愛犬にできるだけ長生きしてもらいたい!そう考えている飼い主さんも多いはずです。
様々な動物を診察してきて、やはり「食欲」と「食べ物」は犬猫の長生きの重要なポイントになると思っています。
食欲があり、しっかりと栄養価を考えられたご飯を食べている子は老犬になっても元気な印象です。
それではどんな食べ物を与えれば良いのでしょうか?
今回は老犬向けに、ご飯やトッピングにもおすすめな栄養価の高い食べ物をご紹介します!
老犬向けの栄養価の高い食べ物
老犬向けに栄養価の高い食べ物とはどんなものがあるでしょうか。
今回は手作りご飯やトッピングにおすすめの食材をご紹介したいと思います。
持病によっては避けた方が良い食材もありますので、疾患持ちの子は主治医に相談してから与えてくださいね。
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鶏ささみ、胸肉
鶏肉はなんと言ってもタンパク質豊富!
脂肪分も少なく、健康的な栄養価の高い食材です。
人も犬も、年齢に伴って筋肉量が減りがちです。
タンパク質は良質な筋肉のもとになる他、筋肉量減少防止にも役立ちますし、ダメージを受けた肝臓を修復するためにも必要です。
肥満気味の子にとっても、脂肪分が少ないのでダイエット食材として良い材料になるでしょう。
※腎臓疾患を持っている子は高タンパク質は腎臓へ負担になる場合がありますので、主治医に相談の後与えてください。
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牛肉
牛肉も手作りご飯やトッピングに取り入れやすい食材ですね。
牛肉を使用する際は脂分の少ないものを選びましょう。
牛肉には L-カルニチンが多く含まれています。
脳神経はとても多くのエネルギーを必要としますが、そのエネルギー供給をサポートしているのが「ミトコンドリア」と呼ばれる細胞器官です。
L-カルニチンは脳神経をサポートするミトコンドリアを助けてくれる効果が期待できますので、老犬の認知症予防に効果が期待できる食材です。
さば、いわし、まぐろなどの青魚
青魚にはDHA・EPAが多く含まれています。
DHAは、認知症予防や記憶力の向上に効果があると言われている成分です。
また、EPAは生活習慣病を予防する効果があるため、結果的に認知症予防につながると言われています。
血中コレステロールを減らす効果もあると言われているので、コレステロールの値が気になる子にもおすすめの食材です。
しかし生の青魚には「チアミナーゼ」というビタミンB1を分解してしまう成分が含まれていますので、加熱してから与えましょう!
さつまいも
さつまいもには繊維質や糖質が多く、甘みがあるので犬が好む食材です。
老犬になると腸内バランスが不安定になり、便秘や下痢がちになる子が多いです。
さつまいもの繊維質は腸内環境を整える効果がある上、糖質は体の健康に必要不可欠な栄養素なのでとても良い食材と言えるでしょう。
脳や神経、赤血球は糖質をエネルギー源として利用します。
腸内環境を整え、認知症や神経疾患予防にもさつまいもを利用してみましょう。
*あまり与えると逆に下痢・便秘を悪化させる原因になる上、肥満の原因にもなりますので与える量には気をつけましょう。
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きゅうり
きゅうりの水分含有量は、なんと95%以上あります。
老犬は水分をあまり取らない子が多いため、水分補給にはうってつけの食材です。
またきゅうりにはβカロテンやビタミンCなどの抗酸化物質が含まれています。
酸化物質は老化の原因とも言われていますので、健康保持のために抗酸化物質が含まれているきゅうりを与えてみましょう。
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トマト
トマトの赤い色素成分のリコピンには強い抗酸化作用があります。
細胞を健康に保つサポートをしてくれるので、老化防止が期待できます。
またリコピンにより免疫機能が活性化されるという研究結果があり、慢性疾患のリスク減少に影響する可能性があると言われています。
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にんじん
にんじんはβカロテンが豊富な食材。βカロテンには抗酸化作用があります。
抗酸化物質は神経細胞の酸化を防ぎ、神経細胞を健康に保つ働きがありますので、老犬の認知症予防には効果的な食材と言えるでしょう。
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老犬のドッグフードの選び方
みなさんは愛犬の年齢によってフードを選び直していますか?
