犬の食事としては市販のドッグフードなどがありますが、自分で愛犬のご飯を手作りしたいと考える飼い主さんも多いのではないでしょうか。
犬の健康を保つために日々の食事は非常に重要です。
自分で手作りすれば、必要な栄養やバランスなどをより細かく考えた食事をあげることができます。
しかし、犬の手作りごはんの具体的な作り方や、作るときに意識すべきことなどはよくわからないという方もいるでしょう。
そこで今回は、超簡単にできる手作りごはんのレシピと調理の際の注意点を紹介します。
犬の手作りごはんの超簡単レシピは人間のご飯のアレンジ!
手作りご飯をとにかく簡単に作りたいという方におすすめなのは、人間のご飯のアレンジレシピです。
人のご飯の作り方に似ている部分が非常に多いので、調理しやすいという点がポイントです。
また、人間のご飯のアレンジなら、飼い主が食べることもできます。
愛犬と同じご飯を食べられるのは飼い主にとっても嬉しいのではないでしょうか。
調理が簡単で、飼い犬と一緒に楽しい食事の時間も過ごせる、人間用ご飯のアレンジレシピには良い点が多数あります。それでは、すぐに作れるレシピをいくつか見ていきましょう。
炊き込みご飯
例えば簡単でおすすめなのは炊き込みご飯です。
米をとぎ、分量通りの水を入れたら、細かく刻んだ人参としめじ、油を切ったツナを投入します。
あとは炊飯するだけで完成です。なお、人間用として食べるときには醤油や塩などの調味料で味付けをしてください。
ミルクリゾット
炊飯済みのご飯があるときにおすすめのレシピです。
基本の材料はお好みの野菜とささみと牛乳です。野菜とささみを細かく刻みます。
刻んだものとご飯を鍋に入れ、牛乳を注ぎ火にかけます。
沸騰したら弱火にし、焦げ付かないようときどきかき混ぜながら5分ほど煮込みます。
具材全てに火が通ったら完成です。塩やコンソメなどで味付けすれば人間用として食べられます。
さつまいものおやき
おやつとして、さつまいものおやきも簡単に作れます。
用意するものは、さつまいもとごま(白・黒どちらでも)、オリーブオイルです。
さつまいもをレンジや鍋でふかして柔らかくし、皮を取り除いてマッシャーで潰します。つぶれたら一口大に成型し、表面にごまをまぶします。
あとはフライパンにオリーブオイルをひき、表面がカリッとするくらい焼けば完成です。
素材の甘みを活かした優しい味わいが楽しめます。
愛犬のご飯にお悩みの方は手作りご飯のココグルメをお試しください。
ココグルメは、食材はすべて人間の食品に使用される食材(ヒューマングレード)を使用しており、学校給食を手がける給食工場で1つ1つ人の手で作っています。
今なら送料無料980円でお試しできるキャンペーンも実施中です!
犬の手作りごはんと人間用ごはんとのレシピの違いは?
犬の手作りごはんと人間用ご飯のレシピは全く同じにすることはできません。
それは、人間のご飯をそのまま犬が食べると、犬の体に大きな負担がかかるからです。
例えばレシピの中で大きな違いとして挙げられるのは、調味料の有無や分量です。
人間がちょうど良いと感じる味付けは、犬にとっては非常に濃い味付けとなります。
犬が味の濃い食事をすると腎臓に負担がかかり、さまざまな疾患が発生するリスクが高まります。
極々少量のしょう油・天然だしなどはあげても問題はありませんが、分量に気を付け、できる限り薄味を意識した方が良いでしょう。
また、食事の中の具材の大きさなども犬と人間では違いがあります。
人間は少し大きな具材でもよく噛むことができますが、犬によく噛むよう言い聞かせるのは不可能です。
消化をよくするため、犬の手作りごはんは始めから具材は細かく刻むことが大切です。
消化の面で言えば、生の食材も犬の消化によくないので、何でもしっかり火を通すこともポイントと言えます。
なお、人間は食べられても犬は食べてはいけない食材もあります。
犬のNG食材をしっかり理解し、除外しながら調理することも重要です。
犬の手作りごはんのレシピに入れたい食材は?
手作りごはんのレシピに入れたい食材としてまず挙げられるのは肉類です。
動物性たんぱく質をしっかり摂取するため、積極的に取り入れましょう。
牛・豚・鳥など種類は問いませんが、脂身の少ない部位がおすすめです。
高品質のたんぱく質などを含む魚もご飯に使いたい食材と言えます。サバやサンマ、アジ、マグロなどが良いでしょう。
肉類と同じく、脂が少ないものを選ぶようにしてください。
野菜・果物類では、きゃべつや白菜、人参、じゃがいも、大根、かぼちゃ、さつまいも、りんご、バナナなどがおすすめ食材です。
犬は肉食のイメージがありますが、実は雑食性でもあるため、野菜類も積極的に使いバランスの良いご飯を作りましょう。
犬の手作りごはんのレシピに入れてはいけない食材は?
犬が食べてはいけない食材があると前述しましたが、それでは具体的にどのような食材を避けるべきなのか見ていきましょう。
ネギ類
まず挙げられるのは玉ねぎや長ねぎなどのネギ類です。
ネギ類に含まれている成分が犬の体内の赤血球などを破壊し、中毒状態に陥ります。
呼吸困難や下痢、嘔吐などの症状を引き起こし、摂取量によっては死に至る可能性もある危険な食材です。
具材として使わないように気を付けるほか、ネギ類が原料になっている加工品も使用しないよう意識してください。
なお、同様の理由でニラやニンニクなども避けましょう。
また、アボガドは犬によっては下痢や嘔吐などを引き起こす可能性があるので避けた方が無難です。
https://coco-gourmet.com/archives/180
ぶどう
果物の中にも犬に与えない方が良い種類があります。
例えばぶどう類は少量でも食べると急性腎不全を引き起こす可能性がある非常に危険な食べ物です。
生の果実のほか、レーズンなどにも同様の危険があります。おやつなどに使わないよう気を付けましょう。
そのほか、熟していないさくらんぼには、犬に有害なシアン化物という成分が多く含まれるため、これも避けるべきです。
https://coco-gourmet.com/archives/304
チョコレート
なお、人のおやつの材料としてよく使用されるチョコレートも犬にとっては有害な成分が含まれる危険な食材です。
摂取すると嘔吐や下痢、けいれんなどの中毒症状を引き起こします。
ここに挙げた食材は全て、人にとっては身近な食材です。
しかし、人間と同じ感覚で犬の手作りごはんやおやつの材料に使ってしまうと、愛犬の健康や命までも脅かすことになりかねません。
犬用ご飯を作るときには犬のNGをしっかり理解した上で調理しましょう。
https://coco-gourmet.com/archives/122
注意点を意識しながらバランス良く栄養たっぷりな犬用ご飯を作ろう
犬の手作りごはんには犬にとって必要な栄養を、そして飼い主さんの愛情をたっぷり入れることができます。
今回紹介した犬の手作りごはんのレシピはどれも手間をかけず、短時間で誰でも簡単に作れるものばかりです。
手作りごはんを作るのは難しそうだと思っている方も、ぜひ実際に作ってみてください。
なお、人間用のご飯とは異なるさまざまな注意点もあるので、調理の際はしっかり気を付けましょう。
バランスが良くておいしい手作りごはんなら、きっとあなたの愛犬も喜んでくれるはずです。