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犬の目やにの正しい取り方3選!病院へ行った方がいい目やにも解説!

最終更新: 2024.05.30
犬の目やにの正しい取り方3選!病院へ行った方がいい目やにも解説!
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日々愛犬の様子を注意深く観察することは、病気の早期発見につながります。

愛犬のちょっとした異変に気づくことは、毎日一緒に生活している飼い主様にしかできません。

特に目の異常は、症状が急速に悪化するケースがあり、早めの受診や治療が大切です。

この記事では犬に目やにが発生する原因や対処法、健康管理の方法などをお伝えします。

家族の一員である愛犬が元気で過ごすための参考になれば幸いです。

 

 

 

愛犬の目やにができる原因

目やにには問題がない目やにと病気の可能性がある目やにがある

愛犬に目やにがあると病気では、と不安に感じるかもしれませんが、全ての目やにの発生が何らかの病気によるもの、というわけではありません。

少量の目やには、角膜や結膜の古い細胞が剥がれたり、埃などの汚れが涙に混ざって固まった老廃物の一種です。

この様に細胞の新陳代謝でどのような犬でも少量の目やには発生します。

しかし、量が多い、色が普段とは異なる、目の周りをキレイにしてもすぐに目やにが発生するなどの場合は何らかの問題がある可能性があります。

品種によっては頻繁に目やにが生じる

ペットとして飼育されている犬は品種改良によって様々な品種が存在します。

犬の品種の中でも比較的眼球が大きい犬種は目やにが生じやすい傾向があります。

これは、眼球が大きいことによって瞼が完全に閉じないため涙の分泌量が不十分であったり、眼球が飛び出ていたりすることで体毛に触れやすくなっているのが主な原因です。

涙の分泌量が少ないと汚れが目の中に溜まり、目やにが生じやすくなります。

また、体毛に付着した汚れが目に入り込むのも目やにの発生につながるので、体毛が長い犬や目が大きい犬ほど目やにが生じやすくなるのです。

目の病気やアレルギーの症状で目やにができる

犬も人間のように角膜炎や結膜炎など、目の病気を患います。

また、角膜炎や結膜炎などの目そのものの病気の他に、アレルギー症状として目やにがでるケースもあります。

アレルギーの原因は花粉やカビ、ダニなど原因は様々です。

特にアレルギー性の結膜炎はかゆみや重度の目やにを伴うことが多く、頻繁に顔を床やソファなどにこすりつけ、手で目の周りを掻こうする傾向があります。

春先や秋の花粉が多くなる時期は特に、お散歩から帰ったらタオルで身体を拭いてブラッシングを行うなど、清潔な状態を保つように心がけましょう。

また、室内では空気清浄機を使用するのも効果的です。

犬の目やにの取り方1. 目薬で取る

犬の目やには眼球が傷つくことで発生するケースもあります。

愛犬が点眼を嫌がらない場合は、目薬を使って汚れと目やにを流すイメージで ソフトに取る方法をお勧めします。

その場合は、自己判断で人間用の目薬を使用するのではなく、動物病院でケア用の目薬を処方してもらいましょう。

ただし、点眼自体を嫌がる犬や点眼後気にして目を擦る犬の場合は、目薬で流して目やにを取る方法はお勧めできません。

点眼が上手くできる場合も、点眼後は目の周りについた余分な点眼薬をコットンなどで拭いてキレイにしておくと目の周りを清潔に保てます。

https://coco-gourmet.com/archives/245

犬の目やにの取り方2. コットンやガーゼで取る

犬の目は人間と同様にデリケートな器官です。

目やにを取ろうと指でほじったり、ティッシュでこすったりするのはあまりお勧めできません。

目やまぶたを傷つけてしまうおそれがあるので、ぬるま湯で濡らしたコットンやガーゼを使ってなでるように拭き取る方法がお勧めです。

目やにを取る際は決して力任せに行わず、犬が嫌がらないように無理の無い範囲で行いましょう。

強引に取ろうとして犬に怖い思いをさせてしまうと、顔の周りに飼い主の手が近づいただけで逃げてしまう様になりかねません。

そうなった場合は日々のケアはもちろん、点眼が必要な状況になってもご自宅では何もできなくなる可能性があります。

犬の目やにの取り方3. ふやかして取る

目やには皮脂などの脂分も含まれているため、時間が経つと乾燥して固まってしまいます。

犬の場合、目の周りにある毛に目やにが付着することも珍しくありません。

固まった目やにに毛が絡みついた状態になっているため、強引に取ろうとすると目の周りの毛も一緒に引っ張られてしまいます。

目の周りの毛を引っ張られるのは犬にとって非常に不快なことなので、嫌がって顔周りを触れなくなったり、飼い主に咬みついてまで拒否しようとする可能性があります。

そのような事態を避けるためには毛に絡みついた目やにをふやかして柔らかい状態にしてからそっと取る方法が賢明です。

犬の目やにをふやかすには人肌程度に温めた蒸しタオルを使うのが効果的です。

