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犬はとうもろこしを食べても大丈夫?何粒まで?体重別の量、芯を食べた時の対処、アレルギー・缶詰・コーン茶の注意点

最終更新: 2026.11.07
犬はとうもろこしを食べても大丈夫?何粒まで?体重別の量、芯を食べた時の対処、アレルギー・缶詰・コーン茶の注意点
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結論から言うと、犬はとうもろこしを食べても大丈夫です。とうもろこしは犬に中毒を起こす食材ではなく、ドッグフードの原材料に使われることもあります。与えるなら、塩を入れずに茹でるなどして加熱し、芯から外した粒を刻むかすりつぶして、少量にしましょう。量は1日の総カロリーの10%以内が上限の目安で、体重5kgの成犬なら茹でた粒で約39gまでです。いちばん気をつけたいのは芯です。芯は消化されず、胃や腸に詰まって手術が必要になることがあるので、絶対に与えないでください。芯を食べてしまった時は、元気そうに見えても、すぐに動物病院に連絡しましょう。

この記事では、とうもろこしの栄養と白米のごはん・さつまいもとの違い、体重別に与えていい量(何粒まで?の考え方)、茹で方と粒の外し方、芯を食べてしまった時の対処と受診の目安、生のとうもろこしや皮・ひげ、缶詰・コーンスープ・ポップコーン・とうもろこし茶の可否、注意が必要な犬、犬用のとうもろこしレシピをまとめました。

犬にとうもろこしを与えても大丈夫?まずは5つのポイント

とうもろこしは、犬が食べても中毒の心配がない食材です。ただし、人が食べる形のままでは犬に向きません。与える時は、次の5つを守りましょう。

ポイント 理由・注意すること
芯は絶対に与えない 芯は消化されず、胃や腸に詰まることがある。かじり取ったかけらでも危ない。食べ終わった芯はすぐに片づける
必ず加熱する 生の粒はかたく、消化しにくい。塩を入れずに茹でるか、蒸す・電子レンジで加熱して、やわらかくする
粒は刻むか、すりつぶす 粒の薄皮は消化されにくく、うんちにそのまま出てくることがある。小型犬や老犬はペースト状に
味付けしたものは与えない 焼きとうもろこしの醤油・バター、コーンスープ、ポップコーン、食塩入りの缶詰などは、塩分や脂質が多い
量は少なめ。初めては数粒から 1日の総カロリーの10%以内が上限。とうもろこしにアレルギーが出る犬もいるので、初めは様子を見る

とうもろこしの栄養とカロリー|白米のごはん・さつまいもと比べると

夏に出回る生のとうもろこしは、「スイートコーン」と呼ばれる甘みの強い品種を、粒がやわらかいうちに収穫したものです。主な成分は炭水化物で、野菜の中ではカロリーが高めです。下の表は100gあたりの値で、文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」によるものです。とうもろこしは食べられる粒の部分、白米はごはん、さつまいもは皮をむいて蒸したものの値です。

成分 とうもろこし(生) とうもろこし(ゆで) 白米のごはん さつまいも(皮なし・蒸し)
エネルギー 89kcal 95kcal 156kcal 131kcal
水分 77.1g 75.4g 60.0g 65.6g
たんぱく質 3.6g 3.5g 2.5g 1.2g
脂質 1.7g 1.7g 0.3g 0.2g
炭水化物 16.8g 18.6g 37.1g 31.9g
食物繊維総量 3.0g(水溶性0.3g・不溶性2.7g) 3.1g(水溶性0.3g・不溶性2.8g) 1.5g 2.3g(水溶性0.6g・不溶性1.7g)
カリウム 290mg 290mg 29mg 480mg
リン 100mg 100mg 34mg 47mg
食塩相当量 0g 0g 0g 0g

出典:文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」(スイートコーン 未熟種子 生・ゆで、こめ[水稲めし]精白米 うるち米、さつまいも 塊根 皮なし 蒸し)。水溶性・不溶性の食物繊維はプロスキー変法の値です。白米のごはんの食物繊維総量は別の測定法(AOAC.2011.25法)による値のため、内訳は載せていません。

茹でたとうもろこしは100gあたり95kcalで、白米のごはん(156kcal)の約6割、蒸したさつまいも(131kcal)の約7割です。茹でたにんじん(28kcal)の3倍以上です。たんぱく質は3.5g、脂質は1.7gで、白米のごはんやさつまいもより少し多いものの、肉や魚に比べるとわずかです。