年齢によって、適当なドッグフードは異なります。
老犬の場合はどんなフードを与えたら良いのでしょうか?
高タンパク・低脂質
老犬には高タンパク・低脂質のフードをおすすめします。
タンパク質は筋肉量の維持の他、健康な皮膚や被毛を保つためにも役立ちます。
また老犬は基礎代謝が落ち太りやすくなる上、脂質の分解が苦手になりますので、低脂質のフードがおすすめです。
関節に良い成分が入っている
老犬は関節疾患にかかる子が多くなりますので、関節に良い成分が入っているフードがおすすめです。
毎日の食事で関節ケアができると良いですね。
消化に良いドッグフード
老犬になると消化吸収能力も弱ってきます。
きちんと消化吸収できなくては良いフードを食べても意味がありません。
できるだけ消化によく、栄養素を吸収しやすいフードがおすすめです。
老犬がとるべき栄養素
老犬が積極的にとるべき栄養素にはどんなものがあるでしょうか。
おすすめの栄養素をみてみましょう。
高品質の動物性タンパク質
高品質の動物性タンパク質は、老犬に積極的摂取してほしい食材です。
良いタンパク質は、筋肉・皮膚・肝臓・神経の修復や保護に役立ちます。
低脂肪
脂肪分が低い、低脂肪な食材は老犬におすすめです。
老犬になると脂肪の分解が苦手になります。
(人間もあまり脂分の多いものは食べられなくなってきますよね・・・)
また基礎代謝が落ちて痩せにくくなってきますので、低脂肪の食材を使用するのが良いでしょう。
抗酸化栄養素
抗酸化効果のある栄養素・食材を積極的に使用してあげましょう。
酸化は細胞にダメージを与え、老化の進行に関わります。
抗酸化成分である栄養素は、ビタミンCやビタミンA、ビタミンEやβカロテン、リコピンなどが挙げられます。
プロバイオティクス・プレバイオティクス
プロバイオティクス・プレバイオティクスは腸内環境改善に関わる栄養素です。
発酵食品やサプリメントなどが挙げられます。
下痢・便秘になりやすい子は特におすすめな上、近年では腸内細菌が免疫機能に関わっているという研究結果もあります。
健康に過ごすためには必要不可欠ですね。
グルコサミン・コンドロイチン
老犬になると関節疾患が多くなります。
シニア期に入る前から、関節ケアの為にもグルコサミンやコンドロイチンの摂取はおすすめです。
また超小型犬や小型犬は気管軟骨が弱くなる気道系疾患にかかる子も多いので、ケアや予防のためにもなる栄養素でしょう。
DHA・EPA
DHAは認知症予防や記憶力の向上に効果があると言われており、EPAは血管を健康に保ち、生活習慣病を予防する効果があるといわれています。
老犬では積極的に摂取させてあげたい成分ですね。
老犬におすすめのドッグフード
ココグルメは老犬にもおすすめのフードです。
高品質なタンパク質を使用し、1日に必要な栄養素もきちんと考えられて作られています。
老犬でも食べやすいように食材は細かくカットされており、蒸して調理することで調理の際に流出してしまう栄養素を最低限にする工夫がなされています。
新鮮な食材を使用した手作り食なので香りが高く食いつきも良く、食が細くなりやすい老犬にはとてもおすすめです!
老犬には栄養価の高い手作りご飯がおすすめ!
老犬には栄養価の高い食材を使用した手作りご飯がおすすめです。
しかし実際お家で完全に手作りご飯を作ると、時間と手間がかかる上、きちんとした栄養が足りていないこともしばしば。
きちんと栄養素を計算された市販の手作りフードを使用したり、栄養価の高い食材をトッピングにする等の工夫がおすすめです。
まとめ 今回は老犬におすすめの、栄養価の高い食べものについて紹介しました。
知っている食材、与えている食材はあったでしょうか?
犬の長生きの秘訣は、食欲旺盛で良い食べ物を食べ、適度な運動を行うことです。
ぜひこれを機会に愛犬のご飯を見直してみてくださいね。