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愛犬が食べていい、ダメな野菜を獣医師が解説!気をつける事や与え方も

最終更新: 2024.06.21
愛犬が食べていい、ダメな野菜を獣医師が解説!気をつける事や与え方も
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野菜は様々な栄養素を含み、愛犬の健康維持に役立つ食材です。

しかし、野菜の中には、与えて良い物と与えてはいけない物があります。

この記事では、愛犬に与えて良い、ダメな野菜を紹介し与え方や気をつけるべきポイントを解説してます。

愛犬に野菜を与えるかどうか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

 

そもそも愛犬に野菜は必要?

愛犬に「総合栄養食」の食事を与えている場合は、その食事のみで栄養的にバランスが取れています。

そのため、犬に野菜を与えることは絶対に必要というわけではありません。

しかし、犬も個体差や体質によって不足しやすい栄養素というものがあるため、野菜を与えることで不足した栄養を補ってあげたり、普段の食事にトッピングして愛犬の食欲を刺激したりすることは非常におすすめです。

手作りごはんも流行っているので、ぜひ愛犬に野菜を与えることにチャレンジしてみましょう!

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愛犬に野菜は何歳からあげていい?

消化能力が弱い子犬に野菜を与えることは避けてあげましょう。

野菜には、食物繊維が多く含まれており腸内環境を整える働きがあるものが多いです。

しかし、あまりに多く含まれている場合や食べ過ぎた場合はうまく消化できずに下痢や嘔吐を引き起こしてしまいます。

愛犬に野菜を与える場合は、生後6ヶ月を過ぎてから与えるようにしてあげるようにしましょう!

愛犬に与えて良い野菜

愛犬に与えても良い野菜はたくさんあります。

それぞれに違った特徴や栄養素がありますので、愛犬の健康状態に合わせて野菜を与えてみてください。

キャベツ

キャベツは、食物繊維を多く含む野菜です。お腹の調子を整え老廃物を排出する手助けをしてくれます。

また、キャベツには

  • ビタミンC
  • ビタミンU
  • ビタミンK

といった多量のビタミンが含まれているので、免疫力向上にも効果のある食材です。

カルシウムなどのミネラルも多量に含まれており、骨を丈夫にする働きもあるのでぜひ愛犬に食べさせてあげてください。

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白菜

白菜には、ビタミンU、食物繊維、βカロテン、ビタミンCなどの栄養が満点です。

ビタミンUは、胃や消化管の健康維持に役立ちますし、食物繊維は排便を促し消化管の調子を整えます。

βカロテン、ビタミンCは抗酸化作用を持つビタミンであり、体の中で発生した活性酸素を取り除いてくれ体の中の炎症を抑えてくれます。

 

さつまいも

さつまいもには、多量の糖質と食物繊維、カリウムとβカロテンが含まれています。

多量の糖質は良質なエネルギー源となります。

さらに、食物繊維はお腹の調子を整えますのでぜひ食べさせてあげたい野菜です。

加熱すると甘味が出るため喜んで食べてくれる犬も多いです。

おやつとして与えるのもおすすめですが、食べさせすぎると糖質の過剰摂取により肥満になっていきますので与える量には気をつけましょう!

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きゅうり

きゅうりは多量の水分、β-カロテン、カリウム、ビタミンKなどのビタミンを含んでいます。

カリウムには、体の中の塩分を排出し血圧を下げる効果があります。

また、β-カロテンは抗酸化作用をもつ他に、健康な皮膚や粘膜づくりに大切な要素になります。

水分を多量に含んでいるので、与えすぎると下痢をしてしまいますので注意しましょう!

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トマト

トマトはβカロテンやビタミンCが多く、またトマトの赤い色素リコピンには抗酸化作用があります。

リコピンの抗酸化作用はβカロテンの抗酸化作用の2倍ほどの強さがあると言われています。

また、トマトにはカリウムも多く含まれており体の中の塩分を排出し血圧を下げる働きがあります。

ぜひ、愛犬にトマトを与えて健康を維持していきましょう!