食物繊維は茹でたもので3.1gあり、その約9割が水に溶けない不溶性の食物繊維です。犬はとうもろこしの粒をあまりよく消化できず、粒の形のまま、うんちに出てくることがあります。粒を包む薄皮が消化されにくいためです。与える前に刻んだりすりつぶしたりして、薄皮を破っておきましょう。とうもろこしを食べることで、犬のお腹の調子や便通がどう変わるかは、はっきり確かめられていません。

カリウムは100gあたり290mgで、白米のごはん(29mg)より多く、蒸したさつまいも(480mg)より少なめです。リンは100mgで、白米のごはん(34mg)やさつまいも(47mg)の2倍以上あります。塩分(ナトリウム)はほとんど含みません。ほかの野菜の与え方は「犬が食べていい野菜・食べてはいけない野菜一覧|きのこ・生で与える時の注意点」、白米は「犬は白米(ごはん)を食べても大丈夫?体重別の量・与え方と注意点、下痢の時のおかゆ、毎日や白米だけはOK?」、さつまいもは「犬はさつまいもや皮を食べても大丈夫?簡単おやつレシピも紹介!」で解説しています。

犬に与えていいとうもろこしの量【体重別】

ドッグフードにトッピングしたり、おやつとして与えたりする場合は、1日の総カロリーの10%以内が上限の目安です。避妊・去勢済みで理想体型の成犬の場合、次のとおりです。

体重 1日の総カロリーの目安 茹でたとうもろこしの粒(10%以内)
2kg 約188kcal 約20g
3kg 約255kcal 約27g
4kg 約317kcal 約33g
5kg 約374kcal 約39g
6kg 約429kcal 約45g
8kg 約533kcal 約56g
10kg 約630kcal 約66g
15kg 約854kcal 約90g
20kg 約1,059kcal 約111g
30kg 約1,436kcal 約151g

計算条件:1日の総カロリー=70×体重(kg)の0.75乗×1.6(避妊・去勢済みの成犬)。茹でたとうもろこしは100gあたり95kcalで計算し、量は芯から外した粒の重さです。

表の量は「これ以上は与えない」という上限です。初めて与える時は、体に合うかを見るために数粒から始めましょう。翌日までうんちの状態や、体をかゆがっていないかを見て、変わりがなければ少しずつ増やします。シニア犬や太り気味の子、お腹をこわしやすい子は、上限より少なめにします。ほかのおやつも与える日は、おやつと合わせて10%以内に収めます。

とうもろこしを足した日は、そのぶんドッグフードを減らして、1日の合計カロリーが増えないようにします。手作りご飯の材料に使う場合は、肉や魚、ほかの野菜との割合で量を決めます。考え方は「犬の手作りご飯の始め方と注意点|栄養バランス・1日の量の計算・NG食材・切り替え方」をご覧ください。

とうもろこしは何粒まで?

「何粒まで」と粒の数で決めるのはおすすめしません。とうもろこしの粒の大きさや重さは、品種や育ち方によって大きく変わるからです。量は重さで考え、キッチンスケールで量るのが確実です。目安をつかみたい時は、一度、茹でた粒を10g量って、何粒になるか数えておくと、次から粒の数でおおよその量がわかります。

例えば体重5kgの成犬なら、上限は約39gなので、10gの粒のおよそ4倍までです。初めての時は、上限にかかわらず数粒にしておきましょう。

とうもろこしは毎日あげてもいい?

毎日与える必要はありません。与えるなら量を守り、うんちの状態が変わらないかを見ながらにしましょう。とうもろこしは炭水化物が中心で、とうもろこしだけでたんぱく質やビタミン・ミネラルがそろうわけではないので、主食の代わりにはなりません。毎日の主食は「総合栄養食」と表示されたドッグフードにし、とうもろこしは少し加える程度にしましょう。

