犬の健康には、人間と同じように毎日の運動やごはんが欠かせません。
中でも栄養を考えた手作りごはんは、犬にとって最大のご馳走でしょう。
しかし、毎日のこととなると、いちいち作るのが面倒になったりストレスに感じてしまいます。
いったいどうしたら毎日栄養バランスのとれたごはんを犬に食べさせられるのでしょうか。
ここでは、毎日手作りしなくてもいい、作り置きできる犬のごはんやそのレシピについて説明していきますので、ぜひ参考にしてください。
犬の手作りごはんは冷凍して保存すると便利
昨今、愛犬に既存のドッグフードではなく、手作りのご飯を与えるという文化が注目を集めています。
既存のドッグフードは人間で言えば「毎日煎餅を食べ続ける」というのと同じように、確かに食べ物としては良いですが、それしか口にしないのではちょっと味気ないということを考えると、できれば美味しくて飽きない手作りご飯を作ってあげたくなるという気持ちはよくわかります。
しかし犬の手作りごはんにはメリットとデメリットがあります。
犬の手作りごはんって何?
犬の手作りごはんとは、犬にとって必要な栄養を考えて作られたもので、愛情がたっぷりで安全です。
食べたもので体は作られるので、添加物などが入っていない自然に近い食物を摂ることで体も元気になります。
毎日のごはんを手作りに変えたら途端に食いつきが良くなることもあるでしょう。
また手作りごはんを食べさせることで、毛のツヤが良くなったり便の状態が改善したという報告もあります。
ほかに口臭や体臭が気にならなくなることもあるようです。
とにかく愛犬が生き生きと活発になることは飼い主にとっても嬉しいものです。
犬の手作りごはんは食材を選べるのが一番のメリット
犬の手作りご飯を与えてる一番のメリットは、与える食材を飼い主自身が選べるということです。
近年問題になっている通り、ドッグフードは法律上食品ではないとされているため、私たち人間が食品に対して当たり前に感じている基準が満たされていないことが多々あります。
例えばドッグフードに含まれている添加物は、人間の食品には「健康上の懸念点があるため使用してはいけない」とされた石油由来の添加物など、危険な添加物が利用できてしまうという問題点があります。
また、飼い主さんの手元に届くまでの配送方法や保管方法にも懸念点があり、2019年には生協で普通に販売されていたドッグフードにサルモネラ菌が繁殖していて全国で食中毒が起こってしまったという事件も未だに発生しています。
安全面だけではなく、ドッグフードは様々な食材を混ぜ合わせてしまっているため、パッケージ背面に記載されている原材料だけでは判別できないような作りになっていることもあります。
そのため、知らず知らずのうちにアレルゲンを与えてしまっているなんてこともあります。
よくあるのが「〇〇ミール」「〇〇副産物」という原材料で、様々な動物の肉を混ぜ合わせて(時には人間が食べれないような端材を粉末にして混ぜることもあります)作ったものなので、特定の種類のお肉にアレルギーがある方は注意が必要です。
このように、市販のドッグフードを与えると本来与えるべきではなかった食材を与えてしまうリスクがある一方で、犬の手作りごはんならば飼い主自身も食べる「味」も「品質」も理解した食材だけを選んで与えることができるのです。
もし自分で手作りご飯を作るのが大変…という場合は、獣医師監修の手作りドッグフード「ココグルメ」を試してみてください。
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犬の手作りごはんは冷凍して作り置きしよう
食材を選んで与えられる一方で、手作りご飯の一番のデメリットとなるのは、「調理が大変である」ということです。
手作りならばなんでも言い訳ではなく、レシピや食材選びなど「犬の健康のために必要なご飯」に気を使って作ることは、仕事や育児などで忙しい人はもちろん、時間をちゃんと作れる人でも毎日の手作りごはんを与えるのはとても大変です。
そのため、ごはんの作り置きを冷凍や冷蔵にして保存しておければ、何日か分は作らなくて済むのでとても楽になるでしょう。
犬の手作りごはんを冷凍した時の保存期間は?
「ちゃんとどんな食材を与えているか知っておきたい」「手作りご飯を与えて愛犬を喜ばせたい」という気持ちは飼い主の方の多くが思っていることかとおもいますが、「毎日作るのはちょっと大変…」というのもまた真実かと思います。
そこで犬の手作りご飯は、ある程度の量をまとめて作って冷凍して作りおきするのがおすすめです。
犬の手作りごはんも作り置きして冷凍できる
手作りの犬ごはんは、添加物はもちろん、塩や砂糖なども入れることがなく、水分も多めにしているので傷みやすいものです。
冷蔵庫に保存しても当日か、遅くても翌日には与えきってしまうのがいいでしょう。
しかし毎回ごはんを準備するのは労力がかかるので、多めに作って冷凍しておけば保存もしやすい上、手間がかかりません。
またいつもの手作りごはんでも、少し工夫すれば作り置きが可能になります。
作ったら製氷皿やジッパー付きの保存袋などに小分けにしておき、製氷皿の何個分かで1食分になるようにしておけば、あげる時の目安になります。
犬の手作りご飯を冷凍したら保存期間はどのくらい?
