愛犬と生活していると、ご飯への食いつきが悪い時があるのではないでしょうか?
元気があり他に症状がなければ病気である可能性は低いですが、愛犬が食べてくれないと飼い主さんとしても心配になりますよね。
今回は、食いつきが悪い時にも使える犬が好きな食べ物やおすすめの食事の工夫をご紹介したいと思います。
犬が好きな食べ物(肉類)
犬の祖先であるオオカミは、肉食動物であり、犬も肉食に近い動物と言われています。
そのため、多くの犬は肉の味や匂いが大好きです。
ここからは、犬が好きな肉類の食べ物について紹介していきます。
ささみ
ささみは、鶏の胸肉の一部分のことであり、低価格かつスーパーなどで手軽に入手できる肉類です。
一本55kcalという低カロリーであり、牛肉などの他の肉類と比較して低脂質のため、ダイエット食としても用いることができます。
さらに、低脂肪であり消化しやすい良質なタンパク源となりますから、消化機能が弱っている子犬や老犬、膵炎の犬にも積極的に食べさせても良い食材です。
犬に与える場合は、鍋にお湯を沸かしてささみを入れ、弱火で10分ほど茹でたものを与えるようにしましょう。 茹で汁もドライフードのふやかしに使うことができ、愛犬の食欲を増進させることができます。
注意点として、食中毒や様々な感染症を引き起こす可能性がありますから、絶対に生では与えない様にしましょう。
また、腎不全や尿路結石に罹患している子は病気を進行させてしまう可能性もあるので注意が必要です。
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鹿肉
鹿肉は、ささみや牛肉と比べて、アレルギーを起こしづらく、カルニチンというアミノ酸を多量に含んでいる点が特徴です。
牛肉や鶏肉は犬にとって食物アレルギーを起こしやすい食材でありますが、鹿肉はアレルギー反応を起こしづらい肉類になります。
牛肉や鶏肉にアレルギーを持っている子でも鹿肉にはアレルギー反応を示さない可能性があります。
また、鹿肉に多量に含まれているカルニチンというアミノ酸は、脂肪を燃焼させエネルギーを作る際に使われるのでダイエットや疲労回復に役立ちます。
注意点としては、鹿肉は、
- 寄生虫
- 大腸菌
- 肝炎ウイルス
を持っている可能性がありますので、しっかりと加熱したものを与える様にしてください。
牛肉
牛肉は、タンパク質や亜鉛、リン、脂質など犬にとってバランスよく栄養を摂取するのに適した食材です。
また、脂肪分も多く含まれているため喜んで食べる犬が多いです。
愛犬に牛肉を与えることによって、良質なタンパク質やアミノ酸が筋肉の成長や維持に役立ったり、脂質を適量摂取することによって皮膚や被毛を綺麗に保つことができます。
牛肉を与える際には、大体5kgの小型犬〜中型犬で25gほどが1日の摂取量の目安です。
あくまで目安なので、様子を見ながら与える様にしてください。
注意点としては、しっかりと加熱し、塩などで味付けされていない物を与える様にしましょう。
また、牛肉は他の肉類に比べて脂質を多く含んでいる傾向があり、与えすぎると下痢や嘔吐などの症状を引き起こすこともあります。
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犬が好きな食べ物(野菜)
犬は雑食の動物ですので、肉の他にも野菜を食べることもできます。
野菜には、肉には含まれていない食物繊維やビタミン、ミネラルが含まれているので愛犬の健康維持のためには、バランスよく与えてあげる必要があります。
ここからは、犬が好きな野菜について4つほどご紹介していきます。
ぜひ、普段の食事にトッピングしてあげるようにしましょう。
キャベツ
キャベツには、食物繊維とキャベツ特有のビタミン成分が含まれており、腸内環境を整え、骨の健康を維持したり、免疫力の向上に役立ちます。
そのままでは、消化されづらいので茹でてあげることにより柔らかくしてあげましょう。
注意点としては、甲状腺疾患や尿路結石を形成しやすい子にはキャベツに含まれるゴイトロゲンという成分やシュウ酸やカルシウムが悪影響を及ぼす可能性があります。
甲状腺疾患に罹患している、もしくは尿路結石を形成しやすい子の場合は、獣医師に確認してから与える様にしてください。
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カボチャ
カボチャには、炭水化物、ビタミン、食物繊維が多量に含まれており、貧血などの病気の予防や抗酸化作用による免疫力向上の効果が期待されます。
他の野菜と同様に、茹でたり加熱してから柔らかくして与える様にしましょう。
また、炭水化物が多く含まれているので与えすぎると糖尿病や肥満になる可能性もあります。
あくまで普段の食事にトッピングするか、おやつとして少量与えるようにしましょう。
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ブロッコリー
ブロッコリーは、ビタミンA、ビタミンC、葉酸、ビタミンEが含まれており栄養満点です。
皮膚や粘膜の健康維持や便秘の解消にも役立ちます。
また、コリコリした食感や水分量の多さが犬にとっては口当たりが良く好んで食べてくれる子が多いです。
ただ、硬いままあげたり茎の部分が多いと消化不良につながる可能性もありますので注意して与える様にしましょう。
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さつまいも
さつまいもには、食物繊維と糖質が多量に含まれており、腸内環境を整えたり体内の良質なエネルギー源となります。
加熱すると甘味も出てくるので、食欲が低下している子のご飯にトッピングしてあげるのもおすすめです。
注意点としては、さつまいもを多量に与えすぎると下痢や嘔吐などの消化器症状を引き起こしたり、糖尿病になることもありますので与えすぎには注意が必要です。
また、与える際は、喉に詰まらせないように小さくカットしたり加熱して柔らかくしてあげるようにしましょう。
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犬が好きな食べ物の特徴
