愛犬の体調不良は飼い主にとって大きな不安です。
特に下痢や軟便に直面する機会は多いので、原因や対処方法が分からずに困惑してしまうこともあります。
下痢の状態が続くと、脱水を起こしたり、栄養吸収が出来ないせいで体力を消耗してしまうため、飼い主は愛犬の便の状態を定期的に確認し愛犬の健康管理をしてあげましょう。
そして病気が原因の場合は、愛犬の年齢や品種を問わず、病院で適切な治療を受けさせることが重要です。
愛犬を健やかに飼育することが飼い主の務めなので、愛犬の下痢についても正しい知識を持つと共に生活環境の見直しやドッグフードの与え方について学びましょう。
愛犬が下痢になったら危険?
犬が下痢になると体の水分が著しく減少してしまい、様々な不具合を引き起こします。
犬の下痢が人間よりも重篤化しやすい理由は、犬の体のサイズが人間よりも小さいため、たったの数日に下痢で処置せず放置していると、脱水症状などより死につながるリスクもあり、速やかな対処が必要です。
家族の一員として飼育している愛犬も同様に、下痢になったら放置するのではなく何らかの対策を取ってあげるべきです。
また、人間と違って愛犬のごはん量や摂取する水分量をコントロールするのは飼い主であり、犬たちは自身の体調不良を飼い主に訴えることもできません。
飼い主が都度便の様子をチェックし、愛犬の健康状態をチェックしてあげることが必要です。
犬の健康的な便の硬さはつかんだ際に地面に便が付着しない程度で、人間のように排せつ物が泥水のようになるのは程度の酷い下痢です。
たいていの場合、便が軟らかくなっても排せつ物としての形を保っているので、傍目には下痢であることが分かりにくくなっています。
また、下痢の状態になると消化器官の働きが悪くなり、消化不良を起こします。
排せつ物が未消化な状態になるので、普段とは異なる悪臭や独特のにおいがする傾向があります。
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犬の下痢の原因
愛犬の下痢は大きく、消化管の不調が原因のものと、病原体が原因のものの2種類が存在します。
消化管の不調が原因の犬の下痢
下痢は犬の体内の消化不良が原因で起こるため、愛犬が口にした物が原因で下痢になることは多々あります。
消化機能低下による犬の下痢
ストレスなどの精神的な負担や温度差などの身体的な負担は消化管の症状に直結しやすい傾向があります。
思い当たる要因を排除し、身体的な負担のある場合は、体力の消耗なども併せて起こっている場合も多いので、体力回復できるよう、より早く下痢の改善をしてあげる必要があります。
急激なフードの変更や継続して合わないフードを摂取している場合も胃腸に負担をかけ、消化機能が低下することが多いです。
原因に応じた対処をしても下痢が続いたり、程度が酷くなるようであれば消化機能低下を改善できるような投薬が必要な可能性があります。 受診を検討しましょう。
本来の体質による犬の下痢
消化機能がもともと弱い個体もいます。
その場合、繊維質が多いごはんなど、犬の消化機能に見合ったフードを選ぶ必要があります。
療法食が必要な場合もあるため、複数試してみても改善されない場合、かかりつけの獣医師の先生に相談してみることをお勧めします。
その他の病気による犬の下痢
慢性腸炎や腫瘍と言った内臓の異常による下痢です。
慢性腸炎の原因は様々であり、この中にはアレルギーなども含まれます。
消化管の炎症や機能低下による症状は、下痢として現れることがあります。
ごはんの質の改善やお腹を休めるなどの対処をしても状態が改善されず、慢性的に下痢が続くようでしたら、病院でこれらの症状を確認してもらうのも大事です。
ウイルスが原因の犬の下痢
自身の消化管の不調以外にもウイルス感染など病原体が原因の下痢も多くあります。
まわりで似たような下痢症状を示す犬がいたり、たくさんの犬と接触する機会が多い場合、動物病院で診察を受けることをお勧めします。
体調不良による下痢にもいくつか原因があります。
病原体への感染による下痢
犬の下痢の原因の中でも一番怖いのが、パルボウイルスです。
パルボウイルスにより消化管に炎症を起こすことで下痢になりますが、下痢だけではなく嘔吐の症状も見られることがあります。
パルボウイルスに感染した場合に起こる消化管の炎症は強く、進行もはやいため、死に至る可能性が高いです。
また、感染力が強い為、ウイルスが排出された糞便や糞便を触った手や付着した衣服などを介して他の犬へどんどん感染が広がります。
予防方法として、定期的なワクチン接種が挙げられます。
予防をしっかり行うと同時に、体力があまりない子犬や老犬の場合は注意が必要です。
https://coco-gourmet.com/archives/284
寄生虫による犬の下痢
回虫・条虫・鞭虫などといった人間の目にも見える様な寄生虫から、原虫といった目に見えないサイズの寄生虫まで、犬には様々な寄生虫が寄生します。
寄生虫の作用によって犬は下痢をしてしまうことがありますが、寄生虫は成犬よりも免疫力の弱い子犬や老犬の方が感染が起こりやすいと言われています。
定期的に行うフィラリアの感染予防の薬には、消化器への感染をする寄生虫へも対処できる薬があります。
たくさんの犬と接触するなどで心配な場合はかかりつけの獣医師の先生に相談して服用したり、疑わしい場合はすぐに便検査をしてもらったりすることをおすすめします。
犬にとって緊急性の高い下痢症状
下痢は様々な要因によって引き起こされますが、その中でも緊急性の高いものである場合、早急に獣医師に診てもらう必要があります。
緊急性の高い犬の下痢症状にはどのようなものがあるのでしょうか?
