りごはんはドッグフードよりついつい高カロリーになってしまいがちで、愛犬の健康面を心配されている方もいるのではないでしょうか。
ここでは、手作りごはんを与える際の注意ポイント、正しい与え方について解説していきますので、愛犬の食事と健康管理について知識や理解を深めていただき、ぜひ今日から実践してみてはいかがでしょうか。
犬の手作りごはんは食いつきが良くて太る?
ドッグフードなどに比べて、手作りごはんだと犬の食いつきがよくなる場合が多く、作る側もモチベーションが上がります。
しかし、ここで張り切ってごはんをたくさん準備して与え続けていると、愛犬が太る原因になってしまいます。
食いつきがいいからといって、脂身を含むひき肉や、魚の切り身など、高カロリー・高タンパクな食品を高頻度で与えたり、またローカロリーな野菜や果実であっても、たくさん与えすぎたりしてしまうと食べ過ぎになってしまいます。
手作りごはんは愛犬が太り原因にもなりうることを意識しておき、食事管理には注意を払う必要があります。
もし自分で手作りご飯を作るのが大変…という場合は、獣医師監修の手作りドッグフード「ココグルメ」を試してみてください。
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犬の手作りごはんで太らないための適正カロリーとは?
犬の年齢、体重、種類、避妊や去勢の有無により適正カロリーは異なります。
また、毎日外に出てお散歩で運動している犬と、お部屋で過ごすことの多い犬でも1日の消費カロリーが変わってきます。
愛犬の適正カロリーを正確に把握したい場合は、「犬カロリー計算」などのキーワードでインターネット検索すると、ペット用品店や獣医師が監修したカロリー計算ツールが付帯されたサイトがヒットします。
ここで、年齢や普段の運動量、避妊・去勢手術の有無などを入力すると自動的に1日あたりの適正カロリーが計算され、画面に表示されますので、手作りごはんを与える際の目安として活用することができます。
ボディコンディションスコア
カロリー計算とは異なりますが、ボディコンディションスコア(BCS)という方法で犬の適正体重を知ることができます。
こちらもインターネット検索でヒットしますので、詳細はサイトで確認できます。愛犬の健康管理ツールとして活用可能です。
簡単に説明すると、犬のくびれのチェックしたり、左右の肋骨のあたりを触ったとき骨の当たり具合をみることで、痩せすぎや太りすぎを判断する方法で、5段階で評価される仕組みになっています。
犬に必要なカロリーの量の計算方法
犬に必要なカロリー量については、様々なウェブサイトに計算方法が掲載されていますが、最も一般的な計算方法をこちらでご紹介します。
愛犬が一日で必要なカロリーは、あくまでも運動量やライフステージなどの変数によって個体によって差があるため、参考程度としましょう。
犬に必要なカロリー量ですが、以下の式に表すことができます。
【安静時のエネルギー要求量×ライフステージ】
ここで気になるのが、「安静時のエネルギー消費量」とはなになのかという疑問点。安静時のエネルギー消費量は、端的に表すと、「生きているだけで必要とされるエネルギー」のことを指します。
安静時のエネルギー消費量は以下の計算式で算出することができます。
その1. 愛犬の体重を3乗する。(体重×体重×体重)
その2. ルート(√)を2回押す。
その3. その1とその2の答えに70を掛ける。
安静時のエネルギー量を算出したら、その数字にライフステージを掛け合わせてあげましょう。
- 生後4ヶ月までの幼犬:3.0
- 生後4ヶ月から1年までの幼犬:2.0
- 避妊・去勢済みの成犬:1.6
- 避妊・去勢なしの成犬:1.8
- 7歳以上で避妊・去勢済みの中高齢犬:1.2
- 7歳以上で避妊・去勢なしの中高齢犬:1.4
- 肥満傾向の成犬:1.0〜1.2
この掛け算をすることで、愛犬が一日に必要としているカロリー量を算出することが可能です。
手作りごはんはカロリーの適正な量を与えることが重要
ご飯をたくさん食べてくれることはとても嬉しいですよね。
太ってしまうことが不安な飼い主さんは、上で説明したカロリー計算やボディコンディションスコアを参照しながら、愛犬に与える適正量を探してあげましょう。
適正量であれば太る心配もありませんし、愛犬の成長を妨げることも決してありません。
手作りごはんを与える上での適正量はライフステージや体重、普段の生活習慣によって変わってくるため、一概に「この犬種にはこの量」と決めることはできません。
また、手作りごはんに挑戦する上で、栄養バランスを整えることも忘れてはなりません。
犬の食性は、現在では雑食に近いと言われているものの、本来は狩りをして生活をしていた肉食の動物です。
ですので、主なエネルギー源はタンパク質になります。
人間の食事と同じ栄養バランスの手作りごはんを与えていると、炭水化物の取りすぎになってしまい、体調不良や食生活の乱れにも繋がります。
ですので、手作りごはんに挑戦する飼い主さんは総合栄養食の基準を参考に手作りごはんに挑戦してみてはいかがでしょうか。
