ビションフリーゼのカットには、短めやサマーカット、テディベアカット、丸刈りなど多くの種類があります。髪型やヘアスタイル、トリミングの料金や頻度、子犬のカットや毛質に関する情報も網羅しています。 豊富な毛量が特徴のビションフリーゼですが、カットで雰囲気をガラッと変えることができます。
この記事では、ビションフリーゼのカットの種類や料金、頻度について詳しく解説します。
ビションフリーゼがカットに通うべき理由
ビションフリーゼはトリミングが必須の犬種です。
また、定期的なカットが必要になるので、その理由について解説していきます。
被毛の伸びがとても早い
ビションフリーゼは他の犬種と比べて被毛の伸びる速度がとても早い特徴があります。
そのためカットをせず、ほったらかしにしていると伸びすぎた被毛によって、肉球が毛で覆われてしまい、フローリングなどで転びやすくなってしまいます。
また顔の毛が伸びすぎて視界を覆い、障害物を避けられなくなるというリスクもあります。
多すぎる毛はデメリットになることが多いので、適度にカットをして快適な状態を保つ必要があるのです。
細く柔らかい毛質で毛が絡まりやすい
ビションフリーゼの毛は非常に柔らかくフワフワとしていて細いです。
触り心地はとても良いのですが、細くて柔らかいせいか非常に絡まりやすく、毛玉ができやすいデメリットも抱えています。
毛が長すぎると、より絡まりやすくなってしまいますし、ブラッシングする際も不便です。
定期的にほどよい短さにしておくことで絡まりにくくなると同時に、ブラッシングも比較的楽にできるようになるのです。
真っ白できれいな毛は汚れやすい
ビションフリーゼの毛は、まさに純白と言えるほど白くて綺麗です。
その分汚れも大きく目立ってしまう特徴があります。
程よく短めにすることで、汚れをつきにくくすることができます。
加えてシャンプーをする際の負担や、シャンプーの消費量を大幅に抑えることができ、手間とコストを両方節約することができるのです。
カットをせずに居ることでかかる費用のことを考えると、カットをして愛犬と飼い主の両方が快適に過ごせるようにした方が無駄がないと言えるでしょう。
ビションフリーゼのカットに適した頻度は?
ビションフリーゼの被毛は伸びる速度が早いため、定期的なカットが必要なのは先述の通りですが、頻度に関しては栄養状況や犬それぞれの個体差がそれなりに大きく関わってきます。
一般的には、およそ1ヶ月毎の頻度でカットをするのが望ましいとされています。
1ヶ月毎にカットをするのが難しい場合は、特にお尻の毛は伸びてしまうと糞や尿によって汚れて不衛生になりやすい箇所とされているので、お尻周辺のセルフカットのやり方だけは練習しておくのも良いかも知れません。
一ヶ月以内であっても、犬の目が覆われて前が見づらくなっている場合、物にぶつかってケガをする可能性もあるやや危険な状態であるため、なるべく早くカットに連れて行ったほうが良いでしょう。
ビションフリーゼの人気カット10選
テディベアカット
手足や耳などのシルエットを出しつつも、それぞれをふんわりまんまるに仕上げるテディベアカットは、様々な小型犬で人気のカットスタイルであり、ビションフリーゼにももちろん人気です。
フワフワコロコロとした毛質と相まってまさしく動くテディベアとも言える愛らしさがあります。
パウダーパフカット
ビションフリーゼの豊富な毛量を最大限活かし、顔全体をお化粧に使うパフのような丸いフワフワしたシルエットに仕上げるカットスタイルです。
パウダーパフは子犬の頃から土台を作るように継続的にカットして行く必要があり、とても手間のかかるスタイルですが、ビションフリーゼ特有の物を望むのならイチオシのカットです。
サマーカット
毛量の多いビションフリーゼが、夏場などでも過ごしやすくするためのスッキリとしたカットです。
本来のビションフリーゼのスタイルが出るので、カワイイと言うよりはかっこよい印象が強くなります。
ロングブーツカット
ロングブーツカットは、足の毛を根本から足先に行くにかけて徐々に太くしていくようにするカットスタイルです。
足が長く見えるため、非常にスタイリッシュになり、「おしゃれなわんちゃん」を目指す飼い主さんに人気です。
パンツカット
パンツカットは後ろ足のお尻の部分にあたる毛を多めに残すようにし、まるでおむつを付けているようにするカットです。
おちゃめさや可愛らしさが出て、愛嬌が高まるので散歩などをしていても色んな人に反応してもらえる注目度大のカットです。
ビションフリーゼモヒカン
ビションフリーゼモヒカンは、全体的にパウダーパフカットのように顔をまんまるに仕上げた上で、頭のてっぺんをちょっとだけ玉ねぎのように飛び出させるカットスタイルです。
可愛さと面白さを両立したスタイルで、ビションフリーゼにしかできないカットなのもポイントが高いでしょう。
丸刈り
思い切って全身を短く切りそろえる丸刈りも一部の愛犬家に人気のカットです。
犬と飼い主双方の利便性が高いのが特徴で、犬は動きや視界の邪魔になる毛がなくなるので快適に動き回れます。
また、飼い主はブラッシングやシャンプーの手間が減り、また毛玉が出来にくくなる利点もあります。
しかし皮膚を守る毛がなくなるため、紫外線対策などは必要になります。
マッシュルームカット
マッシュルームカットは顔全体をキノコのようにゆるい三角形型にカットするスタイルです。
耳と顔を一体化させるようなデザインのカットで、落ち着きのある感じや穏やかな印象を与えます。
耳長カット
耳の毛をストレートにブラッシングし、長めに残すことで歩くたびにサラサラと揺れるようにした、お散歩中などに人の目を引くカットです。
ビションフリーゼの特徴的なカットスタイルの一つで、上品な雰囲気を出すのにぴったりです。
小顔カット
顔の毛を短めに切りそろえることで、凛々しい顔のシルエットを活かすカットスタイルです。
犬の表情がわかりやすくなり、また犬も目のじゃまになる毛がなくなるので視野が広く取れて安心しやすくなる利便性も高いカットになっています。
ビションフリーゼのカットにかかる費用は?
ビションフリーゼはチワワなどの小型犬と比べるとやや大きく、また毛量が非常に多いという特徴があるため、相場やそれらと比べるとやや高くなりがちです。
一般的には6000円から13000円前後を設定しているお店が多いようです。
ペットのカットに関してはお店によっての相場が大きく変わりやすい傾向もあるため、行く前には必ず当該ペットサロンのウェブサイトなどで料金をしっかり確かめておくと良いでしょう。
ビションフリーゼは豊富な毛量が特徴の犬種!定期的なカットは忘れずに
ビションフリーゼは他の犬種と比べても毛量が豊富であり、また柔らかく細い毛は絡みやすい特徴があります。
そのため定期的に伸びすぎた毛を刈ることで汚れをつきにくくし、また毎日毛玉を防ぐために行うブラッシングなどもやりやすくする必要があるでしょう。
特にビションフリーゼはその毛量からパウダーパフなどの特徴的なカットを楽しめる犬でもあります。
いろいろなカットスタイルを試してみるつもりでカットへ通うと、健康と楽しみを両立することができるのでおすすめです。