例えば、大量の血液が混じった血便が挙げられます。血便とは、便に血が混ざっている状態のこと。
この場合は、腸に炎症や出血があると考えられます。
大量の出血の場合、体力の消耗や貧血につながる可能性があり、原因を究明し、必要な処置をしなくてはなりません。
また、便の匂いがいつもと違う時にも同様に注意が必要です。
下痢をしているものの、食欲不振や元気がないような状態が長い間続いている場合、栄養失調や体力消耗、脱水から死につながる可能性も大いにあります。
このような状況が長く続いている場合、すぐに動物病院で診てもらうようにしましょう。
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愛犬が下痢になったときの対処手順
愛犬が下痢になったときは原因によって解決法は異なります。
また、下痢が続いている間は食事の消化吸収が難しく負担がかかりますし、下痢によって脱水症状にもなってしまうこともあります。
愛犬が急に下痢になった時に慌てないために、対処手順を理解しておきましょう。
STEP1:まずは下痢だけではなく愛犬の症状全体を観察する
前述の通り犬の下痢はさまざまな原因が考えられます。
獣医の先生でも「下痢である」という情報だけでは原因を特定するのが難しく、便検査に合わせて、飼い主さんが観察しておくのが手がかりとなります。
- いつから下痢をしているか?
- 1日何回しているか?
- 出血やゼリー状の粘液は出ていないか?
など便自体の状態だけではなく、
- 嘔吐は見られたか?
- 息遣いは荒くないか?
- 食事はたべるか?
なども記録しておくと有意義な情報になります。
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STEP2:愛犬が下痢になったらご飯や水の与え方を変えよう
下痢をしているときは胃腸が非常に敏感になるので、腸内を物が通るだけで刺激となり、お腹を下してしまうこともあります。
下痢になってしまった場合は、まずはごはんの量を制限してお腹を休ませてあげましょう。
もとの量に戻す際も、刺激にならないように、少しずつ戻してあげる必要があります。
水分を多く与えてしまい一気に飲んでしまう様なことがあると、胃腸に負担がかかってしまうため、少しずつ与えてゆっくり飲ませたあげるように工夫してあげましょう。
STEP3:愛犬の下痢が治らなければ病院へ
一般的には食欲不振や元気消失を伴わない下痢だけの症状の場合は、一過性の下痢であることが多いので、自宅療養して様子を見ても問題ない可能性が高いです。
下痢以外に複数の症状が起きている場合や、数日以内でなかなか治らない場合は病院に行って診断してもらいましょう。
ただし老犬や子犬は成犬と比べて免疫力も低く体力も少ないため、早めに病院に行ってあげるのが良いかもしれません。
犬の下痢の場合の病院での治療法って?
愛犬が下痢になって病院に行く場合、どのような治療をされるか不安ですよね?それぞれの原因に対して、様々な治療法があります。そのうちいくつかをご紹介します。
犬の下痢の病院での治療法① ウイルス性の下痢
ウイルス性の下痢の場合、下痢による全身状態の悪化を防ぐことと下痢を止めつつウイルスを減らすことをする必要があります。
下痢が続くことで脱水などの全身状態の悪化により体力消耗などが起こり死につながる可能性も考えられます。
そのため、点滴やお腹に負担の少ない療法食などの強制給餌を行いながら、抗ウイルス剤や下痢止めなどで下痢を止めつつウイルスを減らして根本的な解決を行なうことが多いです。
犬の下痢の病院での治療法③ 寄生虫性下痢
寄生虫によって引き起こされる下痢の場合、体内にいる寄生虫を駆虫する必要があります。
便検査で寄生虫の関与を確定したうえで行ないます。
この場合には駆虫薬を使用し、体内の寄生虫を駆虫します。
犬が下痢になったらドッグフードを見直そう
愛犬の下痢を解消させるには投薬による治療が効果的ですが、消化器の負担を軽減させるために必要なのはそれだけではありません。
愛犬にとって適したドッグフードを与えることが、消化器の状態をよりよく保つことにつながります。
ドッグフード以外を食べさせていないのに、下痢がなかなか治らない場合はドッグフードの見直しを検討しましょう。
毎日の食事で与えるドッグフードが適しているかどうかが愛犬の健康状態を左右することを理解しなければいけません。
特に下痢を患っている際は体の水分が減少している他、消化器官の働きも弱くなっています。
おすすめはウェットフード
水分不足を補うのと同時に消化もしやすいウェットフードを選ぶのがお勧めです。
ウエットタイプは缶詰やレトルトパックに入っている、水分が多く柔らかい作りになっている製品を指すことが多いので見分けるのは容易です。
水分が多いので素材の風味が損なわれず、飽きずに食べられるのも利点になっています。
おすすめは手作りご飯のココグルメです。
ココグルメは、食材はすべて人間の食品に使用される食材(ヒューマングレード)を使用しており、学校給食を手がける給食工場で1つ1つ人の手で作っています。