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また、適正量についても注文の段階で適切な量を教えてもらえるから安心です。
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愛犬が太らないために!手作りごはんの与え方
手作りごはんによって犬が太ってしまう場合、与えすぎていることに加えて、選んだ食品によってカロリーオーバーしていることが原因として考えられます。
注意が必要な食品としては、高タンパクな食品と高カロリー(糖質や脂質が高い)食品の2タイプがあります。
高タンパクな食品
高タンパクな食品としては、
- ささみ
- 赤身肉
- レバー
- 魚の切り身
などが例として挙げられます。
一見するとヘルシーなように見えるこれらの食品ですが、与えすぎると愛犬が太る原因になります。
タンパク質は1グラムあたり4キロカロリーですので、魚や肉を使った手作りごはんを与える時は、重量を基準にして調理時に大まかにカロリー計算することもできます。
例えば、鮭の切り身1切れ(約80グラム)には約18グラムのタンパク質が含まれていますので、18グラム×4キロカロリー=72キロカロリーとなります。
食品ごとに含まれるタンパク質は異なりますので、日本食品標準成分表などを参考に調べると便利です。
高カロリーな食品
高カロリーな食品は、脂質や糖質が多く含まれている傾向があります。
脂身を含むミンチ肉や、マグロ・ツナ缶などは脂質の高い食品に該当します。
脂質は1グラム当たり9キロカロリーですので、前述のように手作りごはんを準備しながらカロリー計算することができます。
例えばツナ缶には、メーカー次第ではありますが、100グラムあたり約20グラムの脂質が含まれていますので、20グラム×9キロカロリー=180キロカロリーとなります。
犬の手作りごはんに使われる食品のうちで糖質(炭水化物や食物繊維)の多いものとしては、リンゴやバナナなどの果物や、さつまいも、かぼちゃ、とうもろこし、じゃがいもなどの野菜が挙げられます。
果物や野菜はヘルシーなイメージがありますが、ここに挙げた食品はいずれも、炭水化物が多く含まれているため、カロリーが高いので要注意です。
また、白飯も炭水化物を多く含みますので、与えすぎると愛犬が太る原因となってしまう可能性もあります。
糖質(炭水化物)は1グラムあたり4キロカロリーです。
バナナを例にすると、1本(約100グラム)あたり約23グラムの炭水化物を含みますので、23グラム×4キロカロリー=92キロカロリーとなります。
低カロリーな食品
犬の手作りごはんに使っても安心な低カロリー食品の例としては、白身魚、卵、豆腐、カリフラワー、キャベツ、キュウリなどが挙げられます。
しかし、いずれも低カロリーだからといってたくさん与えすぎてしまうと食べ過ぎになり、カロリーオーバーしてしまうので注意しましょう。
数回に1回は犬用ドライフードと混ぜてかさ増ししつつカロリーダウンを図るなどの工夫も、食事管理には有効です。
愛犬が太った時の対策はごはんだけじゃない!
愛犬の肥満対策には、与えているご飯に関して工夫するだけでなく、日々の適度な運動が必要不可欠です。
愛犬の肥満対策として一般的な対策方法をもう一度おさらいしておきましょう。
愛犬のダイエットまとめ① お散歩
何と言っても忘れてはいけないのがお散歩です。
室内で過ごしているワンちゃんにとっては非常に大切なルーティーンの1つです。
お散歩に必要な時間は犬種によって変わってきます。
大体の目安としては大型犬や中型犬は1回30分以上を1日2回、小型犬は10~15分程度と1日2回ほどと言われています。
しかし、飼い主さんのお仕事の都合など、お散歩に割くことのできる時間に関しては様々な制約があるはずです。
そこについては柔軟性を持って時間配分を考えましょう。
運動量の目安は個体によって変わってきます。
必要量の目安としては、お散歩後のワンちゃんの様子でなんとなく判断できます。
散歩から帰ったときにはしゃぎまわっているようなら運動量が足らず、ばててへたり込んでいるようなら長すぎます。
これを目安に日々のお散歩時間や量の試行錯誤を重ねてみてください。
愛犬のダイエットまとめ② ドッグラン
日々のお散歩に加えて、定期的にドッグランに連れて行ってあげることも重要です。
実は、犬に必要な運動は歩いているだけで得ることができていないという説があります。
犬に本来必要なのは走ることであって、歩くだけで満たされることはないそうです。
月に数回はドッグランなどに連れて行ってあげて、いっぱい走る時間を作ってあげるとワンちゃんも喜んでくれるはずです。
手作りごはんでも、愛犬の肥満は防げる!
愛犬が手作りごはんで太ってしまう場合、たくさん与えすぎていないか、高カロリーな食品を与えていないか振り返ってみましょう。
また、「犬の必要カロリー計算ツール」や「ボディコンディションスコア(BCS)」を活用すれば、現在の肥満度をチェックでき、適正カロリーも把握できますので、これを目安としてごはんの内容と量を見直してみてはいかがでしょうか。
低カロリーな食品を取り入れたり、ドライフードを混ぜたりするのもカロリーダウンに役立ちます。
手作りごはんでも、量と内容の工夫が愛犬の肥満予防に繋がります。