最近、犬の食欲がなかなか出なくて心配という人もいるでしょう。
そんなときには、普段のドッグフードだけではなく、ときには、手作りメニューを与えることで、解決できるかもしれません。
栄養バランスをしっかり考えて作った手作りメニューは、犬にとっても新鮮で、失った食欲も戻ってくるかもしれません。
そこで、犬におすすめの手作りメニューを紹介します。犬にとって必要な栄養素と愛情をたっぷりと込めて作ったメニューは、愛犬の健康を守るために役立つでしょう。
犬の手作りごはんのメリット
手作りごはんに挑戦されている方も含めて、もう一度手作りごはんにすることのメリットをおさらいしておきましょう。
良質なタンパク質を与えることができる
犬に必須の栄養素として、タンパク質は非常に重要な存在です。
特に、歳をとった老犬やシニア犬は身体の機能が弱まってしまい、栄養素の吸収効率が落ちてしまうこともしばしばです。
犬は人間と生活をともにするようになってから雑種に近い食性になったと言われていますが、本来は肉食の動物です。
そのため、人間と比較しても多くの動物性のたんぱく質が必要とされます。
加えて、加齢に伴い摂取したたんぱく質を筋肉に変える「筋肉の同化作用」の能力が衰えてくるため、若いころよりもさらに多くの動物性たんぱく質の摂取が必要となってくるのです。
手作りご飯にはメリットが多いですが、毎食作るとなると手間や時間がかかるのも事実です。
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犬の手作りご飯お手軽レシピその1
オムレツ
犬におすすめの手作りごはんとして、オムレツがあります。
卵は、犬にとって必要な栄養素がたっぷりと入った、万能食品といってもいい食材なので、率先的に犬に与えたいものです。
タンパク質を多く含む卵は、皮膚や筋肉など全身のあらゆる箇所に効果があります。
犬の食事で不足しがちなビタミンやミネラルも補うことができるので、食欲が落ちてきている犬の健康を支えるためには欠かせません。
生の卵白に含まれているアビジンがビオチンの吸収を妨げてしまうことから、卵を犬に与えることを不安に感じる人もいるでしょう。
ですが、熱を通すことでアビジンの影響を受けることはないので、安心して犬にも食べさせることができます。
オムレツのレシピもとても簡単で、材料は卵2個にニンジンとピーマンを20gづつ、そして鶏の挽き肉50gを用意するだけです。
あらかじめ電子レンジで温めておいたニンジンとピーマンのみじん切りと、鶏の挽き肉を卵に混ぜ、フライパンでしっかりと焼いて形を整えたら完成です。
ですが、注意しなくてはいけないのが、犬が鶏肉アレルギーを持っている場合です。
鶏肉アレルギーを持っている犬は、卵アレルギーの可能性もあるため、手作りごはんとしてオムレツをあげるときには、獣医師に相談してから与えるようにしましょう。
犬の手作りご飯お手軽レシピその2
パスタ
犬の手作りごはんとしておすすめのレシピには、パスタ料理もあります。
犬にパスタをあげても大丈夫だろうかと不安になる人もいるでしょう。
ですが、パスタの主原料は小麦なので、犬の体に害はありません。
そして、パスタには利尿作用があるカリウムや、便通を改善する食物繊維、更には骨に効果があるカルシウムなど、栄養素もたっぷりと含まれています。
ですが、パスタをただ茹でただけでは、味を感じることがなく、犬は食べてくれない可能性があります。
そこで、トマトソースを用意して、犬が喜んで食べてくれる工夫をしましょう。
レシピは、乾燥パスタ50gを茹でて、そこに温めたトマト缶50gと豚挽き肉50gを混ぜたものをかけるだけです。
このときに、ついつい人間用の味付けをしてしまう可能性もありますが、塩分は犬の体によくはありません。
味付けはしないように気を付けましょう。
ですが、パスタ料理を犬に与えるときに注意しなくてはいけないのが、グルテンアレルギーです。
これまで、犬にグルテンアレルギーがないからと安心していても、何度も与えることで、まれにグルテンアレルギーを引き起こす可能性もあります。
特にアイリッシュ・セターは、グルテン過敏症を起こす可能性があるので、手作りごはんとして犬にパスタ料理を与えるときには、注意することが必要です。
犬の手作りご飯お手軽レシピ3
ヨーグルトサラダ
あっさりした手作りごはんとして、ヨーグルトサラダがあります。
犬は元々、乳糖の分解が得意ではありません。
そのため、牛乳を飲んで下痢を起こす犬がいるのです。
ヨーグルトは、乳製品ではありますが、発酵させているため、乳糖が分解されています。
牛乳が苦手な犬も、ヨーグルトなら食べることができるのです。
ヨーグルトは、腸内環境を正常に整えてくれる効果があります。
下痢や便秘を予防してくれますし、利尿作用もあるため、結石予防にも繋がります。
ヨーグルトの酸味を嫌がる犬もいるかもしれませんが、そんなときには、野菜や果物を合わせたヨーグルトサラダにすると食べやすくなります。
レシピは、無糖ヨーグルト50gに、
- バナナ半分
- リンゴ1/3
- さつまいも60g
- キュウリ30g
- トマト1/2
を、ボールの中で混ぜるだけです。
犬が好んで食べるフルーツや野菜があったら、加えてあげると、喜んで食べてくれるでしょう。
ですが、ヨーグルトサラダを作るときには、注意することも必要です。
アクセントにナッツを加えたい人もいるかもしれませんが、ナッツ類は高カロリーで油分が多い食品のため、消化不良を起こす可能性があります。
ヨーグルトサラダを作るときには、使ってもいい食材かどうかをチェックしてから加えるようにしましょう。
また、冷えたヨーグルトは犬の体を冷やす可能性があります。犬に与えるときには、早めに冷蔵庫から出しておくことが必要です。
犬の手作りご飯お手軽レシピ4
三色丼
犬の手作りごはんのレシピには、鮮やかな三色丼もあります。
卵と鶏挽き肉、更にほうれん草を使用して作る三色丼は、色も鮮やかで、犬の食欲を増幅させる効果があります。
卵と肉、野菜をバランスよく食べることができるので、食欲が落ちがちな暑い季節にもピッタリです。
レシピは、卵1個をいりたまごにして、カツオだしで煮詰めた鶏挽き肉を60g、茹でたほうれん草60gを用意しておきます。
炊き上がったごはんの上に、具を綺麗に並べて完成です。
犬に濃い味を与えることは健康にはよくないので、調味料の使用はできませんが、カツオだしを使って、ほんのり味を付けることにより、犬も食べやすくなります。
ですが、犬にごはんを与えるときには、注意が必要です。
犬用のごはんは、少し柔らかめに炊くことが大切です。
また、血糖値も上がりやすいため、少しづつ与えることが必要です。
そして、健康志向から玄米にする人もいますが、玄米は消化に悪いため、お粥状にしてから与えるようにするといいでしょう。
犬に手作りごはんをあげるときの注意点
犬に手作りごはんを作るときには、使用する食材をチェックすることが必要です。
犬は、玉ねぎなどのネギ類を摂取すると、中毒症状を起こすことも考えられます。
そのため、料理には絶対に使用しないように気を付けることが必要です。
犬には、ネギ類の他にも与えてはいけない食材もあるため、作る前には必ずチェックするようにしましょう。
また、ごはんが美味しいと犬の食欲は増しますが、肥満になる恐れもあるため、食べ過ぎないように量をチェックすることが大切です。