普段は元気に過ごしている愛犬も、思いがけず体調を崩すことがあるものです。
一般的に小型または中型犬は10歳、大型犬では7歳からが老犬とされています。
この時期から消化器官も衰え始めるため、いつものドッグフードを与えていても、軟便や下痢を起こしてしまうことがあります。
この記事では、老犬が下痢になりやすい原因について述べ、その対策方法について解説します。
老犬が下痢になりやすい原因は?
老犬が下痢になりやすい主な理由は、加齢により身体の各機能が衰えることです。
老犬になると体全体の筋肉量が少なくなり、日々の活動性も落ちるために、一日に必要とするカロリーも減っていくため、それまでと同じドッグフードではオーバーカロリーとなり、結果として消化不良から下痢を起こしてしまうのです。
このような場合は、ドッグフードの量や質を見直して、調節してあげましょう。
腸内環境のバランスが崩れる老犬は下痢をしやすい
また、腸内環境のバランスを保ちにくくなることも、下痢の原因になります。
人間と同じく、犬の腸内にも様々な菌が存在し体の調子を整えています。
しかし老化により腸内環境のバランスが崩れることで下痢をしやすくなります。
腸内環境を良好な状態に保てるよう、かかりつけの獣医師と相談のうえで、ヨーグルトや犬用のビフィズス菌などを与えてあげてください。
腸内に優しいご飯としておすすめなのが、手作りご飯ココグルメです。
ココグルメは、食材はすべて人間の食品に使用される食材(ヒューマングレード)を使用しており、学校給食を手がける給食工場で1つ1つ人の手で作っています。
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老犬は環境に合わせる力が弱いため下痢をしやすい
老化することで、感覚器官や体温調節機能も衰えてくるため、少しの環境の変化がストレスとなって自律神経が乱れ、下痢になることがあるのです。
愛犬との日々のコミュニケーションを十分行いながら様子を観察して、いつもと様子が違うと感じた時には一度かかりつけの病院を受診することが大切です。
トリミングや健康診断のための通院といった軽いストレスも、老齢になると下痢の原因になることがあります。
意外に見落とされがちなのが、室内温度です。
特に注意したいのが夏場で、暑いからと言って思いきり部屋を冷やし、それが長時間に及んだ場合、知らず知らずのうちに老犬のお腹が冷え、下痢を引き起こしてしまいます。
犬にとって適切な室内温度は、犬種にもよりますが20度前後、湿度は50%前後です。
室内温度と湿度をこの範囲内に保つようにしましょう。
愛犬の健康を維持するためには、普段からの細やかな気遣いが大切になります。
家の中ではリラックスできているか、外出後には疲れた様子がないかなど、よく見てあげてください。
老化以外に考えられる老犬の下痢の原因
老犬に多い下痢の多くは老化によってひき起こされるものですが、他の病気によって引き起こされている可能性もあるため、注意が必要です。
命に関わる場合もあるので、注意が必要です。
ウイルス感染
便が赤いゼリー状のものとなって出てくる場合には、ウイルスに感染して血便が出ている可能性が高いため、注意が必要です。
このような下痢を起こすウイルスの例としては、パルボウイルスやジステンパーなど、命に関わるものもあります。速やかに動物病院にかかり、獣医師の診断を受けましょう。
寄生虫感染
下痢を引き起こす寄生虫の種類は多く、人間に感染する寄生虫もいるので注意が必要です。
特にトキソプラズマに妊婦が感染すると胎児が先天性トキソプラズマ症を発症する可能性があります。
熱中症
老犬にとって、熱中症は油断禁物です。実は熱中症は下痢をする場合があります。
夏の暑い時期に風通しの悪い部屋で過ごしたり、あまり暑くなくても犬が疲れているような時に熱中症の症状が出やすいため注意が必要です。
下痢以外にも、体温が明らかに高い、呼吸が荒くなっている、ぐったりしているなどの症状がある場合には、急激に脱水症状が進んで命を落としてしまうこともあるため、すぐに動物病院を受診しましょう。
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老犬が下痢している時にはビオフェルミンが効く?
