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【体重別】犬の手作りごはんの適性分量

最終更新: 2020.03.30
【体重別】犬の手作りごはんの適性分量
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犬にごはんを与えるとき、どうせならば市販のドッグフードではなく、愛情を込めて作った手作りごはんをあげたいものです。

しかし、手作りごはんと言えど与えすぎてしまうと肥満の原因になってしまうため、分量をしっかりと考えてごはんを与える必要があります。

また、栄養バランスも考えてごはんを与えないと、体調不良を引き起こしてしまいます。

とは言え、適正な分量は犬によって変わってくるので、今回は犬の手作りごはんをどれだけ与えればよいのか、その適正分量について説明します。    

犬の手作りごはんのメリットは分量を調整できること

市販の犬用ごはんは、手軽に犬にごはんをあげられますが、分量を細かく調節できず、1食あたりの量が決まっています。

また、特定の栄養素を重点的に摂取させたい、といったケースの場合も、市販のドッグフードではすでに栄養素が配合済みのため、細かい調整には不向きです。

よって、細かく分量を調整したい場合は、自分で好きなように作れる手作りごはんに軍配が上がります。

例えば、これ以上炭水化物を摂取させると肥満になってしまう、というケースの場合、ごはんを作る時に白米などの量を減らしたり、育ち盛りだからタンパク質を多めに摂取させたい、と言った場合には、タンパク質を多く含む肉類や魚類、卵を増やすなどが考えられます。

このように、犬の年齢や体重、その時の犬の体調や食欲、前日に食べた献立などに応じて自在に調整することができ、愛犬に健康的な食生活を提供することができるのです。    

愛犬の体重別手作りごはんの推奨分量

前提知識として頭に入れておきたいのが、犬には「適正体重」がある、ということです。

これは犬が理想的な体型を保っている状態での体重であり、人間で言うBMIが適正値にある場合の体重と同義です。この適正体重ごとに、推奨カロリーが変わります。

自分の犬が適正な体型を維持できているかは、「ボディ・コンディション・スコア」(BCS)を算出して判定します。

BCSには1から5までの値があり、BCS1の場合は痩せすぎ、BCS5の場合は太り過ぎ、という判定です。理想体型を指すBCS3の目安として、「過剰な脂肪の沈着なしに肋骨を触れる」「上から見て肋骨の後ろに腰のくびれがある」「横から見て腹部に釣り上がりがある」の3点が挙げられます。愛犬と触れ合うときには、これら3つを満たしているかを常に意識するとよいでしょう。

この適正体重ごとの推奨カロリーとしては、成犬における適正体重が1kgの場合は1日あたり126kcal、2kgの場合は211.9kcal。4kgの場合は342kcal、10kgの場合は666kcalとされています。

もちろん、これはあくまで目安であることを念頭に置くようにしてください。犬の肥満具合によっては推奨カロリーは減少しますし、育ち盛りの幼犬の場合は推奨カロリーが増えます。

定期的に体重を測定したり、食欲や体調の具合などを見て、ごはんの量を調整して、肥満をコントロールしましょう。

「最近太ってきたかな?」と思ったらカロリーを減らした食事を、逆に痩せていて心配だと思ったらカロリーを増やした食事を出すようにすると、適正な体型を維持できます。   

犬の手作りごはんで摂りたいタンパク質と与えるべき量

犬は元々肉食中心の動物です。そのため、主にタンパク質を摂取することで生命を維持します。

タンパク質は、犬の身体を作るために使用されます。被毛、爪、筋肉、骨、腱、血液、酵素は全てタンパク質や、それを分解して得られるアミノ酸によって形作られます。

犬の生命活動維持に必要なアミノ酸は20種類ありますが、その中でも必須アミノ酸と呼ばれる10種類のアミノ酸は犬の体内で合成することができず、食事による摂取に頼らなければいけません。

タンパク質が不足すると、食欲不足や生育不良などを引き起こす恐れがあります。もちろん、だからと言って過剰に与えることも健康には悪いものです。タンパク質の過剰摂取は、肥満の元になる上、肝機能の悪化や腎臓の疾患、尿石症を引き起こします。

 

犬に与えるべきタンパク質の量は、AAFCO(米国資料検査官協会)によってガイドラインが定められています。それによれば、成犬フードは、水分を全て除去した乾燥物ベースで最低18%以上の粗タンパク質が含まれること、とドッグフードメーカーに要求しています。

成長期の犬や妊娠・授乳期中の母犬には、食事に必要な粗タンパク質の含有量は乾燥物ベースで最低22.5%に上がります。犬の理想体重で計算すると、成長期の幼犬の場合体重1kgあたり9g、成犬の場合は体重1kgあたり6.6gが必要最低値となります。

実際には体調や肥満の度合いによって、最低量の3倍までの範囲で調整すると良いでしょう。

犬の手作りごはんに使いたい食材別タンパク質量と給餌量目安

手作りごはんに使用する食材ごとに、含まれるタンパク質の分量は異なります。鶏むね肉は100gあたり約23g、鶏もも肉やささみは100gあたり約19gです。

いずれの部位についても、皮付きの場合は皮なしの場合に比べて約2gほど減少します。

一方豚肉は、赤肉で100gあたり21g、脂付きでは100gあたり19gとなります。

ただし、脂付きの肉は赤肉に比べて脂質の含有量が3倍から4倍にもなるため、脂質を押さえたい場合は赤肉を使用すると良いでしょう。

魚類については、手作りごはんで使用されることの多い白身魚で100gあたり17gから20g程度です。白身魚はDHAやカルシウム、鉄分なども補給できるため、手作りごはんの材料としては優秀です。

 

ここまで説明した情報から、先述した必要最低値の1.5倍を目安として、手作りごはんにどれだけタンパク質を含む食材を入れればよいか、理想体重1kgあたりの目安量を導き出すことができます。

理想体重1kgごとの食材含有量は、生後4ヶ月から1年までの幼犬の場合、鶏むね肉が58g、鶏もも肉が71g、豚の赤身肉が64g、白身魚が73gが理想的です。

成犬の場合は、鶏むね肉が43g、鶏もも肉が52g、豚の赤身肉が47g、白身魚が53gとなります。

ここまでで述べた含有量の目安はタンパク質の必要最低値の1.5倍で計算していますが、実際には状況に応じて増減することが好ましいです。  

最適な手作りごはんの量は犬それぞれ

犬の食欲、体調、肥満の度合いによって、必要な食事量は変わってきます。

結局のところ、本当に最適なごはんの量は犬それぞれということです。

普段から手作りごはんを犬に与える上では、日頃から犬の様子を観察し、その結果に応じて与える量を調整することが大事です。

また、犬の健康的な生活のためには、専門家である獣医師の力を頼らない手はありません。

定期的に獣医師による健康診断を受けて、愛犬に何をどれだけ与えれば良いか相談しながら決めていくようにしましょう。

 

犬の手作りごはんを始めたい方はこちらも合わせてご覧ください。

 

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