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犬は冬にご飯の量を増やすべき?室内犬・外飼い別の目安と冬太りを防ぐ調整、食欲が増える・落ちる理由

犬は冬にご飯の量を増やすべき?室内犬・外飼い別の目安と冬太りを防ぐ調整、食欲が増える・落ちる理由
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結論から言うと、エアコンや暖房の効いた室内で暮らしている犬は、冬もご飯の量を基本的に変えなくて大丈夫です。屋外で過ごす時間が長い犬や、寒さで体重が減ってきた犬は、いつもの量の5〜10%を目安に少しずつ増やします。反対に、散歩や遊ぶ時間が減って体重が増えてきた犬は、5〜10%減らしておやつを見直しましょう。どちらの場合も、判断の基準は「体重」と「体つき(ボディコンディション)」です。冬の間は2週間に1回を目安に体重を量り、増え方・減り方を見ながら調整してください。

この記事では、冬にご飯の量を変えるべきかの判断の目安、体重別の1日の必要カロリー、冬太りを防ぐコツ、冬に食欲が増える・落ちる理由、動物病院に相談したい体重や食欲の変化をまとめました。

毛布の上で丸くなって眠る犬

冬に犬のご飯の量を変えるべき?暮らし方別の目安

冬にご飯の量を変えるかどうかは、「どこで、どのくらい寒さにさらされているか」と「体重の変化」で決めます。目安は次のとおりです。

暮らし方・体の状態 ご飯の量の目安 ポイント
暖房の効いた室内で過ごし、体重が安定している 変えない 夏と冬で室温が大きく変わらないため、必要なエネルギーもほとんど変わらない
屋外で過ごす時間が長い(外飼い・長い散歩など) 5〜10%増やして様子を見る 体温を保つためにエネルギーを使う。犬小屋の防寒など寒さ対策も合わせて行う
寒さで体重が減ってきた・肋骨がはっきり浮いてきた 5〜10%増やす 2週間ほどで体重が戻るか確認する。増やしても減り続ける時は受診する
散歩や遊ぶ時間が減った・体重が増えてきた 変えないか5〜10%減らす まずおやつの量を見直す。急に大きく減らさない
子犬・シニア犬・持病がある 自己判断で大きく変えない 成長や体調で必要量が変わるため、体重を記録してかかりつけの獣医師に相談する

量を変える時は、一度に10%以上を動かさず、5%ずつ調整するのが安全です。1日の量を変えたら、2週間ほど同じ量を続けて体重の変化を見てから、次の調整を決めましょう。

なぜ冬は必要なエネルギーが変わるの?

犬は寒い場所にいると、体温を一定に保つために体の中で熱をつくり、そのぶんエネルギーを使います。そのため、気温の低い屋外で長く過ごす犬は、冬に必要なカロリーが増えることがあります。被毛が薄い犬種や体の小さい犬、痩せ型の犬は体の熱が逃げやすく、寒さの影響を受けやすい傾向があります。

一方で、暖房の効いた室内で過ごす犬は、寒さで使うエネルギーはわずかです。むしろ冬は散歩の時間が短くなったり、家の中で寝て過ごす時間が増えたりして、運動で使うエネルギーが減りがちです。「冬だから増やす」と思い込んでご飯を増やすと、使うエネルギーより食べる量が多くなり、冬太りにつながります。

犬の1日の必要カロリーの目安【体重別】

計量カップでドッグフードを量る様子

犬の1日に必要なカロリーは、安静時に必要なエネルギー(RER)に、年齢や避妊・去勢の有無、運動量に応じた係数をかけて計算します。

  • 安静時に必要なエネルギー(kcal)=70×体重(kg)の0.75乗
  • 1日に必要なエネルギー(kcal)=安静時に必要なエネルギー×係数(避妊・去勢済みの成犬で1.4〜1.6が目安)
体重 安静時に必要なエネルギー 1日の目安(避妊・去勢済みの成犬) 冬に10%増やす場合
3kg 約160kcal 約223〜255kcal 約246〜281kcal
5kg 約234kcal 約328〜374kcal 約360〜412kcal
10kg 約394kcal 約551〜630kcal 約606〜693kcal

例えば体重5kgの犬で5%増やすなら1日あたり約16〜19kcal、10%なら約33〜38kcalの追加です。思っているより少ない量なので、「ひとつかみ足す」のではなく、フードのパッケージに書かれた100gあたりのカロリーから計算して、はかりで量りましょう。

ここで計算したカロリーはあくまで出発点です。同じ体重でも、体質や運動量によって必要な量は変わります。体重別の量の考え方は「【体重別】犬の手作りご飯の適正量を解説!お肉の量やカロリー計算も」でも詳しく解説しています。ココグルメを与えている場合は、食事量計算で体重や年齢に合わせた1日の量を確認できます。

冬太りを防ぐ4つのポイント

芝生の上を元気に走る柴犬

1. 2週間に1回は体重を量る

冬の体重の変化はゆっくりなので、見た目では気づきにくいものです。飼い主さんが犬を抱っこして体重計に乗り、自分の体重を引くと手軽に量れます。毎回同じ時間帯(ご飯の前など)に量り、記録しておきましょう。

2. 体つきを触って確かめる

体重と合わせて、体つきも確認します。肋骨を軽く触って骨の感触がわかり、上から見て腰のくびれがあれば理想的な体型です。肋骨が触りにくくなってきたら太り気味、骨が浮き出て見えるようなら痩せすぎのサインです。