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下痢を治すご飯の切り替え方
下痢を改善するために必要なことは、お腹への負担を軽減し休ませてあげることです。
お腹への負担を軽減するために注目すべきは、素材や消化のしやすさと言えるでしょう。
例えば素材であれば、低脂肪のものや、繊維質を多く含む、お腹に良いとされる成分が含まれるなどがあり、消化をしやすくするためにはふやかすなどして水分を多く含んでいる必要があります。
下痢で受診した場合には、療法食を処方されることもあるため、その場合は療法食を与えましょう。
下痢につながらないように今までのごはんに切り替える場合は、新しいフードを少しずつ混ぜ込み、割合を増やしていくとよいでしょう。
下痢の愛犬の手作りごはんの注意点
下痢の際に手作りご飯を与えることも食欲を増進させられる可能性もあり、選択肢の一つとして検討しても良いでしょう。
素材や調理方法などによっては下痢の症状を悪化させてしまう可能性もあります。 お腹に負担のかからない素材を選んであげてください。
加熱方法も、素材が柔らかくなるようなゆでる、煮込むなどの方法を選択するとよいでしょう。
体調が悪化したらすぐにやめる
ごはんを切り替える場合に、下痢の程度の悪化や食欲の有無などを併せて見る必要があります。
下痢の程度が悪化するようであれば、フードが合わない可能性や、消化器自体の問題が潜んでいる可能性があります。
食欲もさらになくなるようであれば、消化器に限らず全身状態のチェックをすべきと言えるでしょう。 これらの場合はまずかかりつけの先生に相談してみてください。
無理に食べさせない
食べてくれない場合、体調不良のために食欲不振の可能性があります。
飼い主の判断で無理に食べさせると、余計に消化器に負担をかけてしまうかもしれません。
その場合は受診を検討しましょう。
他に元気消失や下痢の頻発など併発する症状がある場合は、出来るだけ早めに受診してあげてください。
https://coco-gourmet.com/archives/59
【獣医師厳選】お腹の調子を整えるサプリメントによる対策
消化器を健康に維持するために、サプリメントで対策を取ることも有効です。
様々なサプリメントが市販されているので、おうちの子に合うものを見つけてあげましょう。
ワンラック (ONE LAC) ワンラック ビヒズスオリゴ 1g×20包
お腹に良いとされるビフィズス菌を含むサプリメントです。
ミルク風味の粉末なので、お薬のような錠剤が苦手な子でも取り入れやすいと思います。
ごはんの上に振りかける形で、毎日摂取しても良いでしょう。
国内のメーカーの製品なので、品質にもこだわりたい飼い主さんにもおすすめです。
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クロノーブ ペッツ30g(小型犬1カ月分) ペットの腸活サプリメント 【獣医師が利用する国産 無添加食品】
米ぬかや酒粕などを原料としたサプリメントです。
粉末状になっており、無添加で天然素材による発酵の力を利用して腸への働きかけを期待しています。
フレーバーなどがついているわけではないため、ごはんの際に振りかけて混ぜて食べてもらうなどするとよいと思います。
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ディーエイチシー (DHC) 愛犬用おなか健康60粒
お腹に良いとされるラクトフェリンやビフィズス菌などの成分が含まれています。
粒状のタイプですが、チキン&ポーク風味なので、おやつ感覚で食べてくれる犬も多いかもしれません。
着色料などの添加物も含まれていないことも安心して与えられる要素でしょう。
DHCという人間用のサプリメントも販売しているメーカーなので、愛犬と一緒に日々の健康のためにサプリメントを摂取してみてもいいかもしれません。
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健康的なドッグフードで愛犬の下痢対策を
家族同然にかわいがっている愛犬でも自身の体調不良を訴えることはできないので、飼い主が責任を持って健康管理を徹底する必要があります。
毎日与えるドッグフードについても同様に、愛犬の体に適した物を選ぶことが飼い主の務めです。
下痢を患った愛犬に対しては消化しやすく、水分が多いドッグフードを選ぶことが重要ですが、愛犬の年齢や品種、他の病気の有無で最適な製品は異なります。
獣医師による治療を受けさせると共に、飼い主がドッグフードの正しい選び方を理解するのが愛犬を長生きさせる条件です。
下痢や毛並み・毛艶の悪化など、ワンちゃんの健康悪化を示すサインは多くあり愛犬家のみなさまはもちろん意識されているかと思いますが、健康を維持するための食生活には気を配りきれていないことがあります。
手作りドッグフード「ココグルメ」は獣医師監修のもと製造販売されており、愛犬の健康のために必要な栄養素を全て含んでいるため、健康な体づくりが期待出来ます。
まずは7食分からお気軽に試してみてください♪