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わんちゃんにご飯を与える際、トッピングを行っていたり手作り食を与えている飼い主さんも多いかと思います。
しかし食材によっては消化に悪く、嘔吐や下痢をしてしまったり十分に栄養が吸収できないものも。
ドッグフードも同様で、消化に良いものを与えないとせっかくの栄養素を吸収できていない場合もあります。
今回は愛犬の消化に良い食べ物とドッグフードを紹介したいと思います。
愛犬の消化に良い食べ物
愛犬の消化に良い食べ物とはどんなものがあるでしょうか？
私たちの身近にある食材をみてみましょう。
肉類
肉類は比較的消化に良い食べ物です。
しかし脂分の多い肉は消化不良や消化器疾患に繋がりますので与えてはいけません。
また肉類は思っているよりもカロリーが高いので、しっかりとカロリー計算もして与える必要があります。
鶏のささみ肉や胸肉を少量与えるのが良いでしょう。
今まで与えたことのない肉を与える場合は消化不良を起こすこともあるので少量づつ注意しながら与えましょう。
サーモン
サーモンも比較的消化に良い食べ物です。
しかし市販で売っているものは脂分が多かったり、塩味がついているものもありますので注意が必要です。
茹でたり焼いて脂質を落としてから与えるのが良いでしょう。
キャベツ
キャベツは繊維質が多い野菜なので生のままであると犬にとって消化にはよくない食材です。
しかしダイエットやおやつで与えている家庭が多いでしょう。
与える際は茹でて柔らかくした上で、細かくして与えることをおすすめします。
大量に与えると下痢や便秘の原因になりますので注意しましょう。
https://coco-gourmet.com/archives/149
白菜
お鍋で使用する白菜、こちらも繊維が多めの葉物野菜ですので生のままでは犬にとって消化に良い食材ではありません。
しかし柔らかく煮て細かくして与えれば比較的消化しやすくなります。
山芋
山芋は栄養豊富で消化酵素をよく含んでいる食材なので比較的消化に良い食材です。
稀に人間と同様に山芋アレルギーを起こす犬もいますので注意が必要です。
またぬめりがある為角切りにして与えると誤嚥してしまう危険性もあります。
すりおろしたり、火を通してから与えましょう。
りんご
りんごは栄養も豊富で消化に良い食べ物です。
固形のまま与えると消化しにくいので、極薄切りにしてあたえるかすりおろしてから与えることをおすすめします。
https://coco-gourmet.com/archives/121
納豆や豆腐
納豆や豆腐などの大豆加工製品は、大豆そのものに比べて消化吸収しやすい形になっています。
冷蔵庫から出してすぐであると冷えていてお腹にあまりよくないので、人肌程度に温めてから与えると良いでしょう。
愛犬の消化不良におすすめのドッグフード
消化不良を起こしやすい愛犬のご飯にお悩みの方、
手作り食は栄養面や手間に不安を感じている方、
いつものフードにトッピングをしたいけど何が消化吸収に良いのかわからない方は多いかと思います。
そんな飼い主さんへおすすめなのが「ココグルメ」です。
総合栄養食基準に準拠した獣医師監修の手作りごはんです。
全て国産の食材を使用し、食材の水分や栄養分をできるだけ損なわないように調理しています。
食材は消化吸収に良いように細かく刻んで柔らかく調理されていますので、体が小さい子や歯が悪い子でも食べやすく工夫されています。
体重や摂取カロリーによって与える量は変わりますが、100gごとのパッケージで冷凍配送されてくるので、1食分〜トッピング分を都度解凍して新鮮なフードを与えることができます。
市販のドライフードだけだと食いつきが悪く、1食分をちゃんと食べてくれない・・・といったお悩みはよく伺います。
ドライフードがメインの子でも、おやつや市販の缶詰等をトッピングとして与えるよりも、しっかりと栄養が守られており嗜好性の高いココグルメを追加して与える事がおすすめです。
愛犬の消化を良くする方法
愛犬の消化能力を良くしてあげる方法はあるでしょうか？
飼い主さんの一手間で消化吸収が良くなりますので、試してみてください。
細かく切ってあげる
食材を細かく切ってあげると、胃内での食物の攪拌〜消化がしやすくなります。
大きい形で与えると良く噛んでくれるので健康に良く感じますが、犬は本来噛むことは苦手な動物ですのである程度の塊で飲み込んでしまいます。
