トイプードルは飼い犬として人気の犬種です。
愛犬にはできる限り長生きしてもらいたい、そう考える人にとってトイプードルの寿命がどのくらいなのかは気になるところでしょう。
また、飼い犬に長く生きてもらうためには、飼い主が意識しなければならない点もあります。
そこで今回は、トイプードルの平均寿命や長寿記録とともに、トイプードルによく見られる病気・怪我、高齢になってから注意したい点など、トイプードルを飼育する上で役立つ情報を紹介します。
トイプードルの平均寿命は?
トイプードルは、大きさからも小型犬に分類されます。
小型犬の平均寿命は大体12歳から15歳とされています。
人間の年齢で言うと大体64歳から76歳くらいに該当します。
その子の全身状態や、持病などによってもその年齢に満たずに亡くなる場合も、20歳近くまで長生きする子もいます。
平均寿命
トイプードルは小型犬の中でも長生きな犬種とされています。
平均的に15歳くらいの寿命とされることが多く、長生きである傾向があります。
トイプードルの年齢を人間に換算すると
トイプードルは小型犬に分類されます。
人間の年齢に換算すると、最初の1年目に16歳年をとり、その後は大体4歳くらいずつ 歳をとっていきます。
人間の年齢と比較するとだいたい以下のような換算になります。
犬の年齢 | 換算した人間の年齢 |
1歳 | 17歳 |
5歳 | 36歳 |
10歳 | 56歳 |
15歳 | 76歳 |
ギネスの長寿のトイプードル
トイプードルの最高齢のギネス記録は20歳と言われています。
人間でいうと100歳近くの年齢に当たります。
小型犬の中でも20歳は長生きと言えるでしょう。
ギネスに登録されている中での最高齢なので、もしかすると実際はもう少し長生きしている子もいるのかもしれません。
トイプードルが落ち着く年齢は?
トイプードルは元気な子が多いイメージがあります。
特に子犬の時期は好奇心も旺盛で、活発なことが多いです。
落ちついてくる年齢には個体差があり、高齢になって体力が低下するまで元気いっぱいな子もいれば、ある程度自分の身のまわりの環境に慣れて成年になると落ちついてくる子もいます。
飼い主さんとの信頼関係を築くためにも、落ちつくべき時には落ちつかせられるよう、子犬の時期からしつけの一環として、飼い主さんから座れや伏せといったコマンドが出たら落ちつけるように学習していけると理想的です。
タイニープードルやティーカッププードルの寿命は?
タイニープードルやティープードルは、トイプードルがさらに小型化したものです。
基本的にはトイプードルと平均寿命は変わりません。 12歳から15歳と言われています。
稀に、先天性疾患などがある場合は寿命が短くなってしまう場合もあります。
こまめに健康診断を行ったり、定期的な健康チェックを習慣づけると安心です。
トイプードルのオスとメスで寿命に差はある?
オスとメスで、筋肉の付きやすさの違いなどから体力の違いはあることが多いです。
雌雄それぞれ特有の病気はありますが、なりやすさなどに雌雄差は無く、寿命の差は大きくはありません。
寿命もそれぞれの個体によるものと考えてよいでしょう。
トイプードルの毛の色は寿命に差はある?
