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愛犬にアメリカンチェリーは大丈夫?皮や種は食べられるの?

最終更新: 2024.06.28
愛犬にアメリカンチェリーは大丈夫?皮や種は食べられるの?
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アメリカンチェリーは犬に食べさせても大丈夫?

皮や種、ヘタの部分について、栄養やアレルギーのリスクも解説します。子犬や老犬に与える際の注意点も紹介します。 愛犬にさくらんぼやアメリカンチェリーを与える際、実は食べても大丈夫ですが、種やヘタにはリスクがあります。本記事では、犬にさくらんぼやアメリカンチェリーを与える際の部位やメリット、注意点、適量を詳しく解説します。

 

愛犬にさくらんぼを食べさせてもいい?

さくらんぼは犬に食べさせてもよい果物の1つですが、与える部位や加工の有無などによって注意すべきポイントが多々あります。

ここからは、さくらんぼの実、種、ヘタ、加工品のそれぞれについて食べさせてもよいかどうかを解説していきます。

さくらんぼの実

さくらんぼの実は、犬に与えてもよい部位です。

糖質やビタミンなどの栄養素を含み、甘味も強いので犬も好んで食べてくれるでしょう。

しかし、たくさん与えると肥満や下痢、嘔吐に繋がりますので注意が必要です。

与える際には、しっかりと適正量を守って与えるようにしましょう。

さくらんぼの種を犬に与えるのは、控えましょう。

硬く尖った部分もあるので、消化管を傷つけたり、下痢や嘔吐などの消化器症状を引き起こしたりする場合があります。

種には「アミグダリン」という毒性物質が含まれているため、犬に与えるのは危険です。

さくらんぼを与える際には、種は除いてから与えるようにしましょう。

ヘタ

さくらんぼのヘタは、消化不良を引き起こすため、与えないようにしてください。

また、食道や消化管が細い小型犬では、通過障害を起こす可能性も考えられます。

リスクも大きいため食べさせない方がよいでしょう。

さくらんぼの皮は犬に食べさせてもよいです。

しかし、さくらんぼによっては、農薬がついている場合もあります。

消化しづらい食物繊維が含まれていたり、苦味があったりする場合もあるので、心配な方は皮もむいてあげると安心です。

加工品

さくらんぼの缶詰などの加工品は、基本的に砂糖漬けされている場合が多く、小さな体の犬にとっては、糖分の過剰摂取になってしまいます。

また、添加物も含まれている場合があるため、さくらんぼの加工品を犬に与えるのは控えた方がよいでしょう。

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愛犬にアメリカンチェリーを与えても良い?