初めから細かく切って与えた方が、消化に良い形で食べる事ができるんです。
食材を温める
食材を温めてあげるのも消化に良い方法です。
東洋医学の考え方でも、冷たい食べ物は体を冷やし代謝を下げるので消化吸収に良いとは言えません。
また食材を温めると香りが立ち、食欲が増す効果もありますのでおすすめです。
ドッグフードをふやかす
ドライフードを与えている場合、お湯でふやかしてから与えると消化に良い状態になります。
ふやかす場合はしっかりと芯までふやかさないと消化に良い状態ではないので要注意。 お腹を壊している際や食欲がない場合は、いつものフードをふやかして与えてみてください。
愛犬が消化不良を起こす仕組み
愛犬が消化不良を起こしてしまう時はどんな時でしょうか？
私たち人間と同じような時が多いです。
一つずつみてみましょう。
食べ過ぎ
ご飯を食べすぎた時、消化能力を超えて食べてしまったときに消化不良は起こりやすいです。
特に消化吸収能力の弱い幼齢犬や老齢犬などでは顕著にみられます。
健康な成犬でも、いつもよりご飯やおやつを食べすぎると便が緩くなる・・・といった例は多いです。
食べてはいけないものを食べた
食用ではない物や、植物などを食べてしまったとき、また犬の代謝能力では代謝できないものを食べてしまった時などにも消化不良を起こします。
お散歩時の街中には意外と毒性植物なども多く生えていますので、草花も含め道端のものは絶対に口に入れないように注意する必要があります。
アレルギーの食材を食べた
アレルギーを引き起こす食材を食べてしまっても、消化不良を起こします。
いままで普通に食べていた食材でもある時からアレルギーを発症した、という例もあります。
消化不良を起こしている時はその前に食べたものをしっかりと記録しておきましょう。
ストレスや運動不足
人間と同じようにストレスや運動不足でも消化不良を起こします。
その際は食べ物は普段と変わらないのに下痢嘔吐があったり、食欲がなくなったりします。
症状がでる前にストレスがかかるような環境の変化がなかったかどうか、今までに比べて運動量は足りているのかをしっかりとチェックしてあげてください。
愛犬が消化不良を起こしている時の症状
それでは、万が一愛犬が消化不良を起こしてしまったときにはどうすれば良いでしょうか。
おうちで出てしまった症状によってはすぐに病院へ連れて行った方が良い場合もありますので、その時の状況をしっかり確認しましょう。
症状が出る前に食べたものとその量、嘔吐があれば回数を確認し吐いたものや写真、下痢があれば便や写真を病院へ持っていくと良い診断材料になります。
消化不良かと思っていたら違う病気が隠れている場合もありますので獣医師に確認してもらい、治りが悪い場合は追加検査もしてもらいましょう。
嘔吐
嘔吐は消化不良ではよくみられる症状です。
まず嘔吐物の内容をよく確認しましょう。
嘔吐物に食べたドッグフードや食べた物が出てきているのか、もしくは内容物は特になく吐いたものが黄色や赤い液体のみであったのかの確認は重要です。
食後1-2時間以上が経っているのに食べたものがそのまま出てきた場合、消化不良により胃内から腸へ食べ物を送り出す動きが弱まっている可能性があります。
嘔吐物に内容物がなく黄色や赤い液体を吐いた時には、空腹時の胃酸過多による嘔吐であったり、頻回の嘔吐により食道が傷ついてしまった場合、胃潰瘍等胃内の問題があることが考えられます。
どんな場合でも２回以上嘔吐する場合、嘔吐した上に食欲がない場合はすぐに病院へ連れていきましょう。
下痢
下痢も消化不良でよくみられる症状です。
下痢の場合も、回数と内容物をよくチェックしましょう。
少量を何度も排便しようとするのか、大量の下痢便をしてしまったのか。
内容は水のような便（水様便）なのか、泥状なのか。
便の状態や回数、症状などで獣医師はある程度病状を予測することができますので、しっかりと記録にとっておくことが大切です。
消化不良での下痢の場合、便の中に消化吸収できなかった食べ物のカスが混ざっている場合もあります。
また寄生虫の感染により消化吸収不良を起こしている場合もありますので、可能であれば便を病院へ持っていき、糞便検査をしてもらうこともおすすめです。
排便回数の増加・便秘
排便回数が増加したり便秘がある場合、消化吸収不良により便の量が多くなっている例も多くありますので注意が必要です。