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じゃがいも

じゃがいもには、炭水化物、ビタミン、食物繊維、カリウムが含まれています。

じゃがいもに含まれるビタミンにはビタミンB1、ビタミンCがあり、疲労回復や老化防止などの効果があります。

ただ、じゃがいもに含まれている炭水化物は非常に多いので過剰摂取に注意してください。

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にんじん

にんじんには、主にβカロテン、食物繊維、カリウムが含まれています。

特にβカロテンが多く含まれており、体の中の炎症を抑える抗酸化作用があります。

また、食物繊維も含まれており腸内環境を整える働きがあります。

低カロリーであり肥満傾向の子も美味しく食べれる野菜ですのでぜひ食べさせてあげましょう!

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大根

大根には、カリウム、カルシウム、βカロテン、ビタミンE、ビタミンCが含まれています。

大根には、他の野菜と比較してカルシウムが含まれています。

成長期の骨の成長や老齢の犬の関節の保護などに役立ちます。

さらに

  • βカロテン
  • ビタミンE
  • ビタミンC

は抗酸化作用を持つ物質として体の中の炎症を抑えてくれます。

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ブロッコリー

ブロッコリーは、主にビタミンC、ビタミンE、食物繊維を多く含んでいます。

ビタミンCは、皮膚や粘膜の健康維持や免疫力を高める作用があります。

また、ビタミンEは悪玉コレステロールを減らし動脈硬化を予防する働きもあり、血流の改善に効果があります。

しかし、茎の部分は食物繊維を多く含み消化しづらい部分になりますので与えすぎには注意しましょう!

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レタス

レタスには、

  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • カリウム
  • カルシウム
  • 食物繊維

が含まれています。

ビタミンC、ビタミンEは抗酸化作用を持っているため、体の中の慢性炎症を抑える働きがあります。

カリウムは塩分を排出しむくみをとったり血圧を安定させる働きもあります。

レタスは入手しやすく気軽に食べれる野菜ですので、ぜひ愛犬に与えてあげましょう!

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かぶ

かぶの根には、

  • カリウム
  • ビタミンC
  • 食物繊維

が多く含まれており、
葉の部分には、

  • βカロテン
  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • カリウム
  • カルシウム
  • 食物繊維

が含まれています。

かぶのほとんど全ての部位において、栄養を含んでいますのでとても栄養価が高く優秀な食べ物です。

特に根の部分には、消化を助ける酵素ジアスターゼを含んでいますので消化吸収が苦手な子の食事にトッピングしてあげることもおすすめです。

かぼちゃ

かぼちゃには、

  • 炭水化物
  • ビタミン
  • ミネラル
  • βカロテン
  • 食物繊維

が含まれています。

特に抗酸化作用を持つβカロテンを多く含んでいる野菜ですので、体の中の炎症を抑えたりがんの予防にも繋がります。

皮の部分は固く消化吸収が難しい場合がありますので、しっかり火を通してから与えるようにしましょう!

【獣医師監修】愛犬はかぼちゃを食べていい?腎臓病や心臓病への影響は?

セロリ

セロリには、カリウム、食物繊維、βカロテンが含まれています。

セロリの特有の香りである「アピイン」「セダノライド」「ピラジン」などの成分が血液をサラサラにする作用があります。

しかし、スジを取らないと嘔吐や下痢などの消化器症状を引き起こしてしまいますので注意が必要です。

パセリ

パセリには、

  • βカロテン
  • 葉酸
  • カリウム
  • カルシウム
  • ビタミンC
  • ビタミンK

が含まれています。

栄養価がとても高く抗酸化作用の高いβカロテン、ビタミンCが含まれています。

また、ポリフェノールの一種であるアピインという物質も抗酸化作用を持っています。

ぜひ抗酸化作用を持つ要素を多く持つパセリを食べさせてあげましょう!

グリンピース

グリンピースには、

  • 水分
  • 亜鉛
  • 炭水化物
  • タンパク質
  • ビタミン

が含まれています。

他の野菜にはなかなか含まれていない亜鉛が成分として含まれています。

亜鉛は免疫力の向上、抗酸化作用、毛艶や毛並みを良くするなどの作用があります。

生のままであったり、薄皮が残っていると消化の妨げになりますので、しっかりと加熱し粒はすりつぶして与えるようにしましょう!

愛犬に食べさせていけない食べ物

人間にとっては当たり前でも犬にとって危険な食べ物はたくさんあります。

中毒症状がひどい場合、最悪命を落とすこともありますので注意が必要です。

ここからは、愛犬に食べさせてはいけない食べ物を紹介していきますのでぜひ読んでみて愛犬の健康な食生活のための知識をつけましょう!

