小型犬のオーナーさんに多い悩みは「涙やけ」です。
ドックランや友達と散歩した時にみられるとちょっと恥ずかしい…
かといってトリミングにこまめに行くのやサプリでケアするのは、時間もお金もかかってしまいますよね…
ただ一番やってはいけないのが、涙やけを放置すること!
目脂の周りで細菌が繁殖してしまい、皮膚炎や目の病気にかかってしまうこともあるんです…!
この記事では、愛犬の涙やけが治らない原因と対処法についてまとめました。
涙やけの原因とは?
そもそも涙やけとは、どういう状況かご存知でしょうか?
涙やけはアレルギーによる皮膚炎やかゆみ、消化不良などの理由で涙の量が以上に増加してしまった結果、涙が目から溢れ出てしまったり、涙腺が詰まってしまうことでできる症状です。
なので、目が原因で発生するのではなく、本当の原因は「腸内環境の悪化」だったのです。
涙やけの原因は腸内環境が関係しているという研究結果
2019年ペット栄養学会に興味深い論文が提出されています。
一例ではありますが、ペットフードの変更と涙やけの状況がリンクしており、腸内環境の改善をうたった涙やけ対策のフードに切り替えると涙やけが改善されたと報告されています。
試験前に給餌されていたフード(フードP)から過去に涙やけを悪化させたフード(フードA)に切り替えると涙やけが悪化し、涙やけを改善したフード(フードB)を与えると涙やけが改善した。過去に観察されたドックフードによる涙やけの症状の変化が再現された。
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以上の結果から、涙やけを改善したフードBの給餌により、腸内環境が改善される可能性が示唆された。フードBは腸内環境改善を謳ったフードであり、ビートパルプ、オリゴ糖の他にビール酵母や野菜パウダーが添加されていた。
このように、涙やけを直そうと思ったら目をケアすればいいと考えがちですが、本当はからだの中の腸内環境から改善する必要があったのです。
変色した毛をカットしたり拭いたりしてあげても、根本的な解決にはなっていないのです…
涙やけの根本原因!腸内環境の改善で解決を
涙やけの原因となる腸内環境の悪化は、食物アレルギーはもちろん、
毎日の質の悪いタンパク質や食事の摂取や、消化不良による腸内環境の悪化で発生すると言われています。
一般的なドライフードは、人間が食べることができないような質の悪い端材を使ったり、保存状態が非常に悪い上に、低品質の食材を誤魔化せるよう大量の添加物で誤魔化して作られているのです…
品質の低い食材ばかりを摂取していると、涙やけはもちろん体臭やうんちが臭くなってしまったり、毛並みが悪くなってパサパサになってしまうことすらあるのです…
またドライフードは穀物が多く含まれているため、小麦アレルギーになってしまうことで、消化がより悪化してしまうこともあるのです…
このようにドライフードは一見便利ではあるものの、品質がどうしても劣ってしまい添加物だらけ…
こうした食生活を繰り返してしまっていると、いつまで経っても愛犬の涙やけは治りません。
涙やけを改善するには食生活の見直しが一番重要なのです!
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ココグルメは、食材はすべて人間の食品に使用される食材(ヒューマングレード)を使用しており、学校給食を手がける給食工場で1つ1つ人の手で作っています。
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腸内環境以外の涙やけの原因とは?
もちろん腸内環境以外にも涙やけの原因となる問題は存在します。
腸内環境以外の涙やけの原因をまとめました。
涙も排泄経路に異常があり涙やけができる
涙は瞳やら涙点→涙小管→涙嚢→鼻涙管といくつかの地点を通って鼻まで抜けていくため、目から溢れることは基本的にないはずです。
しかし、これらの部位のうちどこかが詰まっていると、涙が目から鼻まで抜けていってくれないため、慢性的に涙が目から溢れてしまい、涙やけになってしまうのです。
※「涙嚢炎(るいのうえん)」と「鼻涙管閉塞(びるいかんへいそく)」といった病名で言われることが多い症状
涙の生産量が多すぎて涙やけができる
涙は角膜への刺激や目の痛みなどによって生産量が増えるため、目から溢れ出てしまうことがあります。
角膜へ継続的な刺激を与えてしまうものに、まつ毛の異常があります。
例えば、まつ毛の向きに異常があり瞳の中に当たってしまう「睫毛乱生(しょうもうらんせい)」という病気や、まぶたにある脂を分泌する腺からまつげが生えて目に当たってしまう「睫毛重生(しょうもうじゅうせい)」などの症状があります。
涙やけの症状がなかなか治らない方は、こういった症状がないか獣医師先生に相談してみるのがおすすめです。
また、角膜に傷が出来てしまっていたり、目に炎症が起きてしまっている「ブドウ膜炎」や「緑内障」などの病気の可能性もあります。
これらの病気は進行すると失明などにつながることがある重大な病気のため、注意が必要です。
また、食べ物や花粉、ハウスダストなどによる「アレルギー」が眼に痒みや炎症がおきるため、涙やけの原因にもなります。
このように涙やけの原因はさまざまな病気の可能性があるため、注意が必要です。
涙やけの原因が腸内環境にある時は、新鮮なご飯に切り替えよう
本記事では涙やけの原因をまとめていきました。
涙やけは目の病気のことはもちろんありますが、多くのわんちゃんの場合は腸内環境や食生活などの乱れが原因であることが多いです。
動物病院での診断で目の病気がないことが確認できたら、今与えているフードの見直しをしてみるのはいかがでしょうか?
新鮮な食事を摂取することは、涙やけだけではなく毛並みや口臭・排便・排尿などさまざまな健康バラメーターを改善するきっかけにもなります。
ぜひ一度検討してみてください。