トイプードルは本来、ブラック・ホワイト・ブラウンの毛色が原種と呼ばれる、元々の種類でした。
その後改良を加えられ、アプリコットやシルバーなどたくさんの毛色があるとされています。
犬種によっては毛色が関係する病気もありますが、トイプードルの場合は寿命に大きくかかわるようなよくある病気は現在ではないとされています。
それぞれの個体の体力や体質によって寿命は異なることが多いです。
トイプードルの長生きと健康のためにできること
愛する我が子が長生きをしてほしいと願うのは、飼い主さんにとって当然のことでしょう。
長生きをするためにはどのようなことが大切なのでしょうか。
食事
健康な体作りに欠かせないこととして、まず食事が挙げられます。
おいしく楽しむことも大切ですが、バランスやその子にとって適したご飯を選ぶことが大切です。
ココグルメは総合栄養食で手作りフードという品質にこだわったごはんです。
栄養バランスや素材の品質だけでなくおいしさにもこだわったココグルメは、食いつきもよい子が多いと言われています。
暖めて食べるやわらかいごはんなので、顎の力が弱い仔犬や老犬も安心して食べられます。
運動
健康のために、肥満を防ぐことや、より良い筋肉をつけ、維持することは大切です。
そのためにも運動は必要です。
しかし、トイプードルの中には関節の弱い子もいるため、その子にとって適切な運動量でなくては負担をかけてしまう可能性もあります。
適切な量をかかりつけの先生と相談しながら見つけられると良いでしょう。
ストレス
過度なストレスを避けることや、ストレスへの耐性を付けることも大切です。
何がストレスになるかは、個体差があります。
身のまわりのものに対しての恐怖心や、留守番のストレスなどは小さいうちから慣らしたり、他のことで紛らわせられるような習慣をつけておけると良いかもしれません。
まずは愛犬の性格を把握して、どんなものをストレスとする傾向があるのか理解することが大切です。
健康診断
定期的な健康診断はとても大切です。
ただ長生きをするのではなく、健康に長生きをするために、病気があれば早期発見をし、治療してあげる必要があります。
若いうちから健康診断を習慣化することで、健康な際のその子の全身状態がどのようなものなのか把握することが出来ます。
異常が起こった際にも気付きやすくなるため、定期的に健康診断を行うことをおすすめします。
体を清潔に保つ
体をいつも清潔に維持してあげることで、皮膚疾患の予防もでき、体表の腫瘤や関節の異常などに触れた際に気づきやすくなります。
汚れから起こる皮膚疾患や、毛のもつれなどによる動きの制御は犬にとって不快感や違和感につながり、大きな負担になることが多いです。
普段から体を清潔に保つよう心がけましょう。
室内の温度を調節してあげる
小型犬であるトイプードルは、体温を上げるためにも体力を消耗します。
また、暑すぎても熱中症など体に負担がかかってしまいます。
室内の温度を、季節ごとに、トイプードルの過ごしやすい温度に設定し、調節してあげましょう。
室温計などをトイプードルの過ごす場所においてあげると、時間帯による室温の変化もわかり、調節しやすくなります。
必要に応じて避妊、去勢手術を受ける
トイプードルの健康を害す病気の一つに、性ホルモンや生殖器が関連する病気があります。
繁殖を行う予定が無い場合は、病気の予防のためにも早い段階で避妊手術や去勢手術を検討しましょう。
特に女の子の場合、初回発情の前に避妊手術を行うことで病気の予防率が上がるとされています。
手術を行うことに決めた場合、行う時期も考えてあげましょう。
定期的なシャンプーカット
被毛が伸び続ける犬種であるトイプードルは、こまめなトリミングが必要になります。
目周りの毛が伸びることで結膜や眼球を刺激したり、わきの下やもものつけ根など、物理的にこすれる場所は毛玉になって、動きづらくなったり、皮膚を覆ってしまって皮膚炎の原因になったりします。
定期的にシャンプーカットを行い、皮膚や被毛を衛生的に保ちましょう。
トイプードルの長生きのために気をつけるべき病気・怪我
トイプードルの長生きのためには、病気や怪我に注意することが大切です。
ここでは、トイプードルを飼育する上で特に気を付けたい病気・怪我を紹介します。
白内障
目の水晶体が白濁し、視力が低下する病気です。
高齢になってから発症するトイプードルが多いですが、外傷によって白内障になったり、若年性の白内障にかかったりする場合もあります。