ねぎ類

犬にネギ類を与えてしまうとネギに含まれる「アリルプロピルジスルフィド」という成分が赤血球を壊してしまい、溶血性貧血や血尿、急性腎不全を発症してしまいます。

惣菜パンや丼などにもネギ類は含まれていることがありますので、日頃から愛犬に与えるものには注意しましょう!

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アボカド

アボカドの葉、皮、種子、果肉には、「ペルシン」と呼ばれる殺菌作用を持つ成分が含まれています。

この「ペルシン」は人間には無毒ですが、犬には有毒な成分です。

また、アボカドは高脂肪かつカロリーも高いため食べさせるとお腹の調子を崩してしまうことが多いです。

種子も大きくもし食べた場合には、腸閉塞なども起こす可能性がありますので犬にはアボカドを与えないようにしましょう!

 

ぎんなん

ぎんなんは、犬に中毒症状を引き起こす「ギンコトキシン」と呼ばれる物質を含んでいます。

そのため、もし犬がぎんなんを食べてしまうと痙攣発作などの神経症状を起こします。

また、ぎんなんの皮には、皮膚炎を引き起こす「ギンコライド」と呼ばれる物質も含まれているので接触するだけで皮膚炎や発疹を起こす可能性があります。

犬の生活環境にはぎんなんは近づけないように心がけましょう!

なす

なすには「ナスニン」と呼ばれる強い抗酸化作用を持つ成分も含まれており、がん予防など健康に良い働きを示してくれる場合もあります。

そのため、愛犬になすを少量与えても大丈夫ですが、多量のなすを犬に与えることは避けてあげましょう!

なすには、「アルカロイド」と呼ばれる成分が含まれており、犬にとってこの成分は有毒です。

「アルカロイド」の多量摂取により下痢や嘔吐を起こしますので、与えすぎにはくれぐれも注意しましょう!

にら

にらは「アリシン」と呼ばれる物質を含んでおり、犬がにらを食べると赤血球が破壊されてしまい、貧血や血尿、急性腎不全などの症状があらわれます。

生のにらだけでなく、加熱したものでも同様の中毒症状が認められますので、人間の料理を与える場合には、にらの成分が含まれていないかどうかチェックしてあげましょう!

にんにく

にんにくには、ネギ類と同様に「アリルプロピルジスルフィド」を含んでいる食材です。

犬が食べると赤血球が破壊され、

  • 貧血
  • 血尿
  • 急性腎不全

などの重篤な症状が現れます。

ネギ類やにらと同様に加熱しても中毒症状が認められる場合がありますので、愛犬に与えるものに、ニンニクが含まれていないかどうかをしっかりチェックしましょう!

ごぼう

ごぼうは、犬にとって有害な成分は含んではいないのですが、愛犬の普段の食事に与えることはおすすめできません。

食物繊維が多く、硬い食材であるため多量に食べすぎるとお腹の調子を崩し嘔吐や下痢が認められることもあります。

ごぼうを愛犬に与える場合、ごく少量で細かく刻んで与えるようにしましょう!

とろろいも

とろろいもは、愛犬に与えても大丈夫な食材ですが、シュウ酸カルシウムの含有量が高いため尿管結石や膀胱結石などの尿路結石を形成しやすくなる傾向があります。

とろろいもには整腸作用がありますので、少量与える程度ならば問題ないですが、過去に尿路結石になったことがある子には与えない方が良いでしょう。

愛犬に野菜の加工品をあげていい?

