犬の寿命はどんなに長くても約20年で人間の4分の1から5分の1程度だと言われています。
人間より早く年を取るため、愛犬が老犬になっていくのを受け止める必要があります。
成犬の時と違って、老犬と暮らしていくにはいくつかの違いがあります。
今はまだ成犬で元気に暮らしている子もいずれは老犬になっていくので、どんな飼い主様も老犬の特徴や飼い方のポイントを理解しておきましょう。
何歳から老犬と言われるの?
一般的に小型・中型犬で7歳前後、大型犬で5歳前後で老犬と言われる年齢になります。
人間の年齢に換算すると45歳前後とされており、この頃からワンちゃんの体には様々な変化が現れるとされています。
例えば、今までできていたことができなくなってしまったり、食べる量が減ってしまったりといったことが挙げられます。
老犬になったからといえど、大切な家族の一員である愛犬には有意義な老犬ライフを送って欲しいですよね?
そのためには、飼い主様が老犬になることで起こる変化を適切に理解し、心が通ったコミュニケーションをとることが重要です!
この記事では、老犬になることで起こるコト、老犬との暮らしで押さえておきたいポイントをご紹介します!
老犬になると起こる5つのコト
老化はワンちゃんの行動、体、心に大きな影響を与えます。
老犬は歳を重ねるごとに、さまざまなケアが必要になります。
長年一緒に過ごしてきた愛犬に最高の老犬生活を送ってもらうには、愛犬に何が起こっているのかを飼い主がしっかりと理解し適切な対応を取ることが必要になります。
ワンちゃんの老化において最も一般的な兆候7つを以下に示します。
老犬になると行動に変化が現れる
老犬になると、今まで出来ていたことが出来なくなったり、もしくはできるけどしなくなったりと行動に変化が現れます。
例えば、街を散歩していて他のワンちゃんとすれ違ったとき、
- いつもなら吠えてたけど吠えない
- 視覚が衰えたことにより、小さな段差に気づかずつまづく
- 食べないものが増える
といったことが挙げられます。
また、寝込んでしまっているワンちゃんですと、運動量が減るため筋肉量が少なくなります。筋肉量が少なくなると今までできていたことが出来なくなったりで自信を無くしてしまいます。
老犬になるとお口の問題が発生しやすい!
虫歯や歯茎の問題は、老犬によくでる症状です。
一般的な兆候としては、口臭、歯垢、歯茎の腫れ、食欲不振などがあります。
これらのお口の中の問題は、人間同様ワンちゃんにとっても不快であることに加えて、深刻な感染症が引き起こされる可能性があります。
お口の問題を解決することで、いつも通りご飯を食べてくれるようになったり、感染を防ぐことができるので、老犬になったらお口の状態にいつもより気を使ってあげましょう。
老犬になると関節の痛みと硬直が出てくる
関節の問題は、ワンちゃんの老化のもう1つの一般的な兆候です。 犬は本能的に痛みや痛みを隠すため、症状はすぐにはわかりません。
しかし、関節の状態が悪化すると、特に朝や長い散歩の後には、関節の状態がさらに悪化してしまうことがあります。
関節の状態を悪化させないためには、ワンちゃんの運動スケジュールを調整することがとても重要です。
長時間に及ぶ運動は、老犬の体にとって大きな負荷になることがわかっており、また関節の劣化を早める可能性があります。
そのため、老犬時の運動は、長時間の散歩の代わりに、短い散歩を複数回に分けて行うことが望ましいでしょう。
また、寝ているときにワンちゃんの体重を均等に分散させる体圧分散ベットを使用することで、こわばりや痛みを軽減することが可能です。
老犬になると感覚が衰える
ワンちゃんの嗅覚、視力、聴覚は年を取るにつれて悪化し始めます。
ワンちゃんに指示をした時に反応しなかったり、近くを通った時に気づかなかったりといった行動は、老化による感覚の衰えであると考えられます。
しかし、これらの行動は、理由がわからないと「ワンちゃんが言うことを聞かなくなった」と勘違いしがちなことでもあります。
言うことを聞かなかったからと、しつけをしてしまうとかえって逆効果になり悪循環になってしましいますので、このような兆候が見受けられた時は、最近のワンちゃんの行動を見返し老犬の症状に該当していないかしっかりと判断しましょう。
