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愛犬の低脂肪食の選び方やおすすめを紹介!あげるべき時も解説

最終更新: 2024.06.21
愛犬の低脂肪食の選び方やおすすめを紹介!あげるべき時も解説
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人間でもある程度の年齢になると脂質を気にして食事をとることも。

犬の場合でも同様で、健康状態によっては脂質の摂取には気を使わなくてはいけません。

今回は低脂肪食の選び方や、低脂肪食を与えるべき時についてお話しします。

 

愛犬の低脂肪食とは

低脂肪食とは、脂肪分を通常より減らした食事になります。

通常の健康な犬では食事に約12〜18%の脂質が必要とされていますが、それ以下の量と考えると良いでしょう。

脂質は身体の健康維持に必要なものではありますが、体調や病気によっては脂肪分の入った食事が適切ではない疾患もあります。

太っている子の場合低脂肪食の選択はダイエットにも繋がります。

愛犬の体調や持病によって選択してあげると良いでしょう。

愛犬の低脂肪食の選び方

愛犬に低脂肪食を与えたい時、どの様な食事を選べば良いのかご紹介します。

脂質10%以下

AFFCO総合栄養食の基準では、脂質は成犬で5%以上、子犬では8.5%以上と定められています。

健康のために必要で最低限これくらいは含有すべき脂質の量という意味です。

上限値は決められておらず、市販のフードでは脂質15%前後のフードが多いのが現状です。

脂質10%以下のフードは一般的なフードの中では低脂肪であるといえますので、成分表示を確認してみましょう。

たんぱく質が含まれている

低脂肪・高たんぱくの食事は、人間のダイエットでも推奨されています。

低脂肪だけでなく高たんぱくな食事のほうが、筋肉量の低下を防ぐことができます。

無添加で消化に良い

低脂肪食の中でも、比較的安価なものは合成保存料や着色料、香料などが多く使われている場合があります。

添加物は健康に害がない量をしっかり確認して添加されてはいますが、できれば少ない方が安心ですよね。

特に色のついたフードなど。色彩は全く犬の食欲には関わらず、飼い主が美味しそうと感じる為に使用されてますので必要ありません。

また、せっかく低脂肪でもしっかり消化吸収されなくては意味がありません。

できるだけ添加物が少なく、なおかつ消化に良い低脂肪フードを選んであげることをおすすめします。

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愛犬の低脂肪食を手作りする時のおすすめ食材

愛犬の低脂肪食を手作りする場合におすすめな食材をご紹介します!

※ただし手作り食は栄養素が足りていない場合がほとんどなので、専門家の指導がない限りおすすめできません。

市販のフードへの低脂肪トッピングと考えてください。

鶏のささみ、胸肉

鶏ささみや胸肉は、低脂肪・高タンパクで有名な食材です。

脂肪分が気になる子は鶏ささみや胸肉をメイン食材として使用すると良いでしょう。

※ただし腎臓が悪い子は高タンパク食は推奨されていません。

https://coco-gourmet.com/archives/75

豆腐

お豆腐は低脂肪・低カロリーでダイエットにもおすすめの食材。

かさ増し等に使用することもおすすめです。

https://coco-gourmet.com/archives/319

プロセスチーズ

チーズは高脂肪と思われがちですが、プロセスチーズであれば低脂肪でワンちゃんにも与えられます。

チーズは香りが強く、薬の匂いもカバーできるので、投薬に使用することもおすすめです。

イモ類

イモ類は低脂肪な食材です。

犬は甘みを好むことが多いので、さつまいもは特に犬に人気な食材!

低脂肪で高繊維なので健康的に与えることができます。

しかし炭水化物を与えすぎると太ってしまいますので、与えすぎには注意してくださいね。


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この病気が気になるなら低脂肪食をあげよう

以下のような持病がある子、既往歴がある子は特に低脂肪食をおすすめします。

低脂肪食がおすすめな病気

上記に紹介した以外でも積極的に低脂肪食を食べさせることがおすすめな病気はたくさんあります。

愛犬が以下の病気と診断されたことはありますか?