基本的に愛犬に野菜の加工品を与えても良いです。

しかし、塩や砂糖、油などを使っていない無添加のものを与えるようにしましょう。

こういった添加物が含まれている物は、高血圧や肥満の原因になりますので注意が必要です。

野菜ジュース

野菜ジュースは無添加の物であれば愛犬に与えても良いです。

野菜ジュースの中には、砂糖を使って甘味を出している物もあるので注意してください。

水を飲みたがらない子でも野菜ジュースは飲む子もいますので、夏場の水分補給や熱中症の予防に使うこともおすすめです。

野菜チップス

野菜チップスは、油の量に注意してあげてください。

人間が食べる野菜チップスは油が含まれているので犬にはおすすめできません。

犬用の野菜チップスなど油の量が少なめ、または全く使われていないものが理想的です。

手作りの野菜チップスの中には、ノンフライで電子レンジで作れるものもありますので、愛犬のおやつとして最適です。

ぜひ試してみてください。

愛犬におすすめの野菜を使ったおやつ

犬のおやつの中には、野菜を使ったおやつも多く販売されています。

美味しい味を楽しみながら栄養補給できるので、愛犬のご褒美や普段の食事にトッピングすることもおすすめです。

ここからは、犬におすすめの野菜を使ったおやつを3つ紹介していきます。

ぜひ、愛犬のおやつに迷われている方は参考にしてください。

素材そのまま さつまいも ひとくちタイプ150g

さつまいもで作られている一口タイプのおやつです。

さつまいもは、食物繊維やビタミンC、ビタミンEなどの抗酸化作用を持つビタミンを多量に含んでいます。

また、甘味もあり一口サイズですので、お口の小さな愛犬も喜んで食べてくれるおやつとなるでしょう。

素材そのまま さつまいも ひとくちタイプ150g

ドッドわんフリーズドライ野菜 かぼちゃ・さつまいも

かぼちゃとさつまいもを使った犬用おやつです。

かぼちゃとさつまいもを蒸すことで、甘味を出しフリーズドライによって栄養を保ったまま犬が食べやすいサクサクの食感に仕上がっています。

甘味があり野菜が苦手な愛犬も美味しく食べることができるおすすめのおやつです。

ドッドわんフリーズドライ野菜 かぼちゃ・さつまいも

スムージートリーツ りんごとさつまいも

りんごとさつまいもを使った犬用おやつです。

食物繊維が多量に含まれており、乳酸菌も配合しているためお腹にも優しい作りになっています。

また柔らかい食感にもなっていますので、噛む力が弱い老犬にもおすすめできるおやつとなっています。

ぜひ試してみてください。

スムージートリーツ りんごとさつまいも

愛犬に野菜をあげる時の注意点

野菜は犬の健康に良いビタミンやミネラル、食物繊維を含んでいます。

しかし、愛犬に野菜をあげる時には様々な注意点が存在します。

ここからは愛犬に野菜を与える際のポイントについてそれぞれ解説していきます。

細かく刻んであげる

愛犬に野菜を与える場合には、細かく刻んであげるようにしましょう。

野菜の多くは、食物繊維を多量に含んでおり一気に摂取してしまうと消化管に負担をかけてしまいます。

また、多くの野菜は硬く喉に詰まらせる場合もあるので、与える際は細かく刻んであげましょう。

アレルギーがないか確認

野菜の中には犬にアレルギーを引き起こすものもあります。

トマトや、きゅうり、にんじん、じゃがいもなど様々な野菜でアレルギーを起こす可能性がありますので、愛犬に初めて与える場合にはアレルギーが起きないか注意して少量ずつ与えるようにしましょう。

調味料は使わない

犬に野菜を与える際には、油や塩、こしょうなど調味料で味付けしたものは与えないようにしましょう。

調味料は、人間にとってはちょうど良い分量でも愛犬の小さな体には負担が大きすぎることもあります。

また、油や塩、こしょうの過剰摂取は高血圧や肥満に繋がりますので注意が必要です。

種、皮、芯、ヘタは取り除く

種や皮、芯、ヘタは繊維を多く含んでおり、消化吸収しづらい部位になります。

これらの部位を与えてしまうと消化管の中で詰まってしまったり嘔吐や下痢の原因になることがあります。

野菜を与える時には、しっかりと種や皮、芯、ヘタを取り除いてから与えるようにしましょう。

初めて与える時は少しずつ

愛犬に野菜を初めて与える時には、少しずつ与えるようにしましょう。

野菜によっては、愛犬に与えるとアレルギーを発症したり、うまく消化することができないものがあるかもしれません。

多量に与えすぎるとお腹を壊したりアレルギー症状で苦しむ場合もありますので注意が必要です。

与えすぎない

犬は肉食に近い動物ですので野菜の消化が苦手です。

さらに野菜に含まれる食物繊維は摂取しすぎるとお腹の調子を壊す原因になります。

愛犬のためにも、野菜を与える際には、おやつやトッピング程度の量を与えるようにしてあげましょう。

愛犬に与えて良い果物

果物はビタミンや食物繊維を多量に含んでいるをあり、体の中の炎症を抑えたり腸内環境を整えてくれます。

また、甘味もあり犬も喜んで食べてくれるものが多いです。

ここからは、愛犬に与えても良い果物について解説していきます。

いちご

いちごには、ビタミンC、食物繊維、アントシアニンが含まれています。

ビタミンCは抗酸化作用のあるビタミンであり、体の中の炎症を抑えてくれます。

また、アントシアニンはブルーベリーにも含まれている色素成分であり目の健康を支えてくれます。

愛犬の健康に役立つ成分を多く含んでますのでぜひ与えてあげましょう!

