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老犬がドライフード食べない意外な理由とは?ふやかす等の対策も

最終更新: 2024.05.29
老犬がドライフード食べない意外な理由とは?ふやかす等の対策も
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これまで長い時間を一緒に過ごしてきたわんちゃんには、いつまでも元気で長生きしてもらいたいと思うものです。

わんちゃんの健康を守るために重要なものといえば食事ですが、年齢を重ねたわんちゃんだと以前のような勢いでフードを食べてくれないことも多く、頭を悩ませている飼い主さんも多いのではないでしょうか。

自分なりに工夫はしているけれどなかなか変化が見られない、と悩んでいる飼い主さんもいるかも知れません。

この記事では、老犬にドッグフードを与えるときに実践できるちょっとした工夫を3つ紹介します。  

 

老犬がドライフードを食べない理由

老犬がフードを食べない理由はいくつかありますが、そのなかでもメジャーなものとして、

 

  1.  口腔内のトラブル
  2.  消化機能が弱くなってしまったから

というのがあります。

このような状態になると、ドライフードの固さは老犬にとって大きな負担になります。

口腔内のトラブルがある

歯が弱くなっているのですから、そもそもドライフードをしっかり噛み砕くことができません。

高齢になるにつれて歯周病や口内炎など口腔内のトラブルが増える傾向がありますが、口腔内のトラブルがあると固いドライフードを食べるのは避けることがあります。

食べること自体が大変で苦痛をともなうのですから、当然「食べたくない」と思うのが自然な反応です。

このような場合はふやかしたドライフードを与えるとよいでしょう。

老犬は消化機能が衰えるためドライフードを食べなくなる

老犬に固いままのドライフードを与えるリスクは、フードを食べなくなることだけではありません。

犬はあまり食べ物を噛まずに飲み込むことが多いため、消化機能が落ちた老犬が成犬時と同じ量を与えると消化不良になることが多いです。

老犬の食欲低下は、胃や腸の消化機能の低下が原因の場合もあるので、場合によっては消化を良くするためにドライフードをふやかして柔らかくしてから与えると良いでしょう。

高齢化ではなく病気で食べない場合は要注意

ちなみに老犬と言われるのはいつからかご存知ですか?

以前は7歳を超えると高齢犬と言われていましたが、最近は犬の寿命も大きく伸び15歳を超えるような子も少なくありません。

それだけ犬の基礎的な健康管理や住環境が整ってきたということですので、一般的に高齢犬として捉えられる年齢も10~12歳程度以上と引き上がってきています。

まだ高齢とはいえないけどドッグフードを食べなくなったという方は、単にフードに飽きてしまった意外にも病気で食べないという可能性もありますので、他に気になる症状が出ていないかは確認してみた方が良いと思います。

ドッグフードを食べない理由とは?トッピングなどの対処法も!

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老犬がご飯を食べない時の対策

①ご飯をふやかす    

ドライタイプのドッグフードをふやかすには、お出汁やスープをかけるのが良いでしょう。

ただの白湯でも構いませんが、お出汁やスープのほうが香りや風味がプラスされて、さらにわんちゃんの食欲を刺激することができます。

最近では老犬に与えるためのスープも市販されていますし、肉や魚を使って自分で手作りすることも可能です。

加えてドライフードをふやかすときは、温かいものを使うとさらに効果的です。

ドッグフードは温めることで香りが強くたつようになるので、食欲が増すことがあります。

またドライフードをスープやお出汁でふやかすことで、老犬に不足しがちな水分も一緒に補うことができるので、ドッグフードをふやかすという方法は老犬にぴったりの食事方法といえます。

②トッピングを添える

 

ドッグフードをふやかしてもうまく食べない場合には、いつものごはんになにかトッピングを追加してみると良いでしょう。

人間も年を取ると頑固になったりこだわりが強くなったりして、食べ物の好き嫌いが増えてしまうことがありますが、この現象はわんちゃんにも共通しています。

わんちゃんにも年齢を重ねることで食に対するこだわりが強くなり、今までしっかり食べてくれていたフードに不満を持つ子がいるのです。

食へのこだわりが強い老犬には、いつものフードにプラスして嗜好性の高いトッピングを添えてあげましょう。

トッピングをすることで、いつものドッグフードに新鮮さが加わり、喜んで食べてくれることがあります。

トッピングには、市販されている犬用のふりかけや香りが強いおやつ、かつおぶしやさつまいもなどを添えると良いでしょう。

どんなものを添えるにしても、愛犬の好みに合わせたトッピングを選んであげることが重要です。

またトッピングをする方法は、活動量が低下することで食欲が落ちてしまった老犬に対しても有効です。

これも人間と同じなのですが、わんちゃんも年を取ることで自然と活動量が低下します。

活動量が低下すると、必然的に体に必要なエネルギー量も減少するので、以前よりも少ない食事量で満足するようになるのです。

活動量が低下した状態で大量にフードを食べてしまうと、今度は逆に肥満という問題に繋がってしまうのですが、だからといって必要な量を食べてくれないのは困りもの。

老犬が健康に長生きするには、充分な栄養摂取が不可欠だからです。いつものごはんにトッピングをすることで、わんちゃんの食欲を刺激し食いつきを良くすることができます。

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③ウェットフードに変える    

はじめに紹介した「ドライタイプのドッグフードをふやかす」という方法と関連しているのですが、ふやかして柔らかくするのではなく、思い切ってドッグフードをウェットフードに変えてしまうのも一つの方法です。

柔らかいウェットフードは、消化もしやすく老犬も安心して食べられます。

そして、水分も充分に含まれているため、水分補給も一緒にできてしまいます。

またウェットフードはドライフードよりも香りが強いものが多いので、なかなか以前のようにフードを食べない老犬の食欲を刺激することも可能です。

特に老犬用として販売されているウェットフードなら、食べやすさや消化の面だけでなく、ビタミンやミネラルなど栄養面でも年齢を重ねたわんちゃんに配慮しています。

こういったものを選べば、わんちゃんの健康をより強くサポートすることが可能です。 

老犬が食べない時はドッグフードにひと工夫を

年齢を重ねた愛犬がドッグフードを思うように食べてくれないと、どうしても飼い主さんは心配になってしまうことでしょう。

人間もそうであるように、犬も年を取れば食が細くなるのは致し方ない部分もあるため、ある程度は大きな気持ちで受け止めてあげることが大切です。

この記事で紹介した方法の中から、まずは手軽に実践できるものから試してみて、わんちゃんの様子を観察してみましょう。試行錯誤を重ねれば、必ずあなたの愛犬にぴったりの方法が見つかるはずです。

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