ここまでは、犬が好きな食べ物10選ということで、肉類、野菜、果物に分けて紹介してきました。
ドッグフード以外にもこのような好きな食べ物を与えてあげることで、食欲を増進させたり栄養成分を摂取することができるようになりますのでぜひ与えてあげてください。
ここからは、犬が好きな食べ物はどういった物なのか特徴について解説していきます。
香りが強い
犬は人間の1万倍ほどに鋭い嗅覚を持っていると知られています。
そのため、魅力を感じる様な香りの強い物を好みます。
犬が魅力を感じる香りとしては、脂肪の匂いが挙げられます。
肉類は脂肪を含んでおり、脂肪臭があるため、犬は好んで食べてくれるでしょう。
また、ドライフードなどのいつもの食事もふやかして温めてあげることで香りを強く出すことができ、食欲を刺激することができます。
たんぱく質が多い
犬は冒頭でも述べた通り肉食に近い動物です。
そのため、タンパク質の消化が得意であり、好んで食べる傾向があります。
牛肉や鹿肉、ささみなどの肉は犬が好きな香りでもあり、タンパク質も豊富に含んでいるため、犬にとっては好物となります。
甘い食べ物
犬や人間の舌にある味蕾と呼ばれる部分では、甘味、酸味、塩見、苦味、うま味の5種類の味覚を感じることができます。
犬では、特に甘味を感じる味蕾が多くあり、甘味をよく好む傾向があります。
そのため、りんごやバナナ、いちごといった甘味がある食べ物は犬にとっては大好物です。
犬が好きな食べ物(果物)
果物も、ビタミン、ミネラル、食物繊維を含み、甘味があるため好んで食べてくれる子が多いです。
ここでは、犬が好きな果物を3つご紹介します。 おやつや普段のご飯にトッピングして与えてあげてください。
りんご
りんごは、リンゴ酸やクエン酸など疲労回復に有用な成分を含んでいる他にも、ペクチンと呼ばれる腸内環境を整える成分を含んでいます。
りんごのみずみずしさや食感が犬の口当たりにもよく好んで食べてくれる犬が多いです。
注意点としては、芯の部分や皮の部分は消化吸収されにくいので、与えない様にしましょう。
また、喉に詰まらせない程度に小さくカットしたものを与える様にしましょう。
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バナナ
バナナは、ミネラル成分であるカリウムやカルシウム、ビタミン、食物繊維を多く含んでいます。
甘味もあり、犬にとっても食べやすい果物の一つです。
多量に含まれている食物繊維が腸内環境を改善し、便通をよくしてくれます。
ただ与えすぎると下痢を引き起こす可能性もあります。
また、腎臓病の治療をしている場合はカリウムなどのミネラルが腎臓病の病態を悪化させる傾向がありますので注意が必要です。
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いちご
いちごは、ビタミンC、アントシアニン、ペクチン、食物繊維を多く含んでおり、いちごの甘味を好んで食べる犬は多いです。
ビタミンC、アントシアニンは抗酸化作用を持ち、皮膚や粘膜の健康を維持したり免疫力を上昇させてくれます。 また、ペクチンや食物繊維は腸内環境を改善してくれ便通をよくします。
注意点としては、ヘタの部分をつけたまま与えたり、いちごを丸々一つ与えないことです。
与える際には、ヘタの部分はとってあげて、小さくカットしてから与える様にしましょう。
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愛犬に与えてはいけない食べ物
ここまで、犬が好きな食べ物や犬が嫌いな食べ物について解説してきました。
しかし、食べ物の中には、犬が好きな味なのに食べると中毒症状を引き起こしてしまう食べ物が存在しています。
ここからは、愛犬に与えてはいけない食べ物について解説していきます。
ここで紹介する食べ物は絶対に与えないようにしてください。
もし食べてしまった場合は、病院を受診し催吐処置を行いましょう。
ブドウ、レーズン
ブドウやレーズンは犬に腎毒性があると言われており、腎不全を起こす可能性がある食べ物です。
たまに飼い主さんで愛犬にブドウをあげている方がいますがこれはNGです。
ブドウやレーズンは甘味も強く、犬も好んで食べてくれている様ですが、絶対にやめましょう。
ブドウやレーズンを食べてしまった場合は、嘔吐や下痢などの症状がなくても、念の為動物病院を受診することをおすすめします。
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ネギ類
玉ねぎやニンニク、ニラなどのネギ類は犬に与えると、貧血や血色素尿といった赤色〜茶色の尿がでたり、嘔吐や下痢といった症状が出ることがあります。
味噌汁などのスープでも、玉ねぎやネギのエキスが含まれており、中毒になる可能性がありますので与えない様にしましょう。
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チョコレート
チョコレートに含まれるテオブロミンやカフェインは、犬にとっては有害な物質となります。
もし、食べてしまった場合は興奮や震え、不整脈、嘔吐、下痢などが症状として現れます。
チョコレートによる中毒は、数日後に症状が出ることがあります。
そのため、症状がないからと安心せず動物病院に連れていき、点滴や催吐処置など適切な処置を取るようにしてください。
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キシリトールが含まれるガム
キシリトールは犬が食べてしまうと低血糖や肝不全になる可能性があります。
キシリトールが含まれているガムなども甘味があり、犬が誤食するかもしれないので注意が必要です。
アボカド
アボカドには、ペルシンと呼ばれる物質が含まれており犬が食べると下痢や嘔吐の原因になる可能性があります。
また、高脂肪であり高カロリーな食材ですので、お腹の調子を崩したりさまざまな病気になりやすくなります。
犬にアボカドは食べさせないようにしましょう。
犬が嫌いな食べ物
ここまでは、犬が好きな食べ物や特徴について紹介してきました。
反対に、犬が嫌いな食べ物はどういったものになるのでしょうか?