チェックして、当てはまる場合は低脂肪食を与えてみましょう。

  • 胆嚢疾患(胆泥症など)
  • 腸リンパ管拡張症(蛋白漏出性腸症・慢性腸症など)
  • 糖尿病
  • クッシング症候群
  • 気管虚脱、咽頭狭窄など気道系疾患
  • 関節炎

膵炎

膵炎は膵臓に炎症が起こる病気です。

膵臓は脂肪を分解する酵素を分泌している臓器ですが、突然高脂肪分を摂取したことによる過負荷やその他の原因により炎症を起こします。

炎症を起こすと激しい腹痛や嘔吐下痢を伴い、数日で亡くなることもある病気です。

膵炎の場合、高脂肪な食事は膵臓に負担がかかりますので、低脂肪〜超低脂肪食を食べさせながら治療を行います。

一度でも膵炎にかかったことのある子は、再発しないように低脂肪の食事をおすすめします。

肥満

肥満な子に関しては、現在のご飯よりもカロリーが低い食事にしなくてはなりません。

安易に食事の量を減らすと、必要な栄養素が足りなくなってしまうことがあります。

ですので、まず初めは現在の摂取カロリーを計測し、単純に量を減らすのではなく総カロリー数を減らすことが重要となってきます。

その際に低脂肪の食事は一般的な食事に比べてカロリーが低めな為おすすめです。

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアはさまざまな原因によって発症し、軽度であっても痛みを繰り返したり、十度になると麻痺が残ってしまう疾患です。

好発犬種(Mダックス、トイプードル、フレンチブルドッグ、コーギー、チワワなど)がありますので、特にその犬種を飼っている飼い主さんは気をつけなくてはいけません。

遺伝的な素因によって発症リスクが高まりますが、体重も重要な発症因子です。

太っていて背骨に負担がかかると椎間板ヘルニアが発症しやすくなります。

その為、低脂肪食によって肥満のコントロールをすることで椎間板ヘルニアの発症や再発防止を行うことがおすすめです。

️高脂血症

健康診断でコレステロールが高いと言われたワンちゃんはいるでしょうか?

コレステロールは他の病気によって上がったり下がったりすることがありますが、人間と同じ様に毎日の食事が大きく関連してきます。

血中のコレステロール値が高い「高脂血症」となると、膵炎になる危険性も高まると言われています。

高脂血症と診断された子は、まず低脂肪の食事を試してみることが良いでしょう。

愛犬が低脂肪食を食べるべき時

特に疾患がない犬の場合、どんな時に低脂肪食を与えると良いのでしょうか。

運動量や行動量が少ない

運動量や行動量が少ない犬の場合、消費カロリーが低くなりますので低脂肪食がおすすめです。

特に高齢の子は運動量が少なくなりますのでおすすめです。

肥満気味

体の大きさに比べて肥満気味であると病院で言われた子は、まずは脂肪分を低くしてカロリーを下げた低脂肪食からダイエットを始めるのがおすすめ。

過度な肥満の子はさらにカロリー制限されたフードが必要になります。

涙やけやよだれ焼けが気になる

涙焼けやよだれ焼けは、目元や口元に水分がついたまま放置してしまい、雑菌が繁殖することによって茶色く色がつきます。

原因は様々なのですが、食事の変更により改善がみられる例も多いです。

特に低脂肪の食事を与えると涙焼けやよだれ焼けがよくなる子もいますので、気になる子にはおすすめです。

お腹が弱い時

お腹を下している時、お腹が弱い子は低脂肪の食事をおすすめします。

胃腸機能が弱っている時に大量の脂肪分を摂取してしまうと、いつまでも下痢や嘔吐が治らない要因になります。

子犬やシニア犬に低脂肪食をあげて良い?

年齢によって、どんな栄養素をどれだけ摂取した方が良いのかは変わってきます。

子犬やシニア犬に低脂肪食を与えるのは良いのでしょうか?

子犬

子犬に低脂肪食は与えてはいけません。

子犬の場合は成長に必要な栄養分、カロリーがとても多いので低脂肪食はおすすめできません。

シニア犬

シニア犬に低脂肪食は与えても問題ありません。

シニアになると脂質の分解が苦手になってきますので、低脂肪食はおすすめです。

多くのシニア犬フードも脂肪分は控えめに作られています。

愛犬におすすめの低脂肪食

ココグルメはお家で簡単に、しっかりと栄養計算された手作りフードを与えることができます。

ダイエット中の子やシニア犬、脂肪分が苦手な子におすすめの低脂肪食もあり、簡単に手作り低脂肪食を与えることができます。

ドライフードよりも嗜好性が高いので、今食べているフードへのトッピングにしたり、半分をココグルメにしたり・・・という使いかたもおすすめです。

愛犬に低脂肪食をあげて健康的な生活を!

一見健康な子でも、実は病気のリスクを抱えている子は多くいます。

当てはまる子は低脂肪食を与えて、健康的に長生きできる生活にしてあげましょう。

まとめ 今回は低脂肪食についてご説明しました。

みなさんの愛犬に当てはまることはあったでしょうか?

脂肪分は体に必要な栄養素ですが、昨今のフードは栄養価が高く、肥満やそれに伴う病気を持つ子がたくさんいます。

愛犬に合った食事をその都度選んで、ライフスタイルにあったご飯を与えてあげてくださいね。

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