とうもろこしの与え方|茹で方・粒の外し方・刻み方

とうもろこしは、加熱のしかたと粒の扱い方で、食べやすさが大きく変わります。次の手順で準備しましょう。

  1. 皮とひげを取る:外側の皮と、粒のすき間に残ったひげを取り除き、水で洗います。皮やひげは犬に与えずに捨てましょう。
  2. 塩を入れずに加熱する:たっぷりの湯で、粒がやわらかくなるまで茹でます(5分ほどが目安)。蒸したり、ラップで包んで電子レンジで加熱したりしてもかまいません。人が食べる分と一緒に茹でる時は、塩を入れる前に犬の分を取り分けましょう。
  3. 芯から粒を外す:粗熱が取れたら、包丁で芯に沿って粒をそぎ落とすか、手で粒を外します。芯はすぐにふた付きのゴミ箱に捨て、犬の届かないところに置きましょう。
  4. 刻むか、すりつぶす:粒の薄皮は消化されにくいので、包丁で細かく刻むか、すり鉢やフードプロセッサーでつぶして、薄皮を破ります。小型犬や子犬、噛む力が弱くなった老犬には、ペースト状にすると食べやすくなります。茶こしなどで裏ごしすると薄皮が取れて、さらになめらかになります。
  5. 人肌に冷まして、フードに混ぜる:指で触って温かいと感じる程度まで冷まし、いつものフードに混ぜます。

冷凍のカーネルコーン(粒だけを冷凍したもの)を使う時は、原材料表示を見て、食塩などで味付けされていないものを選び、茹でてから同じように刻みます。茹でたとうもろこしは、冷蔵なら翌日までに使い切りましょう。まとめて作った分は1回分ずつ小分けにして冷凍し、1週間以内に使い切ります(「【必見】犬の手作りご飯、トッピングは冷凍保存できる?保存期間は?」)。手作りご飯に使える食材とNGな調味料は「犬の手作りご飯の味付けはどうする?使える食材とNGな調味料一覧、塩・醤油・出汁(ほんだし)は使っていい?」にまとめています。

とうもろこしはトッピングに少しだけ。毎日の主食は栄養のそろったごはんを

とうもろこしは炭水化物が中心の食材なので、トッピングにほんの少し使う程度にして、毎日の主食は栄養のバランスが整った総合栄養食にするのが安心です。獣医師監修の手作りドッグフード「ココグルメ」は、国産のお肉・お野菜とお魚を加熱しただけの手作り品質で、総合栄養食の基準(AAFCO2016)を満たした冷凍のフレッシュドッグフードです。味付けはしておらず、酸化防止剤・発色剤・pH調整剤・保存料・着色料・調味料・香料の7つの添加物は使っていません。チキン&ベジタブル・ポーク&ブロッコリー・フィッシュ&パンプキン・ジビエ&ビーツ・ビーフ&スイートポテトの主食5メニューの原材料は、メニュー一覧で公開しています。主食5メニューの原材料にとうもろこしは入っていません。1袋100gの小分けで、1日の量は食事量計算で確認できます。とうもろこしをトッピングした日は、そのぶん主食を少し減らしましょう。今なら送料無料980円で試せます(単品の買い切り・15日間の全額返金保証付き)。

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犬がとうもろこしの芯を食べてしまった時の対処と受診の目安

芯が危ない理由

とうもろこし自体は犬にとって毒ではありませんが、芯(穂軸)は消化されません。かたくて繊維の多い芯は、丸ごとでも、かじり取ったかけらでも、胃の出口や腸の細いところに詰まることがあります。腸が詰まると、食べ物や水分が先に進めなくなります。詰まった部分の血の流れが悪くなると、腸が傷んだり、破れたりすることもあり、命に関わります。

英国獣医師会(BVA)は、バーベキューに関係するペットの事故の中で、とうもろこしの芯の誤食が最も多かったという獣医師への調査結果を公表し、芯を犬の届かないところに置くよう呼びかけています。英国で動物病院を運営する慈善団体PDSAも、芯が小腸に詰まり、小腸のおよそ半分を切り取る手術を受けた犬の例を報告しています。

すぐにやること

  1. 口の中に残っていれば取り出す:噛まれないように気をつけて、口に残ったかけらを取ります。嫌がる時は無理をしないでください。
  2. 残った芯を片づけて、食べた量を確かめる:犬がそれ以上食べないように片づけます。残っている芯の長さやかけらから、どのくらい食べたかを確かめます。
  3. 4つのことをメモする:何を(芯、皮、焼きとうもろこしなど)、どのくらい(芯1本、半分、かけら数個など)、いつ食べたか、犬の体重です。芯に刺す持ち手(コーンホルダー)や串がなくなっていないかも確かめましょう。
  4. 動物病院に電話する:元気そうに見えても、すぐに電話で相談します。夜間や休日は、夜間救急の動物病院に連絡しましょう。
  5. 獣医師の指示に従って受診する:受診する時は、メモと、残った芯を持っていくと伝わりやすくなります。