基本的に消化に良い食べ物を食べると便の量は少なくなる傾向があります。
逆に消化吸収しにくい繊維質が豊富なフードや、ダイエットフードなどを食べさせると便量が多くなる傾向があります。
排便回数が増加しても下痢でない場合はあまり心配ありません。
便秘症状が酷い場合は消化吸収の良い食べ物に変えると便秘が改善される場合もあります。
食欲不振
消化吸収不良により食欲不振をおこす犬は多くいます。
腸の動きが弱まっていることにより空腹感を感じなかったり、吐き気やお腹の痛みで食べる気がなくなってしまっている例が多いです。
1日程度の食欲不振であったり、おやつ等を見せると食べたがるようであればあまり心配はいりません。
しかし2日目以上の食欲不振があったり、全く何も食べない、水も飲まない等があった場合にはすぐにかかりつけを受診しましょう。
愛犬に食べさせてはいけない食材
愛犬に食べさせると、消化不良を起こしたり最悪死に至るような食材もあります。
どんな食材があるかご存じでしょうか？チェックしてみましょう！
チョコレート
チョコレートに含まれるテオブロミンという成分が、犬には中毒物質になります。
消化不良症状を起こしたり、脱水症状、心拍数の上昇、てんかん様発作をおこすこともあります。
絶対に与えない様にしましょう。
https://coco-gourmet.com/archives/122
ネギ類
ネギ類を犬猫に与えてはいけないというのは、多くの方がご存じではないでしょうか。
玉ねぎやネギ、ニラやエシャロット、ニンニクやらっきょうもネギ類なので犬に与えてはいけません。
チオ硫酸化合物という成分が中毒物質になり、下痢嘔吐の消化器症状のほか、発熱や虚脱、赤血球が破壊されて貧血や赤色や茶色の尿をする事があります。
口にしてから一週間後などに症状が出る場合もあります。
ネギ類を食べてしまった際はできるだけ早くに吐かせる処置が必要な他、家に帰ってからも1週間は注意が必要です。
https://coco-gourmet.com/archives/180
乳製品
乳製品は一見お腹に良い製品なので与えている飼い主さんも多い食品です。
しかし人間用のチーズやヨーグルト、牛乳などを与えると消化ができずに下痢をしてしまう子も一定数います。
少量ずつ様子をみながら与える必要があります。
https://coco-gourmet.com/archives/318
ぶどう
ぶどうは犬にとって致死的な中毒食物なので絶対に与えてはいけません。
なぜ中毒を起こすのかという原理は未だ解明されていないのですが、ぶどうを食べると中毒により急性腎不全を起こしてしまいます。
腎臓は一度破壊されると元に戻らない臓器ですので、ぶどうは絶対に与えない様にしましょう。
https://coco-gourmet.com/archives/304
アボカド
森のバターと呼ばれるアボカド。実は犬にとっては中毒食物に分類されます。
高脂質・高カロリーなので消化にも悪く、与えると消化器症状がでたり膵炎になる可能性もありますので犬に与えるべき食物ではありません。
アーモンド
アーモンドは犬にとって中毒となる成分は含まれていませんが、高脂質で不溶性食物繊維が多い食物なので消化吸収にはよくありません。
エビ、イカ、タコ
エビやイカ、タコなどの海産物は、生の状態では犬に与えないでください。
チアミナーゼというビタミンを破壊してしまう酵素が含まれている為、脳や神経に障害を引き起こす可能性があります。
また生の状態では食中毒や寄生虫の感染の危険性もあります。
火を通せば与えることは可能ですが、犬でも人間と同じく甲殻類アレルギーを持つ子もいますので、アレルギーの観点からもこれらの食材をあたえるのはおすすめではありません。
愛犬に消化良い食べ物を与えて、毎日健康に！
消化吸収が良い食べ物を与えることは、愛犬の健康管理でとても重要なことです。
良いご飯を食べていても、消化吸収できていなければ意味がありません。
排便排尿の状態、毛艶や肉付きの状態は消化吸収能力を反映しているといえますので、普段からしっかりと愛犬の健康状態は把握しておきましょう。
今回は消化の良い食べ物について解説しました。
健康なわんちゃんでも、一度は下痢や嘔吐をした経験があるかと思います。
老齢になってくると消化吸収能力も落ちてきてしまうので、いかに効率よく栄養素を取り入れられるかが長生きの秘訣になります。
消化に良い食べ物を毎日のごはんに取り入れて健康に過ごしましょう！
