飼い犬は大切な家族の一員です。
食事を用意するのは人間なのですから、しっかりと健康を維持できるドッグフードを与えて、元気に過ごして欲しいと考えるのは当然と言えます。
可愛い愛犬がたまに咳をすると、病気なのかと不安になってしまいます。
犬も人間のように風邪を引いたりするのでしょうか。
そして咳の症状のある病気などもあるのでしょうか。
もし、自分の家の飼い犬が頻繁に咳をするようになったら、どういったところに注意すればいいか、気を付けるべきポイントを見ていきましょう。
犬が咳をするのは病気なの?
犬が咳をする場合、その原因は病気のサインの場合もあれば、そうでない場合もあります。
そうでない場合というのは単に一過性のもので、たまたま喉が締め付けられてちょっと咳をしてしまった、という場合があります。
犬は首輪とリードをして散歩に行くので、強く引っ張られて喉が締め付けられることもあるのです。そういった時の咳は一過性のものなので、すぐに収まります。
やってしまった飼い主にとっては申し訳ない気持ちになるところですが、犬の首は結構強いので日頃から過剰に心配する必要はありません。
また、寒い季節に冷たい空気を大きく吸い込んだ場合も犬は咳をします。
これは人間でも同じで、急に冷たい空気を吸ったり排気ガスを吸い込んでしまえば、咳き込んでしまうこともあるでしょう。
長く続く状態ではないので、咳をしているからといってすぐに病気と結び付ける必要はないのです。ただ、家族の一員である犬の健康は気にしてあげる必要があります。
一時的ではなく咳がしばらく続くようなら、病院に行って診てもらうと良いでしょう。
犬の咳はライフステージで原因が変わってくる
犬が咳をしていて注意が必要な年齢帯があります。
それは子犬の時と、老犬の時です。
子犬の時に必要な注意は、子犬はケンネルコフという風邪を引くことがあります。
これは咳を伴うものなので、子犬が咳を繰り返しているようならケンネルコフを疑いましょう。
犬の咳というものは喉に物が詰まって咳払いしているようにも見えます。
子犬のストレス状態を見てあげて、苦しそうな状態が長く続いていると判断したら、ケンネルコフの可能性を考えて病院に連れて行ってあげましょう。
子犬にも増して老犬では注意が必要です。老犬が咳をしている時に考えられる病気はいくつかあり、慢性気管支炎になると痰が絡むような咳が長く続きます。
2か月以上の気管支炎があると慢性気管支炎が考えられるため注意が必要です。
気管虚脱は「ゼー、ゼー」といった呼吸音のする病気で、気管が弱っている時に発生する進行性のものです。
放っておくと治らないので、病院で診てもらいましょう。
心肥大は心臓病の一種で、心臓が肥大することにより気管を圧迫し、咳が出てしまいます。
肺炎は細菌や感染症で起こることの多い病気で、咳だけでなく喀血や呼吸困難にまで繋がるため、注意が必要です。
犬が咳をするときの対処法や普段の対策
咳の原因が病気でない場合は、日常生活の中で気を付けてあげることがあります。
首輪の締め付けを緩くしてあげて、喉を強く圧迫しないようにしてあげることです。
そして散歩の時などに無闇に引っ張らないようにしてあげれば、喉の締め付けから来る咳はしなくなります。
子供などは散歩で引っ張って歩く事が好きなのでやってしまいがちですが、犬にも負担がある事を教えてあげて、そうしないようにさせましょう。
また、冬場に室内で飼っている犬は急に外に出ると冷たい空気に肺がビックリしてしまいます。
玄関を使って中間ぐらいの気温で少し馴らしてから散歩に出掛けるようにすると犬の肺も安心です。
病気への対策は人間と同じで、普段からの食生活に気を付けます。
ドッグフードなら健康を意識したものが多く販売されていますが、日常的に人間と同じものを食べさせている場合は塩分の摂り過ぎなどに注意が必要です。
ドッグフードが普及する前は、犬には人間の残り物をあげるのが普通でしたが、栄養面に気を遣ったドッグフードが普及してから犬の平均寿命は飛躍的に伸びました。
それだけ人間の食べ物をそのまま与えることは、犬にとって良くないことなのです。
もちろん、栄養バランスを意識した物を与えれば違いますが、そう簡単な話ではありません。
技術の進歩も考えて、健康的なドッグフードの中から犬が好むタイプのものをあげるようにしましょう。
おすすめは手作りご飯のココグルメです。
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犬の咳でこんな症状が出たらすぐに病院へ!
このように、咳をしたらすぐに病院へという訳ではありませんが、危険なサインはいくつか存在します。
まず、口を開けて呼吸していることが挙げられます。
犬は普段から口を開けていることが多いので気付きにくい部分ですが、運動した後でもないのに苦しそうに口を開けて呼吸していたら、気にしてあげましょう。
そして舌や歯茎の色がおかしくなっていないかも注意点です。
咳をして様子を見ながら、舌や歯茎の血行が悪く蒼白になっていないかを確認しましょう。
そもそも苦しそうかどうかは普段から見ている愛犬なら気付くはずです。
いつもは喜んでやりたがるボール遊びをやりたがらなかったり、撫でてあげてもどことなく元気がない様子なら、異変に気付いてあげてください。
歩いたり座ったりばかりしていて、横にならないのも危険信号です。
そういった時は肺や気管が圧迫することで息が苦しくなるため、横になれないのです。
人間でも風邪で咳が酷いときに、仰向けでないと咳が出てしまうために横向きで寝られなかったりする時があります。
肺や気管があることは人間も犬も同じなので、息が苦しい状態は共感できるのではないでしょうか。
犬がそういったいつもと違う動きをしていて、咳も出続けているなら病院へ行きましょう。
呼吸は当然ながら止まったらおしまいです。
あまりにも苦しそうなら夜中でも救急でかかることを躊躇してはいけません。
飼い主が気付いてあげることが大事
犬にとっても病気は辛いものです。会話ができないので犬からは訴えられないのですから、飼い主が知識を持って気付いてあげるしかありません。
中でも咳は分かりやすく健康面を連想しやすい行為なので、愛犬がしきりに咳をしていた時はしっかりと気にしてあげましょう。
もちろん一時的でなんでもない時もありますが、ここで挙げたような普段と違う動きをしている時は注意が必要です。
苦しさから早く救ってあげるためにも、油断をせずにどういった動きが危険なのかを知っておきましょう。