【獣医師監修】愛犬はいちごを食べていい!アレルギーや下痢への影響も

バナナ

バナナは、

  • カリウム
  • ビタミンC
  • マグネシウム

などのミネラルを多量に含んでいます。

カリウムは、体の中の塩分を排出しむくみをとってくれたり血圧を正常に維持する働きがあります。

マグネシウムはビタミン類の吸収を助ける働きのあるミネラルなどのビタミンCなどのビタミンをさらに吸収しやすくなります。

しかし、糖分も多く含んでいますので、与えすぎには注意しましょう!

【獣医師監修】愛犬にバナナを食べさせていい?適切な量や知っておくべきことを解説!

みかん

みかんの特徴は、多くのビタミンCを含んでいる果物であるという点です。

ビタミンCは抗酸化作用をもつビタミンであり、慢性疾患や肥満により発生した炎症を抑えてくれ、癌の発生を予防する効果があります。

しかし、薄皮部分の食物繊維や水分も含んでいますので与えすぎると下痢や嘔吐などの消化器症状を呈することがありますので注意しましょう!

【獣医師監修】犬はみかんを食べてもOK!皮や冷凍、ジュースはあげて良い?

メロン

メロンは、カリウムやβカロテンが多量に含まれている果物です。

カリウムは、体の中の塩分を排出しむくみをとってくれます。

またβカロテンは抗酸化作用を持つ成分であり、体の中の炎症を抑えてくれます。

しかし、糖分も多く含まれていますので肥満に気をつけている場合は与えすぎには注意しましょう!

【獣医師監修】愛犬はメロンを食べていい!与えていい量など解説

スイカ

スイカは、水分やカリウム、βカロテン、シトルリン、リコピンなどの成分が含まれています。

夏場の水分補給を目的に与えてあげるのも良いでしょう。

また、シトルリンは血管拡張作用があり、体の中の血流を良くし心臓の機能をサポートすることができます。

スイカは、水分の多い果物ですので与えすぎて下痢にならないように注意しましょう!

【獣医師監修】犬はスイカを食べれる!お手軽な手作りレシピもご紹介!

柿は、βカロテン、ビタミンC、カリウムを多く含んでいる果物です。

βカロテン、ビタミンCは抗酸化作用がある成分であり、体の中の炎症を抑え癌の発生を予防します。

また、カリウムは体の中の塩分を排出し血圧を正常に保つ働きがあります。

柿は犬にとっては、固く咀嚼しずらい果物になりますので細かくカットして喉に詰まらせないように注意しましょう!

【獣医師監修】犬は柿を食べれる!栄養素や腎臓への影響も解説

桃には、

  • カテキン
  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • カリウム
  • 食物繊維

が含まれています。

カテキンには、強い殺菌作用があり病気の予防や血圧のコントロール、血中のコレステロールを低下させる働きがあります。

ビタミンC、Eなどのビタミンも抗酸化作用を持つビタミンですので、がんの予防や体の中の炎症を抑えてくれます。

水分も多く含まれているので、水分補給としても使える果物です。ぜひ食べさせてあげましょう!

【獣医師監修】犬は桃を食べていい!缶詰や皮はいいのか、レシピも紹介

パイナップル

パイナップルには、

  • カロテン
  • カリウム
  • ビタミンB1、B2

などのビタミンを多く含んでいます。

ビタミンB1、B2は体の中のエネルギー代謝に必要なビタミンであり疲労回復にも効果があります。

他にも、疲労回復に役立つクエン酸と呼ばれる成分も含まれているので、散歩や運動後のデザートとして与えてあげても良いでしょう。

【獣医師監修】愛犬はパイナップルを食べていい!与える量やメリットを解説!

