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愛犬の生理(ヒート)を獣医師が解説!期間、症状、してあげられること

最終更新: 2023.09.04
愛犬の生理(ヒート)を獣医師が解説!期間、症状、してあげられること
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みなさんは犬の生理(ヒート)と聞いてどのようなことを思い浮かべますか?

この記事では犬の生理(ヒート)について獣医師目線でまとめております。

その期間や主な症状、飼い主さんがしてあげられることなど、役立つ情報を分かりやすく解説いたしましたのでぜひ参考にしてみてください。

愛犬の生理とは

人と同様に、子孫を残すために犬にも生理(ヒート)はあります。

「生理」はいわゆる発情にあたります。

発情は受精および受胎が可能となるような時期に起こる体の変化と考えてください。

発情に関わる一連の性ホルモンが変化する時期を発情周期と言います。

犬の発情周期は

  • 発情前期
  • 発情期
  • 発情休止期
  • 無発情期

で1クールとなります。

明確に規定はされていませんが、いわゆる「生理」は発情前期~無発情期を指して言われます。

愛犬の生理(ヒート)はいつから始まる?いつ終わる?

出生後、犬は一定の月例に達すると生殖可能な状態となります。

この期間を性成熟期と言います。

犬の場合、性成熟に達する時期は早い子であれば生後約6ヶ月、遅い子では生後約18ヶ月であるとされています。

また、犬の生理は一生涯続きます。

ここが人との大きな違いとなり、獣医師が避妊手術を勧める根拠の一つとなっています。

愛犬の生理(ヒート)のサイクル

発情前期

この時期が開始されると発情出血が見られるようになります。

人の場合、生理出血は排卵後に起こりますが、犬の発情出血は排卵前に起こります。

一般的に、犬の排卵は発情出血から約2週間後となるため、交配時期の指標とされています。

発情出血は個体差があるため、愛犬の出血量をある程度把握しておきましょう。

発情

この時期は雌が雄を許容(交配を受け入れること)する時期と定義されています。

ただし、犬にも好き嫌いはありますので相性次第という側面もあります。

交配をこの時期に行うことで受胎が可能となります。

発情後期(発情休止期)

発情期の終了後から血清プロジェステロン(性ホルモンの一つ)濃度が低下するまでとされています。

プロジェステロンは黄体ホルモンとも言われ、卵巣に形成された黄体から多く分泌されます。

プロジェステロンの作用により妊娠していなくても乳腺が発達したり、乳汁を分泌したりすることがあります。

無発情期

犬の発情周期の大部分を占める時期であり、個体差が多い時期でもあります。

無発情期は、卵巣に黄体や卵胞が存在せず、次の発情前期に体が準備を整える期間です。

愛犬の生理(ヒート)はどのくらい続く?

上述のように、犬の発情周期は

  • 発情前期
  • 発情期
  • 発情後期(発情休止期)
  • 無発情期

の4期で構成されています。

一般的に、犬の発情周期は約6~10ヶ月であり、平均は約7~8ヶ月です。

したがって、多くの犬は1年に1~2回の生理が生じることになります。

発情周期は小型犬では短く、大型犬では長くなる傾向にあります。

また、発情周期は個体差が大きく、1週間ほどで生理が終了する子もいれば、1ヶ月以上発情出血が続く子もいます。

後述しますが、みなさんの愛犬の生理がいつからいつまでなのかを把握しておくことは重要です。

それが病気かどうかの判断材料となることがあるためです。

日頃から愛犬の生理が始まる月と継続期間をチェックしておきましょう。

年齢を重ねた頃に、いつもより出血が長く続いたりするようであれば、すぐに動物病院へ行きましょう。

愛犬に生理(ヒート)痛はあるのか?