やってはいけないこと

  • 家で無理に吐かせない:塩や塩水を飲ませたり、獣医師の指示なくオキシドール(過酸化水素水)を飲ませたりして吐かせようとするのはやめましょう。塩をたくさんとると、血液の中の塩分(ナトリウム)が高くなりすぎて、命に関わることがあります。かたい芯を吐き出そうとして、のど(食道)に引っかかると、胃や腸にある時よりも厄介なことになります。吐かせるかどうかは、獣医師が判断します。
  • 「元気だから」と様子見だけで済ませない:食べた直後は元気でも、数時間から数日たってから症状が出ることがあります(下で解説)。
  • 人の薬を飲ませない:下剤や吐き気止めなどを、獣医師の指示なく飲ませないでください。

動物病院を受診する目安

こんな時 どうする
芯を丸ごと、またはかけらを飲み込んだ(飲み込んだかもしれない) 元気でも、すぐに電話して受診の相談をする
小型犬や子犬が芯をかじって飲み込んだ 小さなかけらでも、すぐに電話して受診の相談をする
何度も吐く、吐こうとしても吐けない、よだれが多い 夜間や休日でも、すぐに受診する
食べない、元気がない、お腹を痛がる(触られるのを嫌がる) すぐに受診する
うんちが出ない・少ししか出ない、何度もいきむ、下痢をする すぐに受診する
せき込む、えずく、呼吸が苦しそう のどに詰まった疑いがある。すぐに受診する
食べてから数日たって、上のような様子が出てきた 芯を食べたことを伝えて、すぐに受診する
茹でた粒を少し多めに食べた(元気・食欲がある) 様子を見てよいことが多い。下痢や嘔吐が続く時は相談する
うんちに粒がそのまま出ていた(元気・食欲がある) 粒が消化されずに出ただけのことが多い。次からは刻むか、すりつぶして与える

症状は数時間〜数日たってから出ることも

芯が胃や腸に詰まるまでには、数時間から数日かかることがあります。食べた日の夜に吐き始めることもあれば、1〜3日ほどかけて少しずつ症状が出てくることもあります。芯が詰まりかけていても、しばらくはうんちが出ることがあるので、「うんちが出ているから大丈夫」とは言えません。

動物病院に相談して「様子を見てください」と言われた時も、数日は次のことを毎日確かめましょう。

  • 吐いていないか、吐こうとしていないか
  • 食欲と元気があるか(いつもより寝てばかりいないか)
  • お腹を触られるのを嫌がらないか
  • うんちが出ているか、量がいつもより少なくないか

ひとつでも気になる様子があれば、芯を食べたことを伝えて、すぐに受診してください。吐いた後の食事は「犬が吐いた後のご飯はどうする?何時間あける・食べていいもの一覧・量と受診の目安」で解説しています。

動物病院で行うこと

動物病院では、食べたものや時間、体の状態を聞いたうえで、レントゲン検査や超音波検査で、芯がどこにあるか、腸が詰まっていないかを調べます。そのうえで、次のような処置を行います。

  • 食べてから時間がたっておらず、芯が胃の中にある時は、薬で吐かせたり、内視鏡(口から入れるカメラ)で取り出したりすることがある。芯が大きいと内視鏡では取り出せず、お腹を開けて胃から取り出す手術になることもある
  • 芯が腸に詰まっている時は、お腹を開けて腸から取り出す手術を行う。腸が傷んでいれば、その部分を切り取ることもある
  • 体の状態が安定していて、芯が自然に出てくる見込みがある時は、入院して点滴をしながら、レントゲンで芯が進んでいるかを確かめることもある。出てこない時や、症状が悪くなった時は手術を行う

芯の誤食を防ぐには

  • 食べ終わった芯は、すぐにふた付きのゴミ箱に捨てる。生ごみの袋も、犬の届かないところに置く
  • 食卓やテーブルに、芯の残ったお皿を置いたままにしない
  • バーベキューやお祭りでは、焼きとうもろこしの芯や串、コーンホルダーを放置しない。公園などでは食べ残しを片づける
  • 散歩中に落ちている芯を拾い食いしないよう、リードを短めに持つ