キウイ

キウイには、

  • アクチニジン
  • 食物繊維
  • カリウム
  • ビタミンC
  • ビタミンE

が多量に含まれています。

アクチニジンは、タンパク質分解酵素の一種でありタンパク質の消化吸収を手助けしてくれます。

また、食物繊維も他の果物に比べて多く含まれており、バナナの2倍量の食物繊維を含んでいます。

食物繊維は腸の調子を整える役割もあります。

このようにキウイは、食べ物の消化吸収を支えてくれる成分を多量に含んでいるので、腸の機能が弱い子にもおすすめできる果物です。

【獣医師監修】愛犬はキウイを食べれる!食べてはいけない部位や与え方を解説

梨は、基本的に犬に与えても良い果物であり、カリウムを多量に含んでいます。

カリウムは体の中の塩分を排出しむくみをとってくれる働きがあります。

水分も多い果物ですので、夏場のデザートとしてもおすすめです。

しかし、収穫前の梨にはアミグダリンと呼ばれる物質が含まれており、犬が食べると中毒症状を起こすことがありますので注意が必要です。

愛犬に梨を与える場合には、熟したものを与えるようにしましょう!

【獣医師監修】犬は梨を食べていい!効果や栄養、あげて良い量を解説!

マンゴー

マンゴーには、

  • βカロテン
  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • 葉酸
  • カリウム
  • 食物繊維

が多量に含まれています。

βカロテン、ビタミンC、ビタミンEなどの抗酸化作用を持つ成分は体の炎症を抑えます。

また、葉酸はビタミンB群の一つで赤血球の生産を助け、細胞の再生を促します。

マンゴーは栄養満点の果物ですのでぜひ食べさせてあげましょう!

 

栗には、

  • 炭水化物
  • ビタミンB1
  • ビタミンB2
  • ビタミンC
  • ビタミンA

などの成分が含まれています。

ビタミンB1、B2は体の中のエネルギー代謝を手助けするビタミンであり疲労回復に役立ちます。

また、ビタミンCは抗酸化作用を持つビタミンですので体の中の炎症を抑えることもできます。

しかし、炭水化物を多く含んでいますので、肥満傾向の子には多く与えすぎないように気をつけましょう!

【獣医師監修】愛犬は栗や栗の皮を食べてもいい?効果や注意点を解説!

愛犬に与えない方が良い果物

果物の中には、愛犬に与えない方が良い果物もあります。

中には、愛犬に与えると命を失うような事態になってしまうものもありますので注意が必要です。

それぞれについて解説していきます。

ぶどう

犬にぶどうは絶対に与えないようにしましょう。

ぶどうを犬が食べてしまうと急性腎不全を引き起こす可能性があります。

もし食べてしまった場合の中毒症状としては、嘔吐や下痢、食欲低下、震えなどが考えられます。

ぶどうは、甘味があり犬が好んで食べてしまうことも多いので気をつけてあげましょう!

【獣医師監修】愛犬にぶどうを食べさせないで!致死量や食べてしまった場合の処置も!

ブルーベリー

ブルーベリーは、

  • アントシアニン
  • ルテイン
  • ビタミンE

という抗酸化作用を持つ成分が多量に含まれています。

しかし、愛犬の体にとっても少量ならば効果がありますが、多量に与えすぎると嘔吐や下痢を引き起こしてしまう可能性があります。

また、原因はわかっていませんが、ブルーベリーにおいて中毒症状が認められる報告が多く認められています。

そのため、犬にブルーベリーを与えない方が良いでしょう。

【獣医師監修】愛犬にブルーベリーは食べさせたらダメ!中毒リスクや症状を解説!

いちじく

いちじくは、フィシンやソラレンなどの中毒症状を引き起こす物質が含まれています。

フィシンはタンパク質分解酵素の一種であり口内炎やヨダレを引き起こします。

また、ソラレンは、犬が摂取すると下痢や嘔吐などの消化器症状を引き起こすことが知られています。

このようにいちじくには、犬が食べてしまうと中毒症状を引き起こすような物質が多く含まれているので与えないようにしましょう!

愛犬に野菜をあげて毎日を健康に!

野菜の中には愛犬に与えてはいけないものもあり、与え方も細かく刻む必要があったりと処理に注意が必要です。

しかし、野菜はビタミン、ミネラル、食物繊維を多量に含み愛犬の健康維持に大きく役立ってくれます。

また、様々な食材を食べられることで愛犬の食に対する楽しみも増えていきます。

ぜひ、野菜を与えて愛犬の健康とQOLの向上を目指していきましょう!

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