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犬が肝不全でご飯を食べない時は?おすすめドッグフードも紹介

最終更新: 2024.05.28
犬が肝不全でご飯を食べない時は?おすすめドッグフードも紹介
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愛犬にはいつまでも健康でいてほしいものですが、ずっと病気にかからないとも限りません。

犬がかかるさまざまな病気の一つに「肝不全」という肝臓病があります。

「肝不全」と聞くと、もう長くないのかな、と感じてしまうかもしれませんが、対応しだいで元の状態に戻すことも可能です。

この記事では、愛犬が肝不全によってドッグフードを食べてくれなくなった時の対処法について紹介しています。

また、犬の肝不全の原因や症状、治療法についても紹介します。

愛犬が肝不全でご飯を食べない時の対処法

肝不全で愛犬がドッグフードを食べないからと、あせって無理に食べさせようとしないでください。

犬の身体が受け付けていないのに強制的に食べさせると、結果食べたものを吐いてしまう可能性もあります。

ゆっくりでいいので、愛犬が食べてくれて、かつ必要な栄養もしっかり補える方法を模索していきましょう。

また、同じものでも「お皿に入れて出すと食べてくれないけど、なぜか手から食べさせると食べてくれる」という場合もあります。

愛犬が肝不全にかかった時、食事の管理は重要なことです。

肝不全の治療に活かすために、栄養素の量やバランスを調整していきます。

消化のよい高品質なタンパク質

肝不全のような重度の肝臓病では、タンパク質を消化する時にでるアンモニアを解毒できなくなってしまうことから、

タンパク質を摂取する量を制限する必要がありますが、タンパク質には肝臓の再生を助ける効果もあります。

よって、なるべく肝臓に負担をかけないように、消化のよいタンパク質を複数回に分けて少量ずつ食べさせるのが効果的です。

野菜や果物

肝臓病の治療では炭水化物やタンパク質を摂取する量を抑える必要があります。

しかし、野菜や果物はこの2つを含む量が少ない上に、ビタミンを多く含む食材であるため、肝不全などの肝臓病の治療に適しているといえます。

水分

体内に流れる水分によって、老廃物や摂取した栄養の流れがスムーズになっています。

しかし、体内の水分が不足することでこれらの流れが悪くなり、病気の回復が上手くいかなくなってしまうことにもつながります。

ただ、犬はたとえ喉が渇いたとしても、自分からは水を飲まない場合があり、飼い主側も気づけないことがあります。

スープやおじやを食べさせるなど、食事で水分を補給するようにしてください。

手作りご飯をあげる

内蔵に病気を持ってしまった場合は獣医師から療法食を指示されることもあります。

もし療法食の指定がない場合は、病気で辛い思いをしている愛犬のためにも、美味しいご飯を食べさせてみることがおすすめです。

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犬の肝不全の症状

肝臓に炎症がおきるなどして、本来必要なはたらきが出来なくなってしまうことを肝臓病といいます。

犬が肝臓病になると、身体のいろいろな場所で障害がおこり、症状が進むと肝不全になってしまいます。

犬が肝不全にかかった時にあらわれる典型的な症状として、

  • 食欲がなく、ドッグフードを食べない
  • 嘔吐、下痢、黒い便をする
  • よく水を飲んで、よくおしっこをする
  • 白目の部分や歯茎が黄色くなる(黄疸)
  • 元気がない
  • 体重が落ちる

といったものがあります。

肝臓病は初期のころは無症状で早期発見が難しい病気です。

上記のような症状がある場合はかなり進行してしまっている可能性があるので、すぐに動物病院に連れていってください。

犬の肝臓の異常は、血液検査によってすぐに判明するので、定期的に健康診断を受けることが大切です。

犬の肝不全の原因

犬が肝不全にかかる原因にはさまざまなものがあり、多くの場合は特定することが難しいです。

原因には、下記のものや、いくつかの原因が複合して起こる場合もあります。

感染性

細菌やウイルス、寄生虫などが原因で起こります。

中毒性

鎮痛剤や麻酔薬などの薬剤や水銀やヒ素などの毒物が原因で起こります。

慢性肝炎

代謝性や自己免疫性など、原因が不明な場合が多いです。

しかし、一般的にドッグフードやジャーキーの食べ過ぎなど、普段の食生活が原因になっている場合が多く、肥満も原因の一つとして挙げられています。

放置していると肝硬変などに悪化してしまうので、注意してください。

腫瘍

ガンなど、肝臓に腫瘍ができることで起こります。

遺伝性(銅蓄積性肝臓病)

銅を適切に排除することが出来ず、異常に体内に蓄積してしまいます。

ベドリントン・テリアやウエストハイランド・ホワイト・テリア、スカイ・テリアなどに多い病気です。

ドーベルマンやプードル、ラブラドールなどにもよく見られるので、定期的な健康診断や普段の食事の管理に気をつけましょう。

先天性(門脈体循環シャント)

本来肝臓で無毒化される有害物質が処理されないまま全身を循環してしまい、さまざまな症状が引き起こされる病気です。

子犬に多い病気で、ヨークシャーテリアやシーズー、ミニチュアシュナウザーやシェルティーなどによく見られます。

犬の肝不全の治療法

犬の肝不全には、上記のとおりさまざまな要因があります。

肝臓病は他の病気によって引き起こされている場合が多いので、まずは肝臓病の原因となっている病気から治療を始めます。

適切な治療や食事の管理をして、肝臓の負担をなるべく少なくしていけば、肝臓の機能を元に戻すことも可能です。

 

犬の急性肝不全の基本的な治療方法は、数日間動物病院に入院して、ドッグフードなどの食事を与えずに点滴と薬の投与をすることです。

ビタミンなどの栄養素が含まれている点滴を打ち、解毒剤や抗生物質などの薬を投与していきます。

犬が下痢をしている場合は下痢止め剤を投与し、黄疸をおこしている場合には利胆薬を投与します。

これらの治療を、犬の症状が落ち着くまで数日間続けていきます。

犬の肝臓に膿がたまってしまっている場合には、手術によって膿を取り除きます。

肝臓にたまっている膿の量が多く、1回だけで取り除ききれない場合には、チューブなどの器具を使用して膿を取り除きます。

また、急性肝不全を引き起こす原因となった病気も同時進行で治療します。

愛犬の肝不全には普段から対策を

このように、犬の肝不全の原因にはさまざまなものがあります。

遺伝的、または先天的な要因もあるので、気になる場合は一度動物病院に行って健康診断を受けてみましょう。

また、肥満を防ぐため、可愛いからとドッグフードやおやつを食べさせ過ぎないようにし、栄養バランスの良い食事を心がけてください。

もし肝不全にかかってしまってもあせらず、まずはかかりつけの獣医師さんとよく話し合います。

なかなかご飯を食べてくれない場合も、ゆっくりでも良いので、愛犬にとって一番よい食べ方を探しましょう。

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