手作りごはんは、食材やメニューによって保存期間が異なりますが、冷凍保存でもだいたい1週間で与えきるようにしましょう。
時間のある休日などにまとめて作っておくのがおすすめです。
ジャガイモやカボチャなどは、冷凍する時に潰しておくと使い勝手がよく食感も保たれます。
油で炒めた物は冷凍せずに冷蔵で保存し、翌日には与えきります。
また冷凍して1週間も経っていないのに、解凍の時に変なニオイがしたら与えるのはやめましょう。
犬が食べ残した物は、そのまま置いておくことはしないで、処分するかすぐに冷蔵庫に入れて保存し、その日のうちに食べきってしまうようにします。
犬の手作りごはんの冷凍保存の方法
犬の手作りご飯は人間とことなり一食の量が非常に少ないです。そのため冷凍保存をして作り置きする飼い主さんも多いです。
冷凍保存は保管の方法ひとつで利便性や衛生面も大きく変わってきます。
手作りご飯の冷凍保存の方法で一番おすすめなのが、「タッパー」に詰める、です。
タッパー密封性が高く衛生的なため冷凍保存していても食材が痛みにくいという特徴があります。
また犬は匂いで食事の味を判断する傾向が強い動物なので、サランラップなどで包むだけだとせっかくの美味しい匂いが飛んでしまう恐れがあります。
特におすすめなのが、「赤ちゃんの離乳食保管用タッパー」に小分けにして入れるのがおすすめです。
もともと小型犬で少量のご飯を少しづつ使う方も、トッピングとして食べさせてあげている方も、小分けのタッパーで保管すると開封の繰り返しで鮮度が低下することもなく、手軽に与え続けることができます。
忙しくて手作りできない人にはココグルメがオススメ
手作りごはんはたくさんメリットがあるため、挑戦したい方も多いのではないでしょうか?しかし、毎日毎食手作りすることが難しい飼い主さんも多いと思います。
そんな方には手作りごはんを頼んでみることもオススメです!
ココグルメは獣医師が監修した手作りごはん。総合栄養食基準を満たしているため、栄養バランスについて考える必要はありません。
さらに、使用される食材はすべて食品と同等の規格(ヒューマングレード)のものを使用しており、製造も学校給食を手がけている食品工場で1つ1つ人の手で作られています。
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冷凍保存に便利な犬の手作りごはんレシピ1
鶏肉と野菜の蒸しご飯
作り置きできる手作りごはんのレシピを紹介します。出来上がりの量は、冷凍保存バッグのMサイズ2枚分になります。
犬の手作りご飯の食材
皮なし鶏胸肉 | 320gくらい(およそ1枚) |
玄米ご飯(白米でもOK) | 100g |
カボチャ | 80g |
キャベツとにんじん | 各30g |
切り干し大根 | 10g |
干ししいたけ | 1個(約6g) |
水 | 1カップ(200ml) |
アマニ油 | 適宜 |
犬の手作りご飯の調理法
切り干し大根と干ししいたけは、分量の水につけて戻しておき、1センチ程度に切っておきます。
戻した水は捨てずにとっておきます。
カボチャとキャベツ、にんじんは、1センチ角になるように、鶏胸肉はそれよりもう少し大きめに切ります。
切った乾物、野菜、玄米ご飯、戻した水を鍋に入れてフタをし、火が通るまで煮ていきます。
煮立ったらフタを開け、ヘラなどで混ぜた時、鍋の底が見えるくらい水分を飛ばします。水分が少なくなったらそのまま冷まします。
粗熱がとれたら約300gずつに分けて冷凍バッグに詰めます。
詰めたら、空気を出来るだけ抜いて平らに整えます。
1回に食べる量がすぐに取り出せるように、菜ばしを押し付けて跡を付けておけば完成です。
犬に与える時は、適量を割って出し、常温やお湯、電子レンジなどで解凍します。
温度は人肌程度になるようにして、食べる直前にアマニ油をかけます。
冷凍保存に便利な犬の手作りごはんレシピ2
野菜のケークサレ
卵を使っていないケークサレで、発酵いらずで焼くだけで作れます。
たまにはおしゃれなごはんもいいでしょう。
犬の手作りご飯の食材
小麦全粒粉 | 70g |
米粉(または上新粉) | 60g |
豚薄切肉 | 90g |
にんじん | 25g |
舞茸 | 15g |
ミニトマト | 2個 |
小松菜 | 1枚 |
重曹 | 小さじ1 |
無調整豆乳 | 150ml |
オリーブオイル | 大さじ2 |
バジル | 適宜 |
犬の手作りご飯の作り方
パウンドケーキ型(15cm×7cm)を用意し、オーブンシートを敷いておきます。
オーブンは180度にあたためておきます。
豚薄切り肉は1cm幅に、にんじんは1cm角に、小松菜は3cmくらいに切っておきます。
ミニトマトは4等分にくし切り、舞茸はほぐします。
粉類はあらかじめ全て混ぜておきます。
オリーブオイルに豆乳を少しずつ混ぜて、しっかり乳化するまで混ぜます。
そこへ粉類を入れて練らないようにさっくりと混ぜ合わせます。
次に、ミニトマトとバジル以外の野菜を入れて混ぜます。
混ぜ終わったらパウンド型に流し入れます。
上にミニトマトと、好みでバジルを乗せたら180度のオーブンで40分ほど焼きます。
竹串などでさしてみて、生地がついてこなければ完成です。
冷ましたのち、1食分ずつ切り分けます。
切り分けたものを空気が入らないようにラップでぴっちりと包み、さらに冷凍バックや冷蔵バックに入れて保存します。
冷蔵庫では、3〜5日保存できます。
犬の手作りごはんは工夫すれば冷凍して長期保存できる
犬のごはんを手作りすることで、犬の食いつきや栄養状態が良くなります。
しかし忙しい人にとって毎日手作りすることは手間や時間がかかります。
まずは手作りごはんを多めに作って保存しておくのがいいでしょう。
また、冷蔵や冷凍することによって作り置きが可能になり、何日か分は作らなくて済むので楽になります。
保存期間は冷蔵では当日か翌日まで、冷凍では1週間以内です。
作ったら製氷皿やジッパー付きの保存袋に入れて保存し、与えやすいように1食分ずつ小分けにすると手間が省けます。