先に説明した通り、老犬になると腸内環境がみだれてしまうため下痢になりやすいのです。
そんなときは人間の整腸剤としても使われているビオフェルミンを与えることで、腸内の環境を整えることができます。
ビオフェルミンはいくつかの乳酸菌を含んでいる錠剤で、長期的に服用することで腸内バランスを整えることが可能で、下痢の予防に繋がります。
ビオフェルミンは人間用が一般的ですが、動物用のビオフェルミンも販売されています。
犬用のビオフェルミンは犬の体重体型に合わせた容量になっており、胃酸が人間と比べて強い犬が食べても胃酸で死なずに腸まで届くような菌が配合されています。
人間用のビオフェルミンを与える際には、1回あたり
- 小型犬は1/4錠
- 中型犬は1/2錠
- 大型犬は1錠を1日2回
与えるようにしてください。
ただし腸内に疾患があったり下痢以外にも元気がない・ぐったりしているなど他の症状もある場合は、病院で一度みてもらうのがおすすめです。
老犬が下痢しにくい食事選びのポイント
老犬に与える食事を選ぶ際、特に注意してあげたいポイントは、
- 消化吸収が良いこと
- 低脂肪であること
- 高たんぱくであること
です。
老犬の場合は、消化液の分泌も衰えるため脂質をたくさん摂取すると分解することが出来ずに下痢に繋がることがあるため、低脂質の食事が良いとされています。
一方で、筋肉の減少を補い、体力の低下を防ぐためには、筋肉を作るたんぱく質をしっかりと摂取する必要があります。
老犬の食事として、鶏のササミを使用したものが良いとされるのはこのためです。
老犬用の食事を家庭で作る場合、ビタミンなどの各種栄養素を整えるため、鶏のササミに加えて緑黄色野菜を混ぜたミートボールなどがおすすめのメニューになります。
しかし、毎日毎食、栄養のバランスを考えつつ食事を作るのはかなり大変です。
老犬用のドッグフードは、こうした消化のしやすさや必要な栄養素といったポイントをすべて計算して作られているため、安心して与えることができます。
ただし、老犬用ならどれでも同じというわけではありません。
例えば主原料も、植物性たんぱく質が主体のものから、鶏肉や魚肉まで様々です。
プレミアムと呼ばれる高級ドッグフードには、特にアレルギーに配慮して、サーモンや鹿肉を使ったものもあります。
しかし、どんな高級品でも食べてくれなくては意味がありませんし、天然素材のみを原料としていても、個々の体質により合う合わないといったことも起こります。
パッケージ裏や横に記載されている成分表を確認の上、まずは小さいパックや試供品で好みの味かどうかを確認しましょう。
また、食べなれた食事からいきなり切り替えても、食が進まないことが多いのです。
新しいドッグフードを与える際には、少しずつ今までのフードに混ぜ、1~2週間ほどかけて口を慣らしていきましょう。
少食になりドライフードをあまり食べてくれなくなった老犬におすすめなのが手作りご飯です。
しかし自分で毎日手作りするのは大変…
そういう方におすすめなのが獣医師監修の手作りドッグフード「ココグルメ」です。
10品目の新鮮な食材を使って手作りしており、総合栄養食の基準にも準拠しているため、おやつとしてはもちろん主食としても食べていただけるご飯です。
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老犬が下痢の時はこまめな水分補給を
下痢になると、体の外に大量の水分を出してしまうため、脱水症状になることがあります。
脱水症状とは、体を維持するために必要な水分まで失われてしまった状態であり、重症化すると命にかかわることさえある危険なものです。
そのため、下痢を起こしたときはこまめな水分補給が重要になるのですが、犬によってはなかなか自分からは水を飲もうとしてくれない場合は、症状を悪化させることのないよう、動物病院で点滴などの処置を受けてください。
また、ドッグフードは消化吸収を助けるためにも、水でふやかす、あるいはペーストタイプのものやスープタイプのものを与えるなどの工夫が必要です。
その日まで元気だったのに急に下痢を起こした、あるいは何度も下痢を繰り返すということもあります。
症状が激しく、ぐったりとして動かない、食事を与えても吐いてしまうなどといった場合は特に注意が必要です。
便に血が混じっている、黒っぽい便をするなどは消化管に問題があることが考えられるため、一刻も早く医師の診察を受けてください。
便の状態が診断の材料になることもあるため、あらかじめ相談の上、必要であれば便を持っていきましょう。
年齢にあった食事で心配な下痢を予防し、いつまでも健康に
元気で過ごしている愛犬にも、年齢による身体の変化はあります。
消化機能が衰え始めた老犬にとって、カロリーが高く高脂肪の成犬用ドッグフードは消化不良となり、下痢の原因になりがちです。
低脂肪、低カロリーで高たんぱく、ビタミンバランスなど、必要なポイントを満たした食事を毎日作ることは大変ですが、老犬用のドッグフードであれば手軽に与えることができます。
大切な家族がいつまでも健康でいてくれるよう、素材などを成分表で確認したうえ、愛犬の体質や好みに合ったドッグフードを選んであげてください。