視力が落ちるため、周囲のものが見えずぶつかったり躓いたりし、新たな怪我などに繋がる危険性もあります。
どんな犬種も、体のつくりや体質などで、注意すべき病気があります。
必ずしもその病気になるわけではありませんが、かかりやすい病気を把握しておくことで、気を付けるべき異常や、病気の早期発見も可能になり安心です。
膝蓋骨脱臼(パテラ)
トイプードルに多い疾患がパテラと呼ばれる、膝蓋骨という膝関節にある小さな骨が外れやすくなる病気です。
先天的に関節のつくりなどが原因で外れやすいケースが多く、ペットショップやブリーダーなどから迎える際に、子犬の健康診断の項目として含まれることが多いです。
肥満やフローリングなどで滑りやすい環境で悪化してしまうことが多い為、環境の見直し、肥満の予防、滑り防止のために足裏の毛をこまめにカットするなど工夫をしてあげることで悪化を防げる可能性が高いです。
てんかん
てんかんとは脳からの神経伝達の異常により、全身性のけいれんや意識障害などが起こる病気です。
脳腫瘍や水頭症などの病気に伴って起こる場合もありますが、特発性てんかんと言って原因がわからずに発症する場合もあります。
てんかん発作が起こると慌ててしまいがちですが、もし起こった場合は、落ちついて、周りにあるものなどをどかして、二次的なけがや問題が起こらないようにしましょう。
動画を撮影しておくと、受診時に発作の状況が説明しやすいです。
落ちついたら出来るだけ早めに受診してください。 てんかんであることがわかったら、投薬で発作の起こる頻度を減らしていくケースが多いです。
進行性網膜萎縮
PRAとも呼ばれる遺伝性の網膜の異常です。
発症することで、視力も低下および消失することが多いです。
最近では繁殖の段階で、進行性網膜萎縮の可能性のある個体がでにくいように、親の遺伝子を検査したうえで、交配を行うことが多いですが、どんな子でも発症してしまう可能性はあります。
視力の変化に気づいたら、すぐに受診しましょう。
外耳炎
トイプードルは耳の中に毛が生えている犬種です。 さらに耳が垂れているため、耳の中が蒸れてしまって細菌が繁殖するせいで、外耳炎につながることがあります。
また脂分泌の過剰やアレルギーなどの原因で、慢性的な外耳炎になってしまう場合があります。 定期的に掃除をするのは家庭では難しいかもしれませんが、耳の中の状態をチェックするようにしましょう。
心臓病(僧帽弁閉鎖不全症)
高齢になるにつれて、心臓の機能は低下します。 加齢とともに出会う確率が高くなるものの一つに挙げられるのがこの僧帽弁閉鎖不全症という病気です。
心臓は左右二つずつの計4つの部屋から成り立ち、二つの部屋の間には弁とよばれる心臓の動きに合わせて開いたり閉じたりする構造があります。
左側の左心房と呼ばれる上側にあるお部屋と左心室と呼ばれる下側にあるお部屋の間にある弁を僧帽弁と呼びますが、この弁が正常に閉じなくなる病気です。
弁が正常に閉じなくなることで、血液を循環させる心臓の機能が不充分になり、心臓が頑張りすぎてしまうことで、循環不全や肺水腫などを引き起こします。
稀に先天的な異常として現れる場合もあるので、普段から聴診などの検査をする習慣があると安心です。
レッグペルテス
レッグペルテスは、大腿骨頭壊死といって、大腿骨頭と呼ばれる股関節の太もも側の骨の接合部分が壊死してしまう病気です。
原因は外傷なども起こり得ますが、多くは先天的に起こることが多く、トイプードルを含む小型犬種によく見られます。
痛みが生じるため、歩き方や座り方に変化が見られることで気付かれるケースが多いです。
レントゲンや触診での判断が必要になるため、歩き方などに変化が見られる場合は早めに受診しましょう。
トイプードルが老化すると見られるサイン
老化によって体の機能はどんどん変わります。 いち早く変化に気づいて、衰えた機能に応じて、生活環境や接し方を見直して挙げる必要がある場合もあります。
どのようなサインに気を付けるべきでしょうか。
毛の量や色の変化
高齢になるにつれて、皮膚の状態の変化や、被毛の性状の変化、内分泌疾患などの影響で、毛量は減り、色も白っぽくなる傾向があります。
毛量の変化は、疾患のサインや痛みや痒みのために毛を噛んでいる為に起こっている可能性が高いです。 変化に気づいたら、受診を心がけましょう。
鼻の乾き具合