ここからは、犬が苦手としている嫌いな食べ物について解説していきます。
香辛料が強い食べ物
犬の嗅覚は人間の何万倍も鋭いため、香辛料などの香りによる刺激が強いものは苦手です。
例えば
- 唐辛子
- わさび
- コショウ
- カレー粉
- クミン
- ナツメグ
などが挙げられます。
こういったものは、犬の消化管を刺激して下痢を引き起こす可能性もありますので食べさせない方が良いでしょう。
苦味がある食べ物
犬は苦味がある食べ物が苦手です。
これは、自然界において苦味は毒物に多く含まれている味であるからだと考えられます。
拾い食い防止のスプレーなどしつけ用品に含まれている成分も苦味を感じる成分が入っています。
苦味のある食べ物はゴーヤや渋柿、ピーマン、魚の内蔵(ワタ)などが挙げられます。
こういった食べ物を愛犬に与えるのは、控えてあげましょう。
酸味の強い食べ物
犬は酸味の強い食べ物は苦手な傾向があります。
梅干し、お酢、柑橘系の果物(オレンジ、キウイ)など強い酸味の食べ物は食べても吐き出してしまうことが多いです。
こういった食べ物は避けてあげましょう。
また、犬の中には、野生の名残りで肉の腐敗臭の様な酸っぱい匂いを好む子もいますが、体調を崩すことがほとんどですので、絶対に腐敗したお肉を与えてはいけません。
愛犬がご飯を食べない時は?
犬が好きな食べ物を紹介してきましたが、実際に愛犬がご飯を食べない時に飼い主さんはどうしたら良いのでしょうか?
ここからは、愛犬がご飯を食べない時にできる食事の工夫について解説していきます。
愛犬の食欲不振で悩んでる方は、ぜひ参考にしてください。
ふやかしフードやウェットフードを与える
いつものドライフードをお湯に浸してふやかしてあげると匂いが広がり犬の食欲を刺激することができます。
また、ウェットフードも匂いが広がりやすく、犬が好む食材となりますので是非試してみてください。
高脂肪の食事に変更してみる
脂肪の味は犬が最も好む味であり、高脂肪の食事は愛犬の食欲を増進させます。
愛犬が食わず嫌いをしてる場合は、高脂肪の食事を与えてみても良いでしょう。
しかし、食べない原因が消化器疾患や膵炎の場合、病気を悪化させてしまいますので注意が必要です。
手作りご飯をあげる、トッピングする
今回の記事でご紹介した犬が好きな食べ物を用いて手作りご飯を作ってあげたり、普段の食事にトッピングしてあげることで愛犬が一気にご飯を食べるようになる可能性があります。
ぜひ、犬が好きな食べ物を上手に使って愛犬の食欲を刺激してあげましょう。
手作りご飯を簡単に作る方法
手作りご飯を作ってあげたいけど、どうやって作ってあげたらいいの?と思われる飼い主さんも多いと思います。
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犬が好む食材である肉類、野菜が豊富に含まれており新鮮な食材を使用しているため、とても食いつきが良いと口コミで話題のフードです。
「CoCo Gourmet」には、
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犬が好きな食べ物や手作り食で食いつきの悪さを克服しよう
本記事では、犬が好きな食べ物やご飯への食いつきが悪い時の食事の工夫を紹介してきました。
愛犬の食いつきが悪い時には、犬が好きな食べ物を普段のご飯にトッピングしたり、手作りご飯を作ってあげてみましょう。
特に、「CoCo Gurmet」は食いつきが良いフードとしておすすめですので、ぜひお試しください。