生のとうもろこし・皮・ひげ・缶詰・加工品は大丈夫?与えていいもの・いけないもの

気をつけたいのは、芯や皮などの食べない部分と、人用に味付けした料理やお菓子です。

食べ物・食べ方 与えていい? 理由・ポイント
茹でる・蒸すなどして加熱した粒(味付けなし) 与えてよい(少量) 芯から外し、細かく刻むかすりつぶして、人肌に冷ましてから与える
生のとうもろこし 加熱してから与える 生の粒はかたく、加熱したものより消化しにくい
芯(穂軸) 絶対に与えない 消化されず、胃や腸に詰まることがある。かじり取ったかけらも危ない
外側の皮・ひげ 与えない かたい繊維で消化しにくく、たくさん飲み込むと詰まる原因になることがある
冷凍のカーネルコーン 原材料を確認して少量 食塩などで味付けされていないものを選び、茹でてから刻む
コーン缶詰(ホールカーネル) 食塩無添加のものなら少量 食塩を加えたものが多く、成分表の値は100gあたり食塩相当量0.5g。「食塩無添加」と書かれたものを選び、缶の汁は使わない
コーン缶詰(クリームスタイル) 与えない 100gあたり食塩相当量0.7g。砂糖やでん粉を加えた商品もある
コーンスープ・コーンポタージュ 与えない 牛乳やバター、塩で味付けされ、玉ねぎが入っていることがある。コーンクリームスープは100gあたり食塩相当量0.9g(推定値)、粉末タイプは7.1g
焼きとうもろこし 与えない 醤油(こいくちしょうゆは100gあたり食塩相当量14.5g)やバター(有塩バターは100gあたり脂質81.0g・食塩相当量1.9g)で味付けされ、芯もついている
ポップコーン 与えない 油や塩、バターを使ったものが多い。成分表のポップコーンは100gあたり脂質22.8g・食塩相当量1.4g。はじけていない粒は、歯にはさまったり、のどに詰まったりすることがある
コーンフレーク 与えない 100gあたり食塩相当量2.1g。砂糖をまぶした商品も多い
揚げたとうもろこし・コーンスナック 与えない 油で揚げて塩などで味付けしたものが多い。ジャイアントコーン(フライ・味付け)は100gあたり脂質11.8g・食塩相当量1.1g。かたく乾いた粒は丸飲みしやすい
ヤングコーン 加熱して刻めば少量 若いうちに収穫したもので、やわらかい芯ごと食べられる。100gあたり29kcal。茹でて細かく刻む。水煮の缶詰や瓶詰は食塩を確認する
とうもろこし茶(コーン茶)・ひげ茶 無理に与えない 人の飲み物。与えるなら、原材料がとうもろこしだけのものを冷まして、なめる程度に(下で解説)

出典:文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」(スイートコーン 缶詰 ホールカーネルスタイル・クリームスタイル、ヤングコーン 幼雌穂 生、コーンクリームスープ、コーンクリームスープ 粉末タイプ、こいくちしょうゆ、有塩バター、とうもろこし ポップコーン・コーンフレーク・ジャイアントコーン フライ 味付け)。コーンクリームスープの値は推定値です。

特に注意したいのが、コーンスープやコーンポタージュ、とうもろこしのかき揚げなど、玉ねぎを一緒に使うことがある料理です。玉ねぎは加熱しても犬に中毒を起こします。詳しくは「少量でも危険!犬が玉ねぎを食べた時の対処法-致死量や症状も」をご覧ください。

とうもろこし茶(コーン茶)やひげ茶は犬に飲ませてもいい?

とうもろこし茶は、とうもろこしの実を焙煎して煮出したお茶です。とうもろこしのひげを使ったひげ茶や、ひげをブレンドした商品もあります。どれも人の飲み物として売られているもので、犬に飲ませる必要はありません。ふだんの水分は、新鮮な水で十分です。

もし与えるなら、原材料がとうもろこしだけのものを選び、冷ましてから、なめる程度のごく少量にしましょう。ペットボトルのお茶には、香料などを加えたものもあるので、原材料を必ず確認します。緑茶や紅茶、コーヒーなど、カフェインを含む飲み物は与えないでください。カフェインは、犬に嘔吐や下痢、落ち着きがなくなる、ふるえなどの症状を起こすことがあります。