人肌とほぼ同じ36度から37度ほどの温度は犬が不快に思わず、目やにをふやかすのに適しています。

目の周りを温めるとリラックス効果も

目の周りに温かいタオルを当てることでリラックス効果も期待できます。

犬の多くは目の周りを触られることにストレスを感じますが、温かいタオルを当てることで緊張が緩和される場合があります。

ふやかした目やにを軽くガーゼでなでるように拭き取れば完了です。

ふやかして取るもう一つの方法は、犬の体を洗うのと一緒に目やにを取り除く方法です。

目に直接シャワーのお湯が当たらないように、手でそっと目の周りをお湯で濡らしてから身体を洗い、最後に顔周りを洗うと目やにがふやけて簡単に取れます。

ただし、身体を洗ったり濡れることを嫌がる犬の場合は、嫌なことを増やすだけになるので お勧めできません。

愛犬に合った方法でお互いがストレスなくできる方法を色々試してみましょう

目やにを取るタイミング

目やには、そのままにしておくと乾いて取れにくくなるので、毎日のケアが必要です。

汚れやすいのは朝起きてすぐやお散歩のあとなので、そのタイミングで目やにをキレイに取れれば比較的キレイな状態を保てます。

他には、愛犬とご自身が落ち着いてできる時間帯に目やにを取り、歯みがきをするなど毎日の習慣として行うのもお勧めです。

上手にできたらご褒美をあげたり褒めて優しく撫でてあげるなど、愛犬との楽しいコミュニケーションの時間になるように工夫してみてくださいね。

こんな目やにを発見したら病院につれていきましょう

日々の代謝で出る少量の目やには問題のない目やにですが、黄色や緑色の目やにがでる場合は速やかに動物病院で検査を受ける必要があります。

このような色の目やには細菌などの感染症が原因で生じることが多いため、放置すると症状が急に悪化してしまう可能性があります。

また、目だけではなく、皮膚炎や外耳炎など目以外に原因があるケースもあります。

愛犬の目やに別の原因は以下をご覧ください

犬の目やにが緑色の時は要注意!色別の目やにの原因と対策

目やにの予防方法

目やには日々の新陳代謝によって出るものなので、完全に予防することは不可能です。

しかし、以下の方法で予防効果は期待できます。

水分を多く摂る

東洋医学的には「身体全体が乾いている、つまり水分不足により肝臓の機能が 弱り、血液や水分が不足すると目にトラブルが出やすい」と言われています。

愛犬には 新鮮な水分を十分に与えましょう。

ウエットフードや手作りフードの活用などもお勧めです。

目薬、目やにケアグッズを使う

動物病院で、普段使える点眼薬や目の周りのケアについて相談してみましょう。

犬用の目の洗浄用の目薬や、目の周りを拭いても刺激が少ないコットンなど、安心して使えるケアグッズを利用し、目と目の周りを清潔に保つのも 目やにを防ぐポイントのひとつです。

目の周りの毛をカットする

目の周りの毛が伸びていると、目やにがついた時に毛に絡んで固まってしまい不潔になる上に、目の中に伸びた毛の先が入って汚れが付着しやすくなります。

目の周りは短くカットして目のお手入れがしやすいようにしましょう。

適度な運動をさせる

わたしたち人間もそうですが、犬も日常生活で怒りやストレスにより肝臓がダメージを受けると言われています。

肝臓にダメージがあると目のトラブルが起こりやすいため、一見何の関連も無いと感じるかもしれませんが、愛犬に適度な運動をさせてストレスを発散させることは目やにの予防に繋がります。

ご飯を変える

食事によるアレルギーや、脂肪分が多すぎる食事やおやつを与え続けると 目やにが増えることがあります。

対策としては、病院で処方されている療法食を利用したり、手作り食や手作りのおやつに変えることも目やにを落ち着かせる対策として有効です。

手作り食は市販の総合栄養食のドッグフードとは異なり、栄養のバランスを考えて作るのが難しいというデメリットもあります。

しかし、水分がしっかり摂れる上に添加物が含まれていない「リアルフード」の食事を与えるメリットは非常に大きいと言えます。

「ココグルメ」は獣医師やペット栄養管理士の監修のもと、無添加で犬に必要な栄養バランスを考えて作られた犬用の食事です。

愛犬の健康に不安がある場合は、獣医師による相談も受けられます。

手作り食はちょっとハードルが高いな、と思っている方にもお勧めです。

体調不良のサインを正しく読み取ることが大切

犬の目やには、少量なら珍しいことではありません。

しかし、目やにの量が多い場合や黄色や緑色の目やにが出る場合、顔をこすりつけるなど、普段とは異なる状態の場合は何らかのトラブルが疑われます。

また、目の病気は症状が急激に悪化する場合や、目そのものの問題だけでなく内分泌疾患などの全身疾患が隠れていることがあります。

少しでもおかしいな、と思ったらすぐに動物病院で診察をうけましょう。

参考文献

「レベルアップ眼科診療」の「眼疾患を知る」
「決定版犬・猫に効くツボ・マッサージ」:シェリルシュワルツ著

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