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犬が唸る理由は!?怒ってるだけだけじゃないその心理状況とは

最終更新: 2020.11.30
犬が唸る理由は!?怒ってるだけだけじゃないその心理状況とは
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愛犬が唸っているとまず考えられるのが、何らかの理由で怒っているのではないかということです。実際犬は怒っていたり警戒している時には唸ることが多いと考えられており、それを前提とした対応をする飼い主も少なくありません。

ただ犬が唸る理由は単純に怒っていたり警戒しているだけではなく、状況に応じて様々な理由が考えられます。そのため理由に合わせて対応しないと、信頼関係を損なってしまうこともあるのです。そこで今回は、犬が唸る理由や注意点、辞めさせる方法を紹介します。

犬が唸る!その理由をまとめてみた

犬が唸る理由として、以下の内容が考えられます。

犬が唸る理由その1. 警戒していたり怖がっている

まず犬が唸っている時に考えられるのが、何かに対して警戒したり怖がっているという心理です。そもそも犬はどのような種類であれ警戒心や恐怖心が強い動物だと言われているため、初めての場所や人、物に対して強い警戒心や恐怖心を持ってしまう傾向がみられます。さらに嗅覚や聴覚が人間よりも優れている犬にとって大きな物音や強烈な臭いは恐怖の対象であり、唸ってそれを表現しているのです。特に尻尾を振りながら唸る様子があればかなり興奮して警戒しているので、対応に注意しなければいけません。

犬が唸る理由その2. 縄張り意識が高まっている

群れで生きてきた犬にとって、縄張りとしている場所に侵入してくる相手には強い警戒心を示します。このため来客や宅配の業者など、家族以外に強く唸る様子が見られた場合は、縄張りを荒らされたと思って唸っている可能性があります。ほかにも大好きなおもちゃを取られそうになった時やドッグフードを食べている時などの食事中にも縄張り意識が高まり、唸ることがあるようです。

犬が唸る理由その3. 母性本能によるもの

子犬を生んだ母犬にとって子犬は何よりも守るべき存在であり、母性本能が強くなっているので子犬を守ろうとする意識が高まっています。

また出産後はホルモンバランスが乱れていることもあり、むやみに子犬に触ろうとすると守ろうとして飼い主相手であっても唸ることがあります。ちなみにこれは出産している犬だけではなく想像妊娠している犬にもみられる行動で、ぬいぐるみなどのおもちゃを自分の子供と思って取り上げようとすると唸る場合もみられるようです。

犬が唸る理由その4. 怪我や病気の痛み

ほかにも怪我や病気を抱えている犬の場合、痛みを訴える手段として唸ることがあります。特に一部分を触っていて嫌がる、強く唸る場合は痛みを訴えている可能性が高いと考えられます。

犬が唸っている時に注意すること

犬が唸る理由には様々なものがあるのですが、どのような理由であっても共通して注意しなければいけないのは無理強いをしないことや無理やりしつけようとしないことです。

特に警戒心や恐怖心、縄張り意識が理由で唸っている場合、無理に手を出そうとすると飼い主相手であっても躊躇なく噛みついてくる可能性があります。また食事中に唸っているからとドッグフードを下げようとすると、ご飯を取り上げられるまたはご飯を自分から奪おうとしていると攻撃的になってしまうケースも少なくありません。

もちろん、唸ることに対してはしつけをする必要があります。ただ犬の性格や性質を理解しないままにしつけようとしてもお互いに怪我をしてしまうリスクがあるので、犬の性格に合わせて根気強くしつけをつづけていくことが大切です。

ちなみに飼い主をはじめとした家族に対して頻繁に唸るのであれば、それは犬と家族の信頼関係が築けていなかったり犬の本能や習慣を理解できていないことが原因である可能性もあります。そのため犬が唸っても叱りつけるのではなく、きちんと犬を理解して信頼関係を築く努力をしていかなければいけないのです。

犬が唸るのをやめさせる方法を理由別にまとめてみた

犬が唸るのをやめさせるためには、唸る理由に合わせた方法を検討する必要があります。ここからは唸る理由別のやめさせ方を紹介していきます。

警戒心や恐怖心が原因なら社交性を養う

警戒心や恐怖心で唸る場合は、社交性を養って怖いと思う気持ちを緩和させる必要があります。子犬であればほかの犬との接触を持たせるようにしたり、家族以外の人と触れ合う機会を増やしていきます。そうすることで家族以外の人も怖くないことや犬同士のかかわり方を覚えていき、徐々に警戒心や恐怖心がなくなっていくのです。すでに成犬になっている場合は子犬と同じようにしても逆効果なので、唸る原因を直接取り除くような対処が必要になります。

縄張り意識が高い場合は落ち着かせることが大切

縄張り意識が高くて来客に唸る場合は、落ち着かせる訓練をする必要があります。例えば来客やインターホンが鳴って興奮して唸るのであれば、ハウスなど犬が落ち着ける場所に戻します。それを繰り返していけば徐々に落ち着くようになるので、縄張り意識で唸ることが減っていくと考えられています。この時落ち着かせようと触ったり抱きかかえると逆に興奮させてしまうため、触れない形で落ち着かせる訓練をさせなければいけません。

おもちゃや食事が原因で唸る場合

もしおもちゃで遊んでいる時に犬が興奮して唸るのであれば、唸り始めた時点で遊ぶのをやめるのが効果的です。そうすると犬は唸ると遊んでもらえなくなると学習するので、唸るのをやめるようになります。また食事中に唸る犬であれば、飼い主の手が食事を取り上げるものではないと理解させつつ、器に少量ずつドッグフードを入れるのを繰り返します。こうすることで飼い主の手は食事をくれるものだと認識してくれるため、食事中の唸りをやめさせることができるのです。

母性本能の場合は一時的なもの

母性本能が原因で唸る犬は、ホルモンバランスが安定すれば自然と唸るのをやめてくれます。そのため無理にやめさせる必要はないので、時間の経過を待つことが大切です。

犬が唸る原因を見極めて適切に対処しよう

犬はただ考えなしに唸っているのではなく、その行為には必ず何らかの理由があります。そのためむやみに唸るのを辞めさせようとしても効果はありませんし、犬の本能や習性を理解していないと適切な対応をすることができなくなります。

このため飼い主はまず犬の本能や習性を勉強した上で信頼関係を築いていく必要がありますし、何故唸っているのかという原因を見極められるようにならなければいけません。そうして唸る原因を見極めることができれば原因に応じた適切な対処をすることができるのはもちろん、犬との信頼関係を深めるきっかけにすることができるのです。

特に怪我や病気が原因で唸っている場合、原因を見極められないと症状が悪化して取り返しのつかないことになりかねません。そのため問題行動の悪化を予防するだけではなく、愛犬の健康状態の管理も含めて唸っている原因の把握と対処をしっかり行うことが大切です。

犬が唸るのは様々な理由があることを理解して対処することが重要

このように犬が唸るのは単純に警戒心や恐怖心からだけではなく、様々な理由が考えられます。中には一過性のものもありますが、きちんと対処しなければ唸るなどの問題行動が悪化してしまうものもあるのです。特に食事中に唸る場合は、飼い主に対しても強い警戒心を持っているという深刻な問題がうかがえます。

そのような場合はドッグフードを変えるなどの対処では意味がないので、何故愛犬が唸っているのかその原因や犬の心理状況を見極めたうえで適切な対処を取ることが重要になります。

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