注意が必要な犬|子犬・老犬・お腹の弱い子・アレルギー・糖尿病や肥満・腎臓病

犬用とうもろこしレシピ|ささみ・鶏むね肉のトッピング

ここでは、味付けをしない簡単なトッピングを2つ紹介します。分量は、体重5kgの成犬(避妊・去勢済み)のトッピング1日分です。材料の重さは、どれも加熱する前(生)の重さです。初めてとうもろこしを与える時は、とうもろこしを数粒に減らして試しましょう。作ったものは冷蔵して、翌日までに使い切ります。

ささみととうもろこし・キャベツのやわらか煮

ささみととうもろこし、キャベツを、油も調味料も使わずに水で煮るだけのトッピングです。体重5kgの成犬のトッピング1日分で、エネルギーは約31kcalです。

材料(体重5kgの成犬のトッピング1日分)

  • 鶏ささみ(筋を取る):20g
  • とうもろこしの粒(生、または冷凍のカーネルコーン):10g
  • キャベツ(葉の部分):10g
  • 水:100mlほど

作り方

  1. とうもろこしは皮とひげを取り、包丁で芯から粒をそぎ落とします。芯はすぐにふた付きのゴミ箱に捨てましょう。冷凍のカーネルコーンなら、そのまま使えます。
  2. キャベツは5mm角に切ります。ささみは筋を取り、5mm角ほどに小さく切ります。
  3. 小鍋に水100mlと、とうもろこしの粒、キャベツを入れて火にかけ、沸騰したら弱火にして5分ほど煮ます。
  4. ささみを加え、アクを取りながら、さらに5分ほど煮ます。ささみを1切れ割って、中にピンク色が残っていないか確かめます。
  5. 火を止めて人肌に冷まします。とうもろこしの粒を包丁で細かく刻むか、フォークの背でつぶして薄皮を破り、煮汁ごといつものフードにのせます。

エネルギーは約31kcalです(ささみ20gで約20kcal、とうもろこし10gで約9kcal、キャベツ10gで約2kcal。どれも生の重さで計算)。体重5kgの成犬の1日の総カロリーの目安(約374kcal)の約8%にあたるので、この日はほかのおやつやトッピングは控えめにして、フードを少し減らしましょう。体重2kgの子は半量、10kgの子は1.5倍くらいまでにします。ささみの下ごしらえは「犬にささみは大丈夫?1日の量の目安と茹で方・保存、毎日あげていい?腎臓病や膵炎の子は【獣医師監修】」、ほかのささみレシピは「犬のささみレシピ8選|簡単な手作りご飯と老犬・子犬向け、誕生日ケーキやおやつ、1日の量も」で紹介しています。

鶏むね肉ととうもろこしのなめらかペースト

茹でたとうもろこしと鶏むね肉を、煮汁ごとなめらかにしたトッピングです。噛む力が弱くなった老犬や、小型犬にも食べやすい形です。体重5kgの成犬のトッピング1日分で、エネルギーは約29kcalです。

材料(体重5kgの成犬のトッピング1日分)

  • 鶏むね肉(皮なし):15g
  • とうもろこしの粒(生、または冷凍のカーネルコーン):15g
  • 水:80mlほど

作り方

  1. とうもろこしは皮とひげを取り、包丁で芯から粒をそぎ落とします。芯はすぐにふた付きのゴミ箱に捨てましょう。
  2. 鶏むね肉は脂を取り除いて5mm角に切ります。
  3. 小鍋に水80mlと、とうもろこしの粒を入れて火にかけ、沸騰したら弱火にして5分ほど煮ます。
  4. 鶏むね肉を加え、アクを取りながら、中まで火が通るまで5分ほど煮ます。肉を1切れ割って、ピンク色が残っていないか確かめます。
  5. 火を止めて人肌に冷まし、煮汁ごとフードプロセッサーかすり鉢でなめらかにして、いつものフードにのせます。茶こしなどで裏ごしすると、とうもろこしの薄皮が取れて、さらに食べやすくなります。

エネルギーは約29kcalです(鶏むね肉15gで約16kcal、とうもろこし15gで約13kcal。どれも生の重さで計算)。体重5kgの成犬の1日の総カロリーの目安の約8%にあたります。フードプロセッサーがない時は、包丁でできるだけ細かく刻んでから、スプーンの背でつぶしましょう。鶏むね肉の与え方は「犬は鶏むね肉を食べても大丈夫?体重別の量・茹で方・ささみとの違い、毎日や茹で汁はOK?」で解説しています。

犬ととうもろこしでよくある質問

犬にとうもろこしをあげても大丈夫ですか?