アメリカンチェリーも犬に与えても良い果物です。

さくらんぼよりも抗酸化作用が強く、健康に良い影響を与えてくれます。

しかし、さくらんぼと同様に「種」と「ヘタ」の部分は与えないようにしましょう。

消化不良や種に含まれる毒性物質によって体調を崩すことも考えられます。

与える際には、さくらんぼの適量と同程度の量で与えるのがおすすめです。

さくらんぼの栄養素と愛犬への影響

さくらんぼに含まれる栄養素と愛犬に与える影響について解説していきます。

体の健康に役立つ栄養素もたくさん含まれているので、ぜひ参考にしてみてください。

ソルビトール

さくらんぼには、ソルビトールと呼ばれる甘味を発する糖分が含まれています。

ソルビトールは、人間では虫歯の予防や便秘の改善効果がありますが、小さい体の犬では、腸を刺激し下痢や嘔吐などの消化器症状を引き起こす場合も考えられます。

犬にさくらんぼを与える際には、適量を守って与えてあげるようにしましょう。

アミグダリン

さくらんぼの種に含まれる「アミグダリン」は犬にとって毒性をもつ成分であるため危険です。

未熟な果実にも含まれている場合があるため、愛犬にさくらんぼを与える際には、人間が食べても渋みを感じない、成熟したさくらんぼの実を与えるようにしましょう。

βカロテン

βカロテンは、体内で代謝されビタミンAと同様の働きを発揮します。

体内の活性酸素を取り除き、細胞の老化を防ぐ抗酸化作用を持っている他にも、免疫力を高め、目や皮膚、粘膜の健康を保つ効果もあります。

アントシアニン

抗酸化作用をもつ「アントシアニン」には、体の中の炎症を抑え、細胞の老化やがん、生活習慣病などの予防効果があります。

特にアメリカンチェリーには、多く含まれているため、愛犬に抗酸化作用をもつ食べ物を与えたい場合には、検討してみると良いでしょう。

ビタミンC

ビタミンCは、タンパク質やコラーゲンの生成を補助する役割を持っています。

毛細血管や歯、骨の健康を保ち、ホルモン代謝にも役立つビタミンです。

ドッグフードにはビタミンCが安定して入っていない場合や、老化するとビタミンCの合成能力が低下する場合もあるので、老犬などのビタミンCが不足しがちな犬は積極的に摂取すべきビタミンです。

ビタミンE

ビタミンEも抗酸化作用をもつビタミンです。

細胞が活性酸素によって老化していくことを防げるので、アンチエイジングにも役立ちます。

アントシアニンやビタミンCなどの他の抗酸化成分と一緒に摂取するとより効率的に作用を発揮できます。

そのため、さくらんぼは愛犬に抗酸化作用のある食べ物を与えたい時におすすめの果物と言えるでしょう。

有機酸(リンゴ酸、クエン酸)

さくらんぼに含まれるリンゴ酸やクエン酸などの有機酸は疲労回復や新陳代謝の促進を促します。

さらに、血流を促進しミネラルの吸収を補助する役割もあり、愛犬の健康を保つ上で重要な成分です。

 

愛犬にさくらんぼを与えて良い量

さくらんぼは、犬に与えても大丈夫な果物ですが、与えすぎには注意しましょう。

与えすぎると、肥満や下痢や嘔吐などの消化器症状がみられる場合があります。

以下に1日に摂取できるさくらんぼの量を体重別に記載していますので参考にしてみてください。

*健康な去勢、避妊済みの成犬の場合です。

犬の体重 1日の総摂取カロリー 1日に与えることができるさくらんぼの量
超小型犬(3kg) 290kcal 3粒(約18g)
小型犬(5kg) 420kcal 5粒(約30g)
中型犬(10kg) 710kcal 9粒(約50g)
大型犬(30kg) 1500kcal 18粒(約100g)