感覚の衰えが見受けられるようになったら、ワンちゃんの日常生活を楽にするために小さなことに気を配ってあげましょう。
例えば、 水を入れたボウル、食べ物、ベッドが常に同じ場所にあることを確認してください。そうすればワンちゃんも見つけやすくなります。
また、ワンちゃんを急に撫でるでるだけでも、びっくりしてしまうことがありますので、突然の動きは避けるようにしましょう。
老犬になると体重の変化が起きやすい
老化によって体重の増加と減少の両方が引き起こされる可能性があります。
老犬になると、今までと同じご飯なのに、代謝が悪くなったり運動量が減ることによって太ってしまったり、消化と吸収の昨日が衰えて痩せてしまったりすることがあります。
そんな時は、いつも食べているドッグフードをシニアドッグフードに変えてみるものいいかもしれません。
おすすめは手作りご飯のココグルメです。
ココグルメは、食材はすべて人間の食品に使用される食材(ヒューマングレード)を使用しており、学校給食を手がける給食工場で1つ1つ人の手で作っています。
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老犬との暮らすために押さえておくべき3つのコト
老犬は私たち人間と同様に、飼い主として適度な心配りが必要になります。
ここでは、老犬と暮らすために飼い主様が押さえておくべきことを3つ紹介します。
老犬が過ごしやすい環境を作ってあげよう!
老犬になると体、心に様々な変化が現れますので、今まで通りの環境では、老犬にとって過ごしにくい環境になっている可能性があります。
例えば、足腰が弱くなってしまった老犬にとって家にある段差が大きな壁となってしまうことがあります。
そんな時には飛び降りたり、飛び乗ったりしなくてもいいように板でスロープを作ってあげることがおすすめです。
飼い主様が抱っこで持ち上げて段差にあげるのではなく、自分で傾斜を上り下りさせて足腰の筋力アップを図りましょう!
また、老犬になるとほとんどのワンちゃんは落ち着きますので、家でもリラックスできる環境を用意してあげましょう。
例えば、お布団がワンちゃん好みの硬さになっているか、ワンちゃんがいつもいる場所が家族の存在を感じられる場所か、テレビの音量が大きすぎないかといったことです。
老犬になってもお仕事の習慣、遊ぶ習慣はそのまま続けよう!
ワンちゃんは何歳になってもお仕事をすることが大好きです。
お仕事を与えてあげて、ちゃんとできたら褒めてあげることで、例えば今までできてたことができなくなってしまい、自信を無くしてしまったワンちゃんの自信回復、喜びに繋げることができます。
朝になったら誰かを起こしに行ってもらうや、オテ、オスワリは老犬になっても継続することがおすすめです。
また、老犬になると遊びに興味を示さなくなってしまうこともあります。
興味を示さなくなったからといって、遊ぶことをやめてしまうと、脳への刺激がなくなりボケにつながってしまう可能性がありますので、新しい遊びを試すなどして適度に脳への刺激をする音がおすすめです。
老犬になったらご飯を見直そう!
老犬になると運動量が減ったりしてそもそもの食べる量が減ってきたり、様々な体の変化によって、食べなくなってしまったりします。
ワンちゃんにとって食事は、人間同様必要な栄養を補給するための唯一の手段です。
また、ご飯を食べなくなってしまうと、必要な栄養を確保することができなくなってしまい、老化の症状をさらに加速させてしまう原因にもなってしまいます。
老犬がご飯を食べなくなってしまう原因には様々な理由が考えられます。
例えば、感覚の衰えや飲み込む力、噛む力が衰える、そもそもお腹がすきにくいといったものです。
愛犬がいつまでも健康的いられるように、飼い主様がしっかりと食事のコントロールをしてあげてください!
老犬がご飯を食べなくなってしまった時の対策については、「老犬がご飯を食べない時の原因と対策5選」で紹介しておりますので、ぜひご参考にしてください!