高齢になるにつれ、鼻がいつでもしっとりとしていた子も、かさかさと乾燥し続けるようになる場合があります。
鼻の表面の皮膚の性質の変化による乾燥であれば問題ありませんが、疾患によって起こった脱水による乾燥の場合は、原因の特定と脱水を補ってあげることが必要になります。
また、乾燥しすぎて傷になってしまうことがあり、保湿剤を塗布することで防げるケースもあります。
イボなどができる
高齢になると目立ち始めるのが、体表にできるイボです。 これらは加齢性の変化で乳頭腫と呼ばれる良性の腫瘍になります。
同時に、毛の伸びるトイプードルに良く起こるのが、ケラチン含有性のう胞です。 毛穴に被毛の原料であるケラチンが詰まってしまう変化です。
ケラチン含有性のう胞は若いトイプードルにもできるものです。
これらの判別をしてもらうためにも、イボに気付いたり、増えるようであれば受診をすることをおすすめします。
目が白濁する
高齢になると、加齢性の変化として、眼が白濁する核硬化症が見られます。
この変化は白内障とは異なり、核硬化症のみでは視力の変化は見られません。
白内障を併発すると、視力の低下が見られるようになります。
また、加齢の変化としても視力が低下することがあります。
白内障であれば、他の病気を併発したり、眼の他の器官に影響を与える場合もあるので、判別のためにも、気付いたらかかりつけの動物病院に相談することをおすすめします。
目やにが増える
加齢に伴い、免疫力の低下も見られるようになります。
免疫力の低下により、結膜や目周りの皮膚の感染や炎症により、目やにが増えることが多いです。
赤茶色の目やにであれば生理的なものである可能性が高いですが、黄色や緑の膿状の目やには感染を起こしている可能性があるため、受診することをおすすめします。
高齢になると、筋力低下による動きの不自由さや涙量の減少などにより、眼球表面に傷がつくことで目やにが増えている場合もあります。
目やにの量や性質は健康チェックの一つとして日常的に観察しましょう。
食欲が落ちる
消化機能の低下や、他の器官の機能の低下により食欲が落ちることがあります。
病気のサインの可能性もあるので、高齢になってからの健康時の食欲も把握しておきましょう。
また、歯周病などの口腔内トラブルや、歯の少なさ、顎の力の弱さなどでご飯が食べられない可能性もあります。
ご飯を軟らかいものに変えてあげるなどのごはんの見直しが解決につながる場合もあります。
健康管理の一つとして、口腔内の状態の把握もしておけると安心です。
睡眠時間が増える
体力も加齢とともに低下します。 体力を温存するためにも睡眠時間が増えることが多いです。
しかし、普段は元気な子が、睡眠時間が増えた場合は体調不良のサインである可能性も高いです。
高齢になってからの健康時の睡眠時間を把握しておけると疲れによるものなのか、体調不良によるものなのかの判断がしやすいです。
動きがゆっくりになる
加齢により、筋力の低下や、関節の変化による違和感などで若いころと比較するとスムーズに動きにくい動きが増えてきます。
変形性関節症といって、加齢により関節が変形することで、痛みや違和感を感じ、動くことが負担になっている場合もあります。
変化を感じたら、動きの動画を撮って、受診時に見せることをおすすめします。
診察室では緊張をして、普段通りの動きをするせいで変化が伝わりにくいこともあります。
痛みがある場合は投薬やサポーターを利用することで負担が軽減出来る可能性も高いです。
愛犬の変化や違和感に気づいたら相談してみてください。
トイプードルに多い死因
トイプードルに限らず、どんな犬種でも、死因の上位に入るのが がん 心臓病 腎不全 てんかんのような神経異常 肝臓疾患 になります。
中でも心臓病やてんかんはトイプードルに多く見られる病気になります。
他のがんや腎不全、肝臓疾患などもトイプードルも起こり得る病気です。
てんかん以外の病気は定期的な健康診断によって、早期に発見することが出来る病気と言えます。
定期的な健康診断を行う習慣や、食欲、元気などの日々の愛犬の行動の変化にいち早く気付けると、早期発見・早期治療が可能です。
早期治療をおこなうことで、愛犬の体への負担の軽減ができ、長生きな生活にもつなげられます。
上記の病気に早期発見・治療につなげるためには以下のような注意ができると良いでしょう。
がん
体表や、皮下の触れる部分にできる腫瘍の場合、普段のスキンシップの際に、しこりが無いかどうか、気にしておくと早く発見できることが多いです。
