災害時のご飯事情
いつものご飯が安心材料に
災害時、愛犬の心と体を支える最も大切なものの一つが食事です。不安な時だからこそ、食事の備えは万全にしておきたいですよね。
被災時、愛犬にとって一番安心できるのは、いつも食べ慣れているご飯です。慣れない環境でフードまで変わると、ストレスで食欲が落ちたり、お腹を壊してしまったりすることも。
ライフラインや物流が止まる可能性を考え、普段のフードは最低でも7日分、常にストックしておきましょう。これがあるだけで、愛犬の心の安定に繋がります。
レトルトフードのススメ
いつものフードに加えて、災害用フードとして、レトルトフードを備えておくとさらに安心です。
ドライフードより香りが強く、嗜好性を高めてくれるため、食欲が落ちた子の興味を引いてくれるかもしれません。
また、水分が豊富なので、あまり水を飲まない時の水分補給にも役立ちます。レトルトフードは、常温で長期保存でき、持ち運びやすい個包装タイプを選べば、避難時にもさっと持ち出せて便利ですよ。
愛犬の一生の健康を考えたフレッシュフードで知られるココグルメでは、災害時の備えとしても適しているレトルトフードを提供しています。
食材本来の旨味と香りが凝縮されており、スープごはんのような食感で、食欲がない時でも食べやすいのが特徴です。
常温での長期保存が可能なため、ローリングストックにも適しています。
災害という大変な時を愛犬と共に乗り越えるため、普段の備えにレトルトフードという選択肢を加えてみてはいかがでしょうか。
↓食べなくなった場合の食欲アップの裏ワザや、うっかり賞味期限を切らさないための賢いフード管理術、ローリングストック法について、こちらの記事で詳しく解説しています!
防災必須グッズ7選
今すぐ準備
愛犬用の防災グッズ、何を揃えればいいの?と迷う方も多いのではないでしょうか。
絶対に欠かせない必須アイテムは、7日分のフードと水、食器、トイレ用品、クレート、ハーネスとリードです。
これらは、どんなワンちゃんにも共通して、命を守るために最低限必要なグッズです。すぐに取り出せる場所に、まとめて準備しておきましょう。
このほかにも、年齢や体調に合わせて必要なグッズが増えたり、被災時の季節や天候に合わせて必要なものも変わってきます。
うちの子には何が必要なのか考えながら、万一に備えて今から準備しておくことが重要です。
↓必須グッズに加えて、持病のある子やシニア犬に必要なものは?真夏や真冬の避難で役立つ季節別アイテムは?愛犬に合わせた「うちの子専用防災リスト」を作りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
【2025年最新】犬の防災グッズ決定版!本当に必要なものを理由とともに解説
みんなのためのトレーニング
トレーニングの必要性
災害時に本当に役立つのは、モノの備えだけではありません。日頃からのトレーニングが、いざという時の愛犬とあなた自身を助けてくれます。
避難所では多くの人や動物との共同生活が求められます。普段からトレーニングを積んでおくことで、愛犬のストレスを減らし、周りへの配慮にも繋がるのです。
グッズの準備とトレーニングは、防災の両輪と考えましょう。必要なトレーニングは、主にクレートトレーニングや無駄吠え対策のトレーニングが挙げられます。
クレートを自分のパーソナルスペースとして安心できる場所にしてあげる準備や、愛犬のストレスを理解し、穏やかにサポートしてあげる準備は、愛犬にとっても飼い主さんにとっても大切な準備です。
↓初心者でもできる「クレートトレーニングの具体的なステップ」や、いざという時のための「迷子対策」、飼い主の「心の準備」について、こちらの記事で分かりやすくご紹介しています。
"知っておく”アドバンテージ
被災行動の知識
地震、台風、火災…。災害はいつ、どんな形でやってくるかわかりません。災害発生の瞬間にどう動くべきか、基本の行動を知識として備えておきましょう。
どんな災害でも、最も重要な原則は「まず自分の安全を確保する」ことです。飼い主が無事でいてこそ、愛犬を守ることができます。
災害発生後の適切な行動について理解していますか?地震の際には机の下などで身を守り、揺れが収まったら、火の元を確認し、避難経路を確保することが最優先です。
一方火災発生時には、濡れタオルで口と鼻を覆い、姿勢を低くして一刻も早く屋外へ避難することが重要になってきます。
水害の場合は、気象情報をもとに早期避難を心がけましょう。
被災した家屋に戻る際にも注意が必要です。状況と場合に応じた正しい対応を身につけておきましょう。
また災害に対しては、事前に対策をしておくことで被害を最小限に抑えたり、大切な家族の怪我を防ぐことができます。
知っておくこと、備えておくことで守られるものがたくさんあります。災害はいつ、どこで起こるかわかりません。その時、愛犬の命を守れるのは飼い主だけです。
↓家具の固定など「災害が来る前に家庭でできる対策」や、被災後に「自宅へ戻る際の注意点」など、より具体的な行動マニュアルを知りたい方はこちらの記事へ。いざという時のための知識を万全にしましょう。
愛犬の命を守るための「災害別」防災マニュアル【地震・台風・火災】
↓震災に焦点を当てた対応法、対策法についてはこちら!
【地震発生】その瞬間、愛犬とどう動く?安全確保のための行動ステップを解説
最後に
災害時に愛犬の命を守るには、今からできる「食事」「グッズ」「トレーニング」「知識」の4つの備えが不可欠です。
食べ慣れたフードを7日分以上ストックし、食欲がない時用のレトルトフードも準備しましょう。
必須グッズの用意に加え、クレートに慣れさせるなどのしつけも重要です。そして何より、飼い主自身の安全が第一。
正しい防災知識を身につけ、万が一の時に備えて、愛犬と共に乗り越える準備を万全にしましょう!