はい、犬はとうもろこしを食べても大丈夫です。犬に中毒を起こす食材ではありません。ただし、生の粒はかたく消化しにくいので、塩を入れずに茹でるなどして加熱し、芯から外した粒を細かく刻むかすりつぶしてから、少量を与えましょう。芯は消化されず、胃や腸に詰まることがあるので、絶対に与えないでください。

犬にとうもろこしは何粒(どのくらいの量)あげていいですか?

粒の大きさはとうもろこしによって大きく変わるので、量は粒の数ではなく重さで考えましょう。上限の目安は1日の総カロリーの10%以内で、避妊・去勢済みの成犬なら、茹でた粒で体重3kgは約27g、5kgは約39g、10kgは約66g、20kgは約111gまでです。初めての時は数粒から試しましょう。

犬がとうもろこしの芯を食べてしまいました。元気なら様子を見てもいいですか?

いいえ、元気そうに見えても、すぐに動物病院に電話して相談してください。とうもろこしの芯は消化されず、胃や腸に詰まって、手術が必要になることがあります。詰まるまでに数時間から数日かかることがあり、食べた直後は元気でも、あとから症状が出ることがあります。塩などを使って家で吐かせるのはやめましょう。

とうもろこしの芯を食べたあと、吐くなどの症状はいつ出ますか?

食べた日の夜に吐き始めることもあれば、1〜3日ほどかけて少しずつ症状が出てくることもあります。何度も吐く、吐こうとしても吐けない、食べない、元気がない、お腹を痛がる、うんちが出ない・少ないといった様子は、芯が詰まっているサインかもしれません。うんちが出ていても安心はできないので、芯を食べたことを伝えて、すぐに受診してください。

犬はとうもろこしアレルギーになりますか?

なることがあります。皮膚に症状が出る犬の食物アレルギーの報告をまとめた論文では、297頭のうち、とうもろこしが原因に含まれていたのは13頭(4%)で、牛肉(34%)や乳製品(17%)、鶏肉(15%)、小麦(13%)より少ない割合でした。初めて与えたあとに体をかゆがる、目や口のまわりが赤くなる、吐く、下痢をするといった様子があれば、与えるのをやめて獣医師に相談しましょう。

とうもろこし茶(コーン茶)は犬に飲ませてもいいですか?

とうもろこし茶は人の飲み物として売られているもので、犬に飲ませる必要はありません。ふだんの水分は新鮮な水で十分です。与えるなら、原材料がとうもろこしだけのものを冷まして、なめる程度のごく少量にしましょう。香料などを加えた商品もあるので、原材料を確認してください。緑茶などカフェインを含むお茶は与えないでください。

とうもろこしの形のおもちゃや、本物の芯をかじらせても大丈夫ですか?

本物のとうもろこしの芯は、おもちゃにしないでください。かじり取ったかけらを飲み込むと、胃や腸に詰まることがあります。とうもろこしの形をした犬用のおもちゃや、とうもろこしを原料にした噛むおもちゃは、愛犬の大きさや噛む力に合ったものを選び、遊ぶ時はそばで見守りましょう。小さくなったり壊れたりしたら、飲み込む前に取り替えます。

まとめ:とうもろこしは「加熱・芯から外して刻む・少量」で。芯は絶対に与えない

とうもろこしは、犬が食べても大丈夫な食材です。皮とひげを取って塩を入れずに茹で、芯から外した粒を細かく刻むかすりつぶし、人肌に冷ましてから与えましょう。量は1日の総カロリーの10%以内が上限で、体重5kgの成犬なら茹でた粒で約39gまでです。粒の大きさはとうもろこしによって変わるので、量は粒の数ではなく重さで考え、初めては数粒から試します。

芯は消化されず、胃や腸に詰まって手術が必要になることがあります。芯を食べてしまった時は、元気でも家で吐かせたりせず、すぐに動物病院に電話しましょう。焼きとうもろこしやコーンスープ、ポップコーン、コーンフレークなど、人用に味付けしたものも与えないでください。子犬や老犬、お腹の弱い子、アレルギーのある子、糖尿病や腎臓病で食事を管理している子は、量を控えめにするか、獣医師に相談してから与えましょう。ほかの野菜の与え方は「犬が食べていい野菜・食べてはいけない野菜一覧|きのこ・生で与える時の注意点」もご覧ください。

<参考>

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