3. おやつは1日のカロリーの10%以内に

寒い時期は家で過ごす時間が長く、ついおやつが増えがちです。おやつやトッピングは1日に必要なカロリーの10%以内にとどめ、おやつを与えた日はその分ご飯を減らしましょう。量を減らすと物足りなさそうにする場合は、茹でたキャベツや大根などの低カロリーな野菜を少し加えてかさを増やす方法もあります(「犬はキャベツを食べても大丈夫?毎日あげていい量・芯や生の注意点・何歳から」)。

4. 室内でも体を動かす時間をつくる

寒さや雪で散歩が短くなる日は、室内でボール遊びや引っ張りっこ、おやつを探す遊びなどで体を動かしましょう。散歩は日中の暖かい時間帯に行くと、寒さに弱い犬も歩きやすくなります。ダイエットの進め方は「愛犬のダイエットに運動やご飯のかさ増しは効果的?肥満対策も解説!」も参考にしてください。

冬に食欲が増える・落ちるのはなぜ?

冬に食欲が増える理由

寒くなると、体温を保つためのエネルギーを補おうとして食欲が増す犬がいます。また、家の中で過ごす時間が長くなり、退屈から食べ物を欲しがることもあります。ねだられるままに与えると冬太りの原因になるので、量は体重と体つきを見て決めましょう。

ただし、急に食欲が増えて、水をたくさん飲む・おしっこの量が増える・食べているのに痩せていくといった様子がある場合は、糖尿病などの病気が隠れていることがあります。早めに動物病院を受診してください。

冬に食欲が落ちる理由

反対に、冬に食欲が落ちる犬もいます。運動量が減ってお腹が空きにくい、ご飯が冷たくて香りが弱い、寒さで水を飲む量が減っている、といった理由が考えられます。シニア犬では、寒さで関節がこわばって食事の姿勢がつらくなることもあります。

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子犬・シニア犬の冬のご飯

子犬は成長に合わせて体重が増えていくのが普通なので、冬かどうかよりも、月齢と体重に合わせて量を見直すことが大切です。体が小さく寒さで体力を消耗しやすいため、ご飯の量を増やすより先に、室温を20℃前後に保つなど寒さ対策をしましょう。

シニア犬は筋肉が減って寒さに弱くなる一方、運動量も落ちるため、冬に太る子も痩せる子もいます。体重と体つきを記録し、急な変化があれば獣医師に相談してください。シニア犬の食事量と回数は「【必見】老犬、シニア犬に適した食事量と回数を獣医師が解説!」で解説しています。

こんな時は動物病院へ

獣医師に体を診てもらう犬

次のような場合は、季節のせいと決めつけず、早めに動物病院を受診しましょう。

  • 1か月で体重が5%以上増えた・減った(5kgの犬なら250g以上)
  • ご飯を増やしても体重が減り続ける
  • 急に食欲が増えて、水をたくさん飲み、おしっこの量も増えた
  • 丸1日以上ほとんど食べない(子犬・シニア犬・持病のある犬は半日でも相談を)
  • 震えが止まらない、元気がない、吐く・下痢をしている

犬の冬のご飯の量でよくある質問

冬はドッグフードの量を増やした方がいいですか?

暖房の効いた室内で暮らしていて体重が安定しているなら、増やす必要はありません。屋外で過ごす時間が長い犬や、寒さで体重が減ってきた犬は、いつもの量の5〜10%を目安に少しずつ増やし、2週間ごとに体重を確認しましょう。

外飼いの犬は冬にどのくらいご飯を増やせばいいですか?

まずはいつもの量の5〜10%増やし、2週間ほどで体重がどう変わるかを見て調整します。ご飯を増やすだけでなく、犬小屋に毛布を入れる、風が当たらない場所に置くなどの防寒も大切です。子犬やシニア犬、寒さに弱い犬種は、冬の間は室内で過ごせるようにしましょう。

冬に体重が増えてしまったらどうすればいいですか?

まずおやつやトッピングの量を見直し、それでも増える場合はご飯を5〜10%減らします。室内遊びなどで体を動かす時間もつくりましょう。急に大きく減らすと空腹でストレスがたまるので、少しずつ調整します。1か月で体重の5%以上増えた時は、病気が隠れていないか獣医師に相談してください。

冬になると食欲旺盛になるのはなぜですか?

体温を保つためのエネルギーを補おうとしたり、家で過ごす時間が増えて退屈したりして、食欲が増すことがあります。ねだられるままに与えると冬太りにつながるので、量は体重と体つきで決めましょう。急に食欲が増えて水をたくさん飲む、おしっこの量が増えるといった様子がある時は受診してください。

冬にご飯を食べなくなった時はどうすればいいですか?

ご飯を人肌程度に温める、ぬるま湯でふやかす、食べる場所を暖かくする、日中に体を動かすといった工夫を試しましょう。丸1日以上食べない時や、元気がない・吐くなどの様子がある時は、早めに動物病院を受診してください。

まとめ:冬のご飯の量は「体重」を見て少しずつ調整しよう

暖房の効いた室内で暮らす犬は、冬もご飯の量を変える必要はほとんどありません。屋外で過ごす時間が長い犬や体重が減ってきた犬は5〜10%を目安に増やし、運動量が減って体重が増えてきた犬はおやつを見直して5〜10%減らします。

どの場合も、2週間に1回は体重を量り、体つきを触って確かめることが大切です。急な体重の変化や食欲の変化がある時は、季節のせいと決めつけず、獣医師に相談しましょう。

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