最近ドッグフードから手作りごはんに切り替える人が増えています。
ドッグフードも犬の年齢や体調に考慮して多様化し様々な種類が出回っています。
にも関わらず、手作りごはん派が増えるのはなぜなのでしょうか?
手作りごはんには気を付けなければならないことがたくさんあります。
また手間や食費も決して節約できるわけでもありません。
ここでは、なぜドッグフードから手作りごはんに変える人が増えたのか?
手作りごはんにはどんな長所や短所があるのかを詳しく解説します。
ドッグフードを止める犬の手作りごはん派が急増している理由
以前は一般家庭で犬を飼うといえば番犬の外犬がほとんどでしたが、最近は家の中で家族の一員として飼う人が増えました。
犬の食事に関してもエサという意識が強かったのですが、最近はごはんという意識に変わりました。
昔は犬のエサと言えば人間の残飯だったのですが時代は変わり、犬の健康と人間の手間を省くという両方の要望を満たすものとしてドッグフードが広く普及しました。
最近のドッグフードは、単に簡単で経済的という考えから変化して、幼犬用、成犬用、老犬用など犬の年齢、犬種などあらゆることに配慮したドッグフードが普及しています。
ドッグフードの種類は多様化して価格も高くなりました。
それが一部の愛犬家の間だけではなく一般に広く普及したのには理由があります。
その理由とは、犬を飼う人が犬を家族と認識し始めたからです。
多くの人が犬は人の気持ちに寄り添ってくれると感じています。
また、犬も人間と同じく寿命が延びて一緒に過ごす期間が長くなりました。
生まれたときから共に過ごし、犬と同い年という方もいるでしょう。
そして犬にも高齢化が進み成人病と似た不調を抱える犬も増えました。
個々の体質や好みに合わせた手作りごはんを食べさせたいと思うのも無理もないのです。
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犬の手作りごはんはドッグフードより食いつきが優れている
犬を飼っていると、しょっちゅう繰り返される光景があります。
人間が何か食べていると、犬がそれを欲しがる光景です。
欲しがりながらも我慢する犬、我慢できずに手を出して叱られてしまう犬などです。
時々は、犬の欲しがる様子にほだされて人間用の食べ物を与えてしまう飼い主もいます。
なぜ犬は人間の食べ物をこんなに欲しがるのでしょうか?
おいしそうな匂いが関係しているのは言うまでもありませんが、匂いがしないものでも犬は欲しがります。
彼らは人間がおいしそうに幸福そうにしている様子を見て自分もそれを欲しいと思うようです。
犬も自分が家族の一員と思っているのですから、家族がおいしそうに食べるものを自分も欲しいと思うのです。
もちろん、ドッグフードも見た目も臭いも人間の食事と同じように作られているものがあります。
それどころか犬が好むような匂いを付けたものだってあります。
それでも犬はドッグフードに飽きてしまいます。
たとえ何種類か用意して日々入れ替えながら出したとしても、彼らはドッグフードに飽きてしまいます。
それはドッグフードの味がいつも同じだからです。
ドッグフードは工場で原料や調味料の配合を厳しく管理されて大量生産されています。
そのため味は常に同じです。
管理が優れた工場だからこそ、画一的な原料と調味料が使用されます。
ところが人間が手づくりすると、日々微妙な違いが出てきます。
材料や調理時間など、きちんとレシピ通りにしても、日々微妙な違いが出るのが手作りの特徴です。そのため飽きにくいのです。
また、人間の食事の材料を使える献立にするとバラエティ豊かな献立になるというメリットがあります。
匂いだって毎日微妙に変わります。
特にトッピングで犬が好む匂いをつけたりすると食いつきがよくなり、食欲不振や偏食などの緩和に役立ちます。
犬の手作りご飯はドッグフードより手間がかかる
ドッグフードをやめて手作りごはんにするときに最も気を付けなければいけないのが食材の選び方です。
例えばタマネギやニラ、ネギなどの食材は犬にとっては命の危険につながりかねない禁忌食材です。
もちろん、これらの食材を使わずに献立を作ることはできます。
ではこのような禁忌食材はどの程度あるのでしょうか?
チョコレート類や鶏骨、豚の生肉、卵白、いか、タコなど10種類以上の食材が犬には禁忌です。
人間のごはんのついでに犬のごはんをつくるのではとても危険なのです。
人間が肉じゃがの日は、牛肉と人参ぐらいしか共通に使える食材はありません。
もちろん、煮込み段階から別に作ることになります。
ドッグフードなら製造工場がしっかり原料を厳選するので、このようなことに心を配る必要はありません。
また意外なのが人間にとって多少消化の悪い食材は犬にはおなかを下すほどに消化しづらいということです。
ご飯も白米中心なら問題はないですが玄米ならおかゆ状にまで煮なければなりません。
人間の赤ちゃんの離乳食を作るレベルで手間をかけなければならないこともあります。
特に幼犬や高齢犬の場合には注意が必要です。
ドッグフードなら袋や缶から出すだけなのに比べるとずいぶん手間がかかります。
栄養バランスを考えて献立を考えるということは大変な手間になります。
犬の手作りご飯はドッグフードよりお金がかかる
犬にふさわしい栄養バランスと人間にふさわしい栄養バランスは違います。犬は人間よりも多くのタンパク質が必要です。
そして、タンパク質を多く含む食材は高くつく傾向があります。
最近は犬用の馬肉なども販売されています。
そういったものをうまく利用すると節約できることもあります。
それでも、大型犬の成犬にもなると食事量も多くなります。
基本的に人間の残飯などは利用できないので犬用として食材を買ったり、光熱費を掛けたりするとかなりの食費が必要になります。
また、犬の好みにもよります。中には牛肉以外は食べないといったグルメ犬もいます。
ドッグフードなら犬が好むフレーバーなどで工夫してありますが、手作りごはんではそうもいきません。
ドッグフードのように大量生産でコストパフォーマンスよく生産された食事よりは手作りごはんは高くつきます。
近年はドッグフードの価格も高級品が増え一概にいうことはできませんが、手作りごはんが意外に高くつくことは念頭に置かなければなりません。
ドッグフードに飽きてきたら犬の手作りごはんにチャレンジしよう
手作りごはんは犬の年齢や体調などをみながら日々調整できるという長所があります。
そのためにはレシピを考え、食材を揃え、時間をかけて調理しなければなりません。
経済的な負担も増えます。
しかし手作りごはんにすることは犬との絆を深めることになります。
インターネットでレシピを調べたり通販をうまく利用したりして手作りごはんに挑戦するのはいかがでしょうか?
またドッグフードと手作りごはんを併用することもできます。
無理のない方法が長続きして犬との生活を楽しいものにしてくれます。