さくらんぼは、ソルビトールを含んでいるため、1日の総摂取カロリーの5%程度与えるだけにとどめておくと安心です。

与える時は、あくまで適量を守って与えるようにしてください。

愛犬にさくらんぼを与える時の注意点

愛犬にさくらんぼを与える際の注意点は以下の4つです。

  • さくらんぼの種、加工品は与えない
  • 細かく刻んであげる
  • アレルギーに注意する
  • 与えすぎない、継続的に与えない

それぞれについて詳しく解説していきます。

さくらんぼの種、加工品は与えない

さくらんぼの種には、「アミグダリン」と呼ばれる毒性物質が含まれているので、与えるのは控えた方が良いでしょう。

また、加工品は、砂糖漬けや添加物が含まれている恐れがあるため、小さな体の犬にとっては悪影響となる場合があります。

飼い主さんは、さくらんぼの種や加工品は犬には与えないようにしましょう。

細かく刻んであげる

さくらんぼの皮や実を消化しやすくしたい場合には、細かく刻んで与えるようにしましょう。

細かく刻むことによって、より消化管への負担を軽減できます。

有毒な種や消化不良を起こすヘタは取り除いてから実や皮を細かく刻むようにしましょう。

食物アレルギーに注意する

さくらんぼに対して、食物アレルギー症状を発症する場合もあります。

症状としては、以下の通りです。

  • 顔の腫れ
  • 嘔吐、下痢
  • 痒み

初めて愛犬にさくらんぼを与える際には、食物アレルギーが出ないか少量ずつ与えることを心がけてください。

与え過ぎない、継続的に与えない

さくらんぼは、基本的に犬に与えても良い果物ですが、与えすぎや継続的に与えることは控えるようにしましょう。

さくらんぼには、糖質が多量に含まれており、肥満の原因になることもあります。

またソルビトールやアミグダリンといった悪影響を及ぼす成分も微量ながらに含まれているため、適量を守って与えることをおすすめします。

子犬や老犬にさくらんぼを与えても大丈夫?

子犬や老犬にさくらんぼを与えても大丈夫な場合が多いですが、基本的にはおすすめしません。

ここでは、子犬と老犬についてさくらんぼを与える際の注意点をそれぞれ詳しく解説します。

子犬

子犬では、あまりに小さい月齢であると消化機能が十分に発達していない場合も考えられます。

さくらんぼは、消化の良い果物ではないため、食べることによって下痢や嘔吐などの症状を発症することもあるでしょう。

子犬の下痢や嘔吐は脱水症状や衰弱につながるため危険です。

どうしても与えたい場合には、少量のみ与えるようにしてください。

老犬

老犬では、消化能力がだんだん低下していることが考えられるため、子犬と同様に消化不良の原因になるさくらんぼはあまり与えない方が良いでしょう。

与えるとしてもおやつとして少量与えるか、ドックフードのトッピングとして与えるようにするのがおすすめです。

愛犬がさくらんぼの種を食べた際の対処法

家庭での応急処置としてできることは、残念ながらあまりありません。

少量ならば経過観察でも良いですが、消化器症状など体調に異変がある場合には病院を受診しましょう。

動物病院では、催吐処置を行い、輸液や吐き気どめ、下痢止めを使用した治療を行います。

愛犬の体に負担をかけないためにもさくらんぼの種や与えすぎに注意し、愛犬の手の届かないところでさくらんぼを管理するようにしましょう。

愛犬にさくらんぼ以外の果物を与えて良い?

さくらんぼ以外にも愛犬に与えて良い果物はたくさんあります。

ここからは、犬に与えられる果物の代表例を3つ紹介します。

りんご

りんごは、犬に与えて良い果物であり喜んで食べてくれる子も多いでしょう。

クエン酸やリンゴ酸が含まれており、疲労回復にも役立ちます。また水分も多量に含まれているため、夏場の水分補給にもおすすめです。

りんごのサイズが大きいと食道に詰まってしまうこともありますので、与える際にはしっかりと小さくカットして与えるようにしましょう。

いちご

いちごは、甘みが強く犬も好んで食べてくれることが多い果物です。

ビタミンCやアントシアニンなどの抗酸化作用をもつ成分を含んでいるため、体の細胞の老化をa防ぐ効果が期待できます。

ヘタの部分は消化しづらいため、取り除いて与えると良いでしょう。

バナナ

バナナには、ビタミンB群や葉酸など体に良い影響をもたらすビタミンやミネラルが多量に含まれています。

しかし、カリウムも豊富に含まれており、腎不全や心疾患などの基礎疾患がある場合には注意しなければなりません。

バナナは、甘みも強いため、喜んで食べてくれる果物の1つです。

飼い主さんは、獣医師に確認してみてバナナを与えるようにしましょう。

愛犬はさくらんぼを食べても良いが量に気をつけて!

犬はさくらんぼを食べられます。

しかし、さくらんぼの種やヘタなどは体に悪影響を与えてしまいますのでしっかりと取り除いてから与えるようにしましょう。

また、さくらんぼの与えすぎにも注意が必要です。

飼い主さんは、適量を守ってさくらんぼを愛犬に与えるようにしましょう。

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