悪性の腫瘍であれば大きくなるスピードも速い可能性が高いです。
発見した日に、大きさを比較できるものを近くにおいて写真を撮影しておくと、後日大きくなるスピードや大きさそのものを比較しやすくなります。
受診時の説明にも役立ちます。
内臓の腫瘍などは健康診断で血液検査やレントゲン、超音波検査などを定期的に行うと、早期に発見できる可能性が高いです。
心臓病
定期的な聴診を行うことで、症状が現れる前に気付けるケースが多いです。
予防の際などにも、定期的に聴診をしてもらう習慣があると安心です。
心臓病の際の変化として、運動の際に疲れやすくなるなどの運動不耐性と呼ばれる変化、食欲不振、発咳などが挙げられます。
疑わしい場合は早めの受診を心がけましょう。
腎不全
高齢になると、腎機能の低下に伴い、起こりやすくなる病気です。
早期発見のためには、定期的な血液検査が欠かせません。
最近では腎不全につながる腎機能の低下を調べられる血液検査の項目もあります。
定期的に行うことで、加齢に伴う腎機能の変化がいち早く把握できるでしょう。
家庭での生活では、尿量が増える、水を飲む量が増えるなどの変化が挙げられます。
血液検査に合わせて、普段から気を付けて観察してみてください。
てんかんのような神経異常
神経異常の場合、どんなタイミングで起こるか、飼い主さんも予測できないことが多いです。
早期治療によって、死へのリスクや愛犬の体への負担を軽減するために、発作が起こった際に、冷静に対処をして、判断することが大切です。 発作の頻度や起こる時間の長さなどは受診の際の
肝疾患
定期的な健康診断で早期発見が出来る可能性が高いです。
肝疾患につながり得る日常生活の変化は、食欲不振や嘔吐、ある程度症状が進行すると黄疸が見られることなどが挙げられます。
肝臓の機能の低下や異常がわかったら、投薬や療法食を食べることで肝臓への負担を軽減できることも多いです。
早い段階で負担を軽減できるよう、健康診断や日常生活の変化で早期発見が出来ると理想的です。
高齢なトイプードルの注意点
自分の愛犬には長生きしてもらいたいという飼い主さんが多いはずです。
それでは最後に、トイプードルが高齢になった時の注意点を紹介します。
自宅の中に危険な場所や障害物がないか気を配る
トイプードルの病気や怪我の段落でも述べましたが、トイプードルは骨が華奢なため、ちょっとした衝撃でも大きな怪我に繋がる可能性があります。
動きが鈍くなったり、体が若い頃より弱くなった高齢のトイプードルならなおさらです。
高齢で怪我をすると回復が遅くなるため、そのまま一気に元気がなくなってしまうということにもなりかねません。
日常生活の中で怪我をしないよう、生活空間の中に危険な場所や障害物がないか気を配りましょう。
例えばソファなどの段差は登れないようにするか、降りたとき足腰に衝撃が加わらないよう、下にマットをしくなどの対策をとるのもおすすめです。
食事及び口内環境をしっかり管理する
より栄養バランスに気を遣って食事を用意することも大切です。
高齢になると噛み方や咀嚼の力が落ちてくることもあるので、犬の様子に応じて食べやすいようエサの形状を工夫することなども必要です。
また、食事の後も食べかすが口の中にずっと残っているようだと、歯周病などを発症する恐れがあります。
愛犬が健康な歯で元気に美味しく食事をとれるよう、口内環境の管理もしっかりしてあげましょう。
健康診断を受ける
どんなに気を付けていても、気が付かないうちに何らかの病気を発症することもあります。
そのような場合でも、できる限り早期に発見できればより効果的な治療を施し、回復できる可能性も高くなります。
知らないうちに患っている病気も早い段階で見つけられるよう、定期的に健康診断を受けるようにしましょう。
トイプードルの特徴を理解し長生きするよう愛をもって飼育しよう
トイプードルの平均寿命は12~14歳ですが、さまざまなことに気を配りながらしっかりお世話すればさらに長生きしてくれる可能性もあります。
愛する犬とできる限り長く一緒に過ごすためには、今回紹介した病気・怪我や高齢になってからの注意事項などを意識しながら、
犬が快適に生活しやすいよう気を配ることが大切です。
そして飼育する上では、常に犬への愛情を忘れずに。
ぜひこの記事を参考に、愛犬に長生きしてもらうにはどのようなお世話が必要かじっくり考えてみてください。