かわいい愛犬のために、安心な食材でおいしくて新鮮なごはんを手作りしてあげたいと思う飼い主さんが増えているようです。
とはいえ、どのようなレシピで作ればいいのか、手作りごはんで栄養バランスは大丈夫なのかなど気になることもあるでしょう。
万が一にも、大事な愛犬を食事で体調不良にさせるようなことは避けたいところです。
そこでここでは、犬に手作りごはんを与えるときのおすすめ具材や選び方など注意しておきたいポイントについて解説していきます。
犬の手作りごはんの具材選びのポイントと注意点
ひと昔前に比べると、犬の手作りごはんに関する情報が広く普及してきています。
獣医師など犬の専門家が食事についてアドバイスしているコラムを見かけた方も、いるのではないでしょうか。
ただ、いざ犬に手作りごはんをあげようとなると、本当にこの食事で体調に問題ないか心配になりがちです。
市販のドッグフードより食いつきがよくないと、せっかく愛情込めて手作りしたのにガッカリな結果にもなりかねません。犬には与えないほうがよい具材を避けることも重要です。
どの食材を受け付けてくれるかは、犬の好みにも関係します。
そのため、与えてはいけないといわれている食材を覚えておき、それ以外の食材を使って手作りごはんを作ってみることをおすすめします。
犬には危険とされている代表的な食材として挙げられるのが、タマネギ、ナッツ、アボカド、ぶどう、アルコールなどです。
他にも犬によってアレルギー反応を起こしてしまう食材があるかもしれませんから、かかりつけの獣医さんに相談してみるのも一案です。
犬は、雑食動物ながらもどちらかといえば肉食寄りの食事をする傾向があります。
ただし年齢・運動量・体質・体調などによっても栄養バランスのベストな配分は異なります。
専門家の意見も、動物性たんぱく質を半分以上にして残りを穀類と野菜類にするのがよいとしたり、動物性たんぱく質・穀類・野菜類を全て同じ配分にしたほうがよいとしたり、人それぞれです。
いろいろ試して愛犬の様子を見ながら、ベストな配分にしていくのがよいでしょう。
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犬の手作りごはんの具材には必ずタンパク質を選ぼう
犬に肉類を与えたい場合、牛肉・鶏肉・豚肉・羊肉などの脂身の少ない部分を調理してあげるのがおすすめです。
鹿肉や馬肉、鴨肉なども手に入りやすくなっていますが、ジビエ類は寄生虫問題が心配です。
犬の手作りごはんには日頃から扱い慣れている肉類を選び、しっかり加熱して与えるのが安心。
豚肉や鶏肉も食中毒を起こす可能性があるため、生肉は厳禁です。
ひき肉は安く手に入りますし調理も簡単ですが、やはり細かい部分まで確実に火を通すように注意しておきましょう。
脂身を避けたほうがよいのは、消化不良を起こす可能性があるためです。
脂肪分が少ないと肉質が硬くて犬がよく噛めず丸呑みしてしまうという場合は、加熱する前に肉をよく叩いて柔らかくしたり小さめにカットしてあげる方法があります。
肉類は調理法によってパサパサして喉を詰まらせることがあるため、煮込みなど水分を加える調理法を選ぶのがおすすめです。
犬の手作りごはんの具材に野菜もオススメ
タマネギ・ニラ・長ネギのように注意したほうがよい種類もありますが、野菜類には犬にあげても大丈夫な種類が多いです。
おすすめなのが、食物繊維が豊富で胃腸によいといわれるキャベツです。
ビタミン類が多く含まれていて、経済的なのもおすすめポイント。
スープとして煮込むにも便利です。カボチャも、ビタミンやミネラルが豊富で犬の健康維持に役立つ具材といえます。
ただし、種はしっかり取り除いてあげてください。
小松菜には水分が多く、ビタミン類・カルシウム・鉄分などが含まれています。
ほうれん草より多く含まれている栄養素もあり、ベータカロテンも豊富です。
ニンジンやトマトも、基本的には犬に与えて問題ない野菜です。
トマトは生でもあげられますが、完熟したものを選ぶようにしましょう。
ブロッコリー、ピーマンもOKな野菜ですが、ピーマンの匂いが苦手な犬もいます。
嫌がるようなら、無理に与えるのは控えることをおすすめします。
ナスも手軽に手に入れて調理しやすい野菜ですが、ナスには天然の毒素が含まれており中毒症状を起こす可能性があります。
犬に与えるときは、少量にしておきましょう。
他にも、大根・レタス・キュウリなど家庭でおなじみの野菜が犬の手作りごはんにも役立ちます。
犬の手作りごはんの具材に穀物は使うべき?
穀類を含まないグレインフリーのドッグフードが注目されていますが、犬にとって穀類が不健康ということはありません。
ただし、穀類を消化するための酵素が犬に少ないのは事実です。
犬に手作りごはんを与える方法として市販のドッグフードに手作りごはんをトッピングする方法がありますが、この手法を用いる場合は穀類を与える量に注意したほうがよいでしょう。
穀類の中でもお米のごはんは手に入りやすく、家族が食べた残りごはんを活用できるのも便利です。
お米には炭水化物が多く含まれているため、与えすぎると犬が肥満になる恐れがあります。
エネルギーになりやすいのはよいものの、野菜に比べると高カロリーな点にも要注意です。
お米にアレルギーを持つ犬もいるため、最初は少量から与えて様子を見るようにしてください。あらかじめお米にアレルギーがないかどうかを調べておくのも、よい方法です。
白米より栄養豊富で健康的そうな玄米ですが、犬にとっては消化が難しいのが難点です。
それでも玄米を与えたいというときは、ミキサーなどですりつぶしてあげるとよいでしょう。
日本人がよく食べているお米の食べ方に、納豆ごはんがあります。
納豆好きな犬もいるくらい、納豆は犬にもおすすめの具材です。
良質な植物性たんぱく質や酵素を含み、納豆単体であげてもOKです。
タレや薬味は与えないようにし、大豆にアレルギーがないかどうかにも気を付けてください。
納豆に含まれる酵素は熱に弱いため、加熱した野菜類を納豆に混ぜる手作りごはんでは熱を冷ましてから納豆を混ぜたほうがよいです。
犬の手作りごはんは具材選びが重要
犬の健康を考えて手作りごはんを与えてみたいと検討し始める人が多いようですが、何より嬉しいのは愛犬がおいしそうに食べてくれることではないでしょうか。
中毒やアレルギー症状が出るリスクのある具材には気を付けつつ、喜んでくれることを想像しながら手作りごはんをいろいろ試してみてください。
家にある食材から選んで、少しずつ与えてみるのが続けるコツでもあります。
いつもおやつをあげている犬なら、おやつの代わりに手作りごはんを軽めにあげてみるのもおすすめです。