結論から言うと、犬に生理痛はありません。

犬の生理、生殖器の構造は人と大きく異なります。

人の子宮は単一子宮と言われ、子宮は一つのみです。

一方、犬の子宮は双角子宮と言われ、子宮が左右二股に分かれた形をしています。

そのため、人は基本的に1回の妊娠で1人の赤ちゃんを出産しますが、犬は数頭出産することが可能なのです。

また、いわゆる生理も体内で起こっていることが異なります。

人の生理は、

  • 卵胞期
  • 排卵期
  • 黄体期
  • 月経期

からなります。

その名の通り、排卵期に卵子が卵巣から排出されます。

卵胞期から黄体期にかけて各種性ホルモンが卵巣から分泌され、子宮内膜は赤ちゃんができるようふかふかになっています。

卵子は精子をその道中で待ち、無事受精した場合はふかふかの子宮内膜に着床します。

ところが、精子が来なかった場合、不要となった子宮内膜は一斉に剥がれ落ち、体外に排出されます。

これが月経期であり、粘膜が剥がれることで人の場合は、出血および痛みが引き起こされています。

犬の発情出血はこれとは異なり、発情前期に起こります。

犬の場合、排卵は発情前期の後に続く発情期でされるため、出血は排卵前に生じることになります。

犬の発情出血の実態は、性ホルモンの作用により子宮粘膜が充血、腫脹した結果、血がにじみ出たものです。

したがって、人とは異なり、粘膜が剥がれるわけではないため、いわゆる生理痛は生じないのです。

愛犬の生理(ヒート)の症状

生理前

特に予兆となるような症状はありません。

生理中

いわゆる生理中は体内でのホルモンバランスが大きく変わる時期です。

また、行動の変化もみられる時期でもあります。

なんとなくいつもに比べ落ち着きがなかったり、元気食欲が低下したり、嘔吐や下痢をしたりする子もいます。

特に初めて生理になるような子犬に多い傾向があるように思えます。

いずれも一過性のことがほとんどのため心配する必要はありませんが、どうしても気になる場合には動物病院へ行きましょう。

生理後

無事生理が終了すれば上記の症状は改善するでしょう。

繰り返しになりますが、愛犬がどれくらいの期間生理だったのか覚えておきましょう。

愛犬の生理(ヒート)時にするべきこと

他のわんちゃんと遭遇しないように気を付ける

生理中のメス犬はオス犬にとって大変魅力的です。

そのため、散歩中やドッグランで少し目を離した隙に交配してしまうこと可能性も十分あります。

犬の交尾様式は人と大きく異なり、おしりを向けあうように行います。

これを学問的には、コイタルロックと言います。

乗駕の段階で防ぐことはもちろんですが、上述の行動が見られた場合は要注意です。

また、逆にオス犬とケンカすることもあるため、他の犬との接触を避けることが重要でしょう。

マナーパンツを履かせる

個体差はありますが、多くの犬は発情出血が見られます。

ポタポタ垂れる子もいれば、お座りした後にシーツに付く程度の子もいます。

いずれにしても家具を汚してしまわないように、マナーパンツやおむつを着用させましょう。

また、汚れたら適宜取り替えてください。

その際、いつもの出血と同じ色、においかチェックしておきましょう。

マッサージをする

愛犬の元気がない時には、マッサージも有効でしょう。

特に、初めて生理となる子では、不安に感じてしまうこともあります。

マッサージには犬を落ち着かせる効果があります。

優しく声をかけながら、そっと撫でてあげることも立派なマッサージの一つです。

ウェットフードなどにご飯を変えてあげる

生理中には体内のホルモンバランスが大きく変わります。

犬の生理中の症状として、食欲不振や嘔吐下痢などが挙げられます。

いずれも一過性の症状のことが多いため、心配する必要はありません。

まずは食べなければいつものごはんに加え、好物を与えてみましょう。

ただし、嘔吐が続く場合には無理をしないようにしてください。

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シャンプーを丁寧にしてあげる

生理中は発情出血により、おしり周りが汚れてしまいがちです。

陰部を舐めることで二次的に細菌感染を起こし、皮膚炎や膀胱炎などを引き起こす危険性もあります。

特に、メス犬はオス犬に比べ尿道が短いため、細菌性の膀胱炎に罹患しやすいことが知られています。

そのため、おしり周りが汚れていれば、丁寧に洗ってあげましょう。

愛犬の生理(ヒート)期間が長い時は病院へ

生理が2ヶ月以上続く場合は動物病院へ行きましょう。

若い犬でも卵巣の病気にかかり、異常な期間出血が続くこともあります。

一般的には避妊手術を行うことで、改善されますが、発情中の犬の避妊手術は健康な子に比べ、出血のリスクが伴ってしまいます。

犬の避妊手術に関しては、賛否両論ありますが、多くの獣医師が手術の実施を勧めることでしょう。

避妊手術の術式には何通りかありますが、いずれの術式においても卵巣を摘出することが最も重要とされています。

その理由として、卵巣から分泌されるプロジェステロン(黄体ホルモン)が子宮蓄膿症という病気を引き起こすとされているためです。

子宮蓄膿症は、10歳未満の未避妊犬の約20%が罹患するとされています。

この疾患は、子宮内に多量の細菌感染が生じ、毒素が全身に回ることで死に至る怖い病気です。

多くの場合、愛犬の発情出血が異常に続いたり、いつもと違う時期であったりすることで来院されます。

中年齢以降の未避妊犬の体調不良で来院する際には、この病気を念頭に置く必要があります。

愛犬の生理(ヒート)について理解し、対策してあげよう!

まとめ 犬の生理は生後6ヶ月以降に始まり、一生続きます。

一回の生理の期間は個体差があるので、みなさんの愛犬がどの程度続くのか把握しておきましょう。

また、犬も出血しますがこれも個体差があるため、同時に確認しておきましょう。

特に子宮蓄膿症という病気の疑いがあれば、すぐに動物病院の受診をおすすめします。

いかがでしたでしょうか。

この記事を参考に、みなさんの幸せな愛犬ライフが送れますことを切に祈っております。

https://